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[20230107]駅周辺はマンション開発ラッシュ

最近、小田原駅周辺は新築マンションの開発が進んでいる。
とはいえ、もともと駅周辺は用地が限られており、かつ天守閣の標高(68.3m)より高い建築物は建てられない、
という制約があることから、大規模な開発とはなりづらい。
建築物の高さに関する制約は、以下のリンクがわかりやすい。

把握している範囲で、
・新幹線ビルの跡地
・オービックビルの跡地
・緑町エリア
の3ヶ所あるが、これに加えてEPO・APRIの跡地に19階建の新築マンションが建設されることが判明している。
ここ1,2年の移住ブームに乗っかったものかとも思われるかもしれないが、
そのような時間軸でマンション建設は決められるものではないことから、
時代のニーズにハマったというところが正確であろう。
ただし、当初想定の販売価格より、高値で取引されている可能性は否定できない。
都心でマンションを購入しようとすると、平均7,000万円の時代である。
上記で挙げた建築中のマンションの一部も、
平均価格帯は都心よりは安価ではあるものの、
条件が良い部屋についてはさほど遜色ない金額で取引されているという認識であるから、
都心から離れれば安く住宅が手に入るという思い込みは間違いである。
小田原はやはり地方都市としては、かなり条件に恵まれた都市であることは間違いない。
そもそも新幹線が停車する駅は限られているし、
かつ都内から30分程度であれば、大宮か小田原か、といったところであろう。
新幹線通勤を認めている企業は少ないであろうが、
認められていないとしても多少の出費を我慢すれば新幹線定期は手に入る。
小田原〜東京であれば、普通電車の定期代にプラス10万円程度で3ヶ月の新幹線定期が手に入る。
1ヶ月にならせば3.3万円程度である。
ただ、都心と住宅にかかる費用が変わらないのであれば、
都心に住むよりも生活費がかかってしまう、
ということになる。
話は戻すが、新築マンション戸数は少ないとはいえ、
街の景観や眺望を意識しつつ、開発は進めて欲しいと思う。
高層マンションが建設され過ぎて、
街の景観も統一感がなくなり、ビルの隙間風が凄まじいエリアも存在する。
そのようなエリアとは都市形成の過程や背景が全く異なるが、
小田原駅周辺には観光資源も多いことから、
そうした良さを活かし、調和した街開発を進めて欲しいと願う。
文責:株式会社おだわらコンサルティング

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