小田々農園の求人の条件18/働き方改革/というか昔からやってるけど
お早うございます。
2時半ごろ寝て、5時半ごろ起きてきました。
#設計自由な労働時間
求人を出すとき企業は労働基準法に従わなければなりません。
小田々農園で出している労働時間に関するものは
1日7時間半労働、残業は基本無し、あっても30分以内
8時~17時、休憩時間90分を基本に社員が希望する出勤時間
週休二日、週休二日半、週休3日の選択制、
有給休暇や育休産休など
です。
一日の仕事の仕方で言うと、
例えば夏場なら、
6時に出てきて10時まで仕事をし、
3時までサーフィンや海水浴や昼寝をし、
18時半までは働く。
なんてのもありですし、
1-2年単位で言うと、
小田々農園の週休の取り方はもともと何曜日に休むか自由です。
週1日しか休まず、残りの公休を溜めておいて、
夏場と冬場に有給休暇と組み合わせて、まとまって休む
のもありです。
その月に私用がある時、
その前の公休を出ておいて、
そこに公休をずらすのもありです。
多くの人は稼がないと生きていけません。
江戸時代には、
#人は稼ぐのは当たりまえ
#仕事ができて一人前
という言葉がありました。
稼ぐと仕事、今の日本人は同じ意味に使ってます。
しかし、江戸では、
稼ぐのは、文字通り生活費以上のお金を得る事
仕事とは、人の世話をしたり、社会や未来を良くする事
でした。
その意味での仕事をほとんどの日本人はしていません。
#日本人は人生楽しんでる ?
金銭的に豊かな生活をしようとすると、
殆どの人は長時間働こうとします。
人には平等に24時間しかないので、
長時間働くと、
睡眠、生理現象などの義務的時間を除くと、
人生を楽しむ時間は減ってきます。
別に長い時間かけない楽しみ方もあるでしょうが、
殆どの人には難しいでしょう。
#ワークライフバランス を考えると、
#人生のイベント を洗い出し、
通常は生活費、結婚、家、子育て、老後などの出費をすべて洗い出し
そのタイミングに過不足なく積み立てができる収入を得るための
最低限の労働時間働けば、
残りはすべて人生を楽しむために使えます。
ここでは、
#仕事が楽しみという考え方
はとりあえずよそにおいておきます。
#閑話休題
私は20歳の学生の頃、
イギリスに夏休みを利用して一月語学留学しました。
語学留学とは名ばかりで、ほとんど国内旅行をしたり楽しんでいました。
イギリスで得た最大の成果は
ホームステイ先にありました。
ホストファーザーはティータイムに言いました。
「イギリス人は
#5ペンスの残業代より5分のバラいじり
を選ぶ 」
お金に縛られて、残業したがために人生の時間を浪費しない。
#貧しくても家族との生活に満ち溢れた
#心豊かな時間を選ぶ
という事だと理解しました。
以後それは私の生き方になりました。
ですからサラリーマンの時は
よほどの緊急事態でもない限り残業はせず
5時チンで帰りました。
私は段取り良くやるので与えられた仕事は4時間以下で終わるからです。
給与体系が出来高制で、私の給与を上げてくれれば
8時間めいっぱい働いたでしょう。
しかし、
1 定時までに仕事が片付けられず残業をする者
2 仕事はできるが与えらえた以上の仕事でサービス残業をする者、
3 時間内はだらだら与えられた仕事をし、
5時からは仕事はしないがなんとなく会社に留まる者
会社の利益を生んでいるのは、社員の1-3割
(この場合は2)
という定説を証明するような現場でした。
出勤時ほとんどの社員は他の会社も含めて
8時より少し早めに出社しようとします。
だから空いていれば5分の道のりも、
片側5車線が大渋滞で4-50分かかります。
私は8時にぎりぎり入るので、
7時50分に出て空いた道を悠々と出社します。
#日本人は人生楽しんでない ?
日常生活でも、
自分の時間が少ないと、
例えば食事
朝、弁当を作れないので昼は外食になります。
相当なコスト高です。
子どもの顔を見ることもできないほど早く出社するので、
家族と朝食を楽しんだり、
その後のカフェを楽しむティータイムも取れません。
夕方、残業代前提の生活をしているので、
早くうちに帰るわけにはいきません。
既に自分の人生の大事な時間を前借で切り売りしているのです。
その結果外食になり、コスト高で、
なおかつ家族との時間、自分の時間は持てません。
5時に終わって家族と安い新鮮な食材を買いに行き、
家族でわいわい料理をして
偶には友人やご近所も招待して
料理をおいしく楽しくいただく。
そんなコストが低く充実の夕食を
ほとんどの人ができていません。
デフレスパイラル、悪循環なのです。
貧しい心がさらに貧しい生活と貧しい心を生み続けているのです。
結果です。
農業を仕事にし、それを短時間に終わらせて
自分の時間を持てば、
新鮮な食材だって自分で作れます。
海や川で魚を釣り、
旬の山菜やキノコを楽しみ、
イノシシやシカを蛋白源にすることもできます。
時間さえあれば
家や家具や衣服だって自分で作れるのです。
本当の働き方改革は
誰かに押し付けられたものでなく、
自分の生き方を見つめたときにはじまる
のだと思います。