年明けにデスク周りを改造したので、ついでに機材も紹介していく。(3)
1回目の記事はこちらから。(デスク周り編)
2回目の記事はこちらから。(マイク、アコギ編)
連載にする予定もなかったんですが、気付けば3回目に。
1記事があんまり長いのもどうかな、という自分なりの気遣いと、
記事書くのも思った以上に時間がかかるよ、という言い訳で、
こうなりました。笑 個人的には連載って好きだから、いいか。
3回目の今回は、所持している楽器紹介の続き。
前回はアコースティックギター(Gibson J-45)を紹介しました。
ライブ活動のメインは「万貴音」で、その9割ぐらいは
ギター弾いて歌ってるので、メイン楽器はアコギなんですね。
なんだけど、他にも楽器を持っています。
簡単にご紹介。あんまり細かい紹介は出来ないのだ。笑
・アコースティックギター、クラシックギター。
和室にギターはよく似合う。斉藤和義「ジレンマ」の影響だと思います。
左は前回紹介したので割愛します。
右はYAMAHAのクラシックギター。借り物というか、預かり物です。
(ポップスジャンルでは「ガットギター」と呼ばれることも多い)
フォークギターとの大きな違いは、
・ナイロン弦が張ってある(フォークギターは金属弦)
・ネックが太い(クラシックではピックを使わないため?)
ですね。
歌のお供としてコードをジャカジャカ鳴らす目的ではなく、
メロディをとる楽器としての側面がこのフォルムなんだと思います。
ネックも12フレットでボディにジョイントされてるのもポイント。
(フォークギター、エレキギターは基本的に15フレットです)
フォークギターのシャリっとした煌びやかな音と比較して、
ナイロン弦のガットギターは丸くて柔らかい音がします。
生音で演奏する場合は結構雰囲気変わって魅力的な楽器。
ただ、エレアコ仕様にはなっていないので、シールドを挿して
ライン出力することが出来ないんですねー。
エレアコ、一本欲しいっす。
・エレキギター。
左はEpiphoneのレスポールタイプ(チェリーサンバースト)、
右はFender Japanのストラトキャスター(サンバースト)。
右は弟からの借り物です。
かつてHi-STANDARDにめちゃくちゃ憧れてた影響もあって、
高校入学時の祝いで親から買ってもらったのが左のレスポール。
まあほんとエントリーモデルのものなんですけど、
今でもずーっと使ってます。本家本元のレスポールも欲しいけどね。
Epiphoneといえば有名なのが、やっぱり「Casino」。
ビートルズやOASISのノエル・ギャラガーが使ってます。
自分が扱うジャンル的には、右のストラトでRECすることが多いです。
骨太な音でノイズの少ないレスポールに比べて、
よりシャキッとした歯切れのいい音が得意なのがこっち。
細かく刻むカッティングや、キレイめアルペジオとか。
いずれにしろ、特にエレキギターは音作り次第ではあるんですが、
曲の雰囲気や狙いに合わせて楽器をチョイスします。
実家に置いて来てますが、これまた借り物で、
Ibanezのフルアコもあります。むかーしレコーディングで使ってた。
よりグレードの高いレスポール/ストラトも欲しいんだけど、
これをメインにしてライブでガンガン弾く機会もあまりないし、
自分の場合は制作・レコーディングで使う場の方が多いんで、
次にエレキギターを買う場合は、テレキャスター買うと思う。
音の選択肢を増やす方面にいくと思います。
・エレキベース。
Fenderのジャズベース。これも弟からの借り物。
今でこそ音源使って打ち込みすることがほとんどですが、
2008年リリースの万貴音「MAGICAL MOMENT」までは、
全曲自分で弾いてRECしてたんですよ、ベースも。
(楽器はこれじゃなかったけどね、YAMAHAのジャズベでした)
ジャズベース(ジャズベ)はどちらかと言うと万能型のベースで、
プレシジョンベース(プレベ)は骨太でロック向きってイメージ。
