みえる化をもっとたのしく【01】
家計簿をはじめるなら
「個人的な目的を持ってはじめてほしい」と考えています。
なぜ目的を決めるのか?
目的は何でもよいです、大きいことでも、小さいことでも、1つでなくても構いません。
因みに「私自身はどうだったか」は、最後にお伝えするとして、もし可能ならばポジティブな目的を入れてほしいところです。
例えば、以下のように少し先の将来ことでも、日々のことでも大丈夫です。
住宅購入資金として●年後までに1000万円貯める
月々の生活費を見直したい
とか。どちらもOKです。もしくは両方でも構いません。
なぜ目的を決めるのか?
なぜなら、家計簿をつけはじめると
「無駄遣いに気づいた」
「思った以上に使っている」
そんな現実がみえて、
「家計簿を続けるのがツライ」
「なかなか続かない」
「挫折した」
となる人も多いようです。
だから、なんのためにつけているのか?
ここが漠然としていると、イヤになってやめてしまうでしょう。
でも、ここが耐えどころ。
グッと、我慢して家計簿をつけ続けてほしいのです。
だから「目的を持って」はじめてください。
その目的のためだと、自分に言い聞かせてくだいさい。
手始めに3ヶ月間からはじめてみよう
最初から長期を目標にする必要はありません。
1年間なんて言う人もいますが、長すぎます。
個人的には最初の目標は、まずは3ヶ月間。
それを目標につけてみましょう。
それで、月々、なにに使用しているのか、支出の傾向が見えてきます。
すると改善点も見えてきて、家計の改善に繋がっていきます。
次に目指したいのは「月々の手取収入>月々の総支出」となる状態です。つまり黒字化したいわけです。
現状、すでに黒字の人は、黒字幅をもっと大きくできないか?
逆に赤字の人は、いかにして黒字化へ転換するか?
そこを家計簿から考えていく必要があります。
家計簿は、家計管理の基本ツールです。
そして、資産形成の基本は家計管理にあります。
家計管理ができて、月々の貯蓄が行えるようになり、そこから月々の運用資金を確保して、はじめて資産運用も行えるようになります。
だから、家計簿が続けられないと、家計管理が続かないことになります。
すると資産形成のベースができないこととなり、その先の貯蓄や運用がはじめられないのです。
あなたも家計簿をはじめてみませんか?
家計簿は、資産形成の基本ツールとして必須の道具となります。
だから「個人的な目的を持って」家計簿をつけはじめて、そして続けてほしいと思います。
私自身は40歳目前から本格的に資産形成に向き合いました。それ以前に企業型DCで投資をはじめていたのだから、もっと早くからやればよかったと後悔したものです。
それはさておき、私は資産形成の初期段階で家計管理のため、家計簿もつけはじめました。
その際の基本的な目的として、以下の事項を考えていました。
50歳の時に金融資産3000万円を保有すること。
月々の固定費の削減を図ること。
銀行やカード会社、証券会社などと家計簿アプリの連動を充分に行うこと。
変動費については、ぼちぼち無駄遣いをしないように気をつけよう。
「1」については長期的な目標、「2、3」については最初だけ頑張ればあとの負担は少ない事項、「4」については継続的な管理が必要ですが、資産が徐々に増えていく様子を見ているとあまり負担を感じず、むしろもっと削れるところはないかと思案したほどでした。
結果的に、家計管理の手間は感じても、資産形成が進んでいる実感がそれより勝りました。
家計簿をつけ続けられるようモチベーションを保つため、ぜひ個人的な目的を持ってください。
まずはあなたも家計簿をはじめてみませんか?
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