ワクチン接種で感染者が減らない理由の一つについて

以下は、6月1日に某サイトに投稿したコメントです。

>ウィルスのピークアウトについての疑問から。

例えば、大阪は減ってます。東京も減りつつある。愛知はやっとピークを過ぎた? 沖縄は正にピーク。

日本と、アメリカと、インドでは、ピークアウトの人数が桁違いなので、ピークアウトがどういう原理で起きて、それがいつなのか分かりにくい。

感染者の数がある集団や地域で一定数を超えるとピークアウトして感染者は減るという仮説があるとしたら、感染者数は、ある一定数の集団の数に比例するのだと思います。

ある一定数の集団をクラスターと呼ぶ事にすると、1クラスターのキャパシティーはほぼ同じで、クラスターの数がこの国や地域の感染者数を決めるということではないかと思います。

例えば、人口100人の地区でクラスターが20人になるとピークアウトするとしたら、感染者1000人は、クラスターが50あったという事。20×50=1000。

感染者10万人は、クラスターが5000個あるという事。

これは、正確に感染者の拡大が追跡できれば、そんなシミュレーションが可能になるかもしれません。

自粛でピークアウトするわけではない。クラスターがある一定の密度を越えるとピークアウトするとしたら、アメリカやイギリスの感染者減の要因は、たくさんあったクラスターが数がワクチンの効果で増えなかったことにあります。

それぞれのクラスター内では密度の高さでピークアウトした。

一つのクラスター内でそれぞれピークアウトしても、その隣の集団に感染してクラスターを作る状況が感染拡大。

という事は、接触機会を減らす事は感染防止に効果がある。ワクチン接種も同様です。

米英に比べると、ドイツのピークアウトが遅れたのは、それまでのクラスターが少なく、クラスター間の距離があった。インドはそれが顕著でクラスターが少なかったところに変異型が現れたので急拡大した。

という事は、日本で移動が比較的少ない高齢者へのワクチン接種が済んでも、クラスター内のピークアウト速度は同じ。

若者のワクチン接種が終わるまでは、接触制限は、必要だという事になる。同時に感染者が例え減っても若者など国民多数への早急なワクチン接種は必要になります。

もう一つの対策は、プール検査の拡大によるクラスターの早期発見と隔離リソースの完備です。

でもそんな話は、ワクチン接種を急ぐ声にかき消される気がします。

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