音楽の先輩で、NSM副校長もされているベーシストの西本圭介さんから、
「プレベっていう選択肢も持っておくべきよ」と、
以前アドバイスを頂きました。その通りだと思う。
音楽でのベース本来の役割とかも含め、「知る」ってほんと大事。
この楽器は電気系統にガタがきてるので、ラインを繋ぐと
ノイズが乗っちゃってレコーディングが困難なんですが、
たまに引っ張り出して弾きます。バチバチ遊んだりもします。
打ち込みでフレーズ作るときも、「そのフレーズ再現可能?」
っていうジャッジをすべきこと、結構あるんで。
・トランペット。
音楽歴の記事で書いてますが、小4〜浪人時代はこいつと共に生きてた。
当時の夢は叶わなかったし、日常的に演奏することもなくなったけど、
この一本だけは実家から持ってきました。ごくたまにこっそり吹きます。
割と最近の作品で言うと、万貴音の「Happy Hungry!」のソロとか、
音楽仲間の藤江潤士さんのアルバム「Family」で1曲、演奏してます。
またこいつに仕事してもらう曲を書こうかー。
気長にお待ちください。笑
・キーボード。
YAMAHAのMOX6。弟からの借り物。
弟から借りすぎじゃないか、俺。笑
MIDIキーボードとして使うことがほとんどです。
あと軽いんで、ライブで軽く使う場合はこれを使う場合もあります。
RolandのRD-600。これも借り物。笑 借りすぎやろ俺!
これは「ステージピアノ」なんで、ピアノタッチの88鍵キーボードです。
MIDIレコーディングで「ちゃんとピアノを弾く」場合はこっちの出番。
モノとしてはもう随分古いもんですが、充分役に立ってくれるやつ。
制作やアレンジにおいて、
「こういうプレイにしたい」が自分の演奏技術を超える場合は、
素直に打ち込みで作ります。
「手弾きのニュアンスがほしい」って場合は実演してREC。
自分にとっては、曲が最上位なので、「自分が弾かない方がいい」
という選択肢もある、ってことですね。
ドラムにしろベースにしろ、キーボードにしろそうなんですが、
「こうしたい」のニュアンスを再現できる技術があれば、
何時間も(何日も)かけて打ち込んだものを、
たった数分で作り上げることが出来ます。
実演技術って、どんな時代になっても死なない「手に職」。
現場の人、ってすごいぞ。
・あとがき。
他にもブルースハープ(ハーモニカ)とか、リコーダーとか、
細々したものもあるんだけど、それ書いてると終わらないんで、
ここでこのシリーズは〆めようと思います。
昔むかし、とある人から「一人オーケストラだなー」
と言われたこともあるんだけど(非常に恐縮です)、
もう今や、それをやってる人もたくさんいますね。
それを自分よりもはるかに高水準で。
羨ましさも嫉妬心もあるけども、今大事にすべきのは、
今自分が持ってるものは何で、
やりたいことは何で、それを実現する方法は何か、
をとことん考えて実行することだと思います。
どうしても「こうしたい!」を叶えたいのなら、
死ぬほど考えて、死ぬほど行動してみる。
絶望するのはその後でいいんです。
機材も同様、より良いものをたくさん持ってれば、
そりゃ便利だし、素敵でしょう。
だけど、一番大事なのは「どう使うのか」です。
求めた音を作って出すのに必要なものは何か、
調べて勉強しないと、ちゃんと使えない。
宝の持ち腐れって、まぁたくさんありますからね…(自戒
逆に全く新しい・まだよく分からないものをいじってみて、
そこからまた斬新なアイデアが浮かぶこともある。
現代の面白い部分でもあるんだけど、共通するのは、
「自分で動く」こと。全ての土台はアナログです。笑
デスク周りを改造したところから随分派生しましたが、
こんなものに囲まれて、自分の音楽は生まれています。
色んなアイデアを形にできるように、これからも頑張ろう。
音楽って面白い。
これからも、応援よろしくお願いします。
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