放送大学で学ぼうと出願してみた

去年（2022年）の秋ごろから、人と関わりを持つ方法の一つとして
大学生になるのは一つの方法だと考えていた。
日常生活をほぼ今まで通りに続けながらそれができるのは、
放送大学という結論だった。

学ぶことだけを考えれば、
MITなど、世界の名だたる大学が公開講座を用意しているから、
ある程度の学問分野ではそれで事足りる。

しかし、学生との関わりや、教授・講師との関わりは
やはり実際に大学生になる方がいいのだろう。

そんな結論を出し、
放送大学４月から入学する予定で考えていたが、
我が社の農業法人で独立するというプログラムに
実際の応募があり、
その彼のためには、いろいろ時間や労力や精神活動が割かれている間に、
ふと気がつくと締め切りを過ぎていた。

後期１０月からの入学は逃すまいと構えていた。

６月に受付が始まるとすぐ、
出身校高知高専の成績証明を取った。

しかし、
これまた、例の研修生が出社できない状態になり、
様々なリカバリーに時間を割かれて、
WEW上で簡単にできる出願手続きが
二月半ほど滞っていた。

８月になって盆も近づいた頃、先週やっと出願した。

出願の直前、
40代の終わり頃通っていた、高知工科大学の取得単位も追加しておこうと
高知工科大学で、成績証明を申請した。

私は、高知工科大学の知能機械システム工学科、2期生として入学したが、
そこは当時、日本で2−３校しかない飛び級で卒業できる大学になったので、
私は3年に編入して、一期生として、
その年度で卒業しようと目指した。

つまり、計2年で卒業しようとしたわけだ。
両年で卒業に必要な単位数はクリアしたので、
大学に聞くと、
編入生は飛び卒業の対象外だという。

「へー、なんか歪な制度だな」
とか思いながら、
私は、他の科や大学院の面白そうな科目の講義を受け、
学歴が目的でもなかったので、
中退した。

その高知工科大学で、成績証明を申請したとき、
私は、1年で退学して、3年に編入していたことがわかった。
そういう制度だったのだろう。

かれこれ四半世紀前のことだ。

そして、取得単位は1年の時７０前後で、
編入してからの分は１３０前後ということだった。
ので、証明手数料を２件分支払って、
郵送での到着を待っていた。

しかし、電話がかかってきて、
編入してからの分は、証明が出せないと言う。
私は除籍になっているらしい。
除籍って、大学にいなかったことになっていると言う意味か？
編入してからの成績一覧データにあり、プリントアウトされていたので、
除籍とはなんらかの懲罰なのだろう。

まあ、学歴目的でもなかったし、
卒業もしてないし、退学届も出さなかったから
そんなもんかなあ、とも思う。

とにかく、出願手続きは済んだ。
どの程度の単位を、放送大学が認め、
私は今度は何単位取得すれば卒業できるかが次の焦点だ。