タイに存在したハードコアプロレス！～TOP DOJO（タイプロレス）
サワディーカップ
タイ支部のオダサイです。
先月のタイのプロレス潜入記事ですが、思った以上に問い合わせなどの反響があった様子で、書いた私自身が驚いています。
そんなこともあり、タイのもう一つのプロレス団体である「TOP DOJO」が1年ぶりの興行を行うという情報を得て、会場に潜入してきました。
TOP DOJO～THAILAND ORIGEN PROWRESTLING は、SET UP THAILAND PROWRESTLINGと同じく、日本の女子プロレスラー・さくらえみ氏がタイに移り住んで立ち上げた団体、GATOMOVE（我闘雲舞）がその母体となっています。
GATO MOVEは2019年11月に最終戦を迎えましたが、その魂を引き継ぐように「TOP DOJO」は旗揚げされました。
この時、TOP DOJOの最初の選手となったのはGATO MOVEで活躍し、東南アジアプロレスリーグで最高タッグチームに選ばれた、チームBAD COMPANYの、ゴーレムタイ選手とピーナッツ選手でした。
コロナでの活動休止から、この日の興行で盛り上げ、中心となったのもこの二人で、メタルの入場曲が流れ、長髪で、いかにもの風貌の彼らが姿を現すと、会場の空気が代わります。いや、オダサイの空気が代わったと言うべきか、このキャラの強い二人、実物を見ると、タイのどこにこんな人材がいたのだ、と驚き、感動すら覚えました。
まるで、昔の全日本プロレスに出場していた殺人魚雷コンビ（スティーブウイリアムスとテリーゴディ）、いやFMWのミスターポーゴやターザン後藤と言うべきか、そして嬉しいことにハードコア的なスタイルで会場を暴れ廻ります。
客席で正規軍とやり合い、観客も「ワー、来たー」と楽しみながら、その場から逃げます。試合では、BAD COMPANYのツープラトン攻撃も息が合い、見事です。
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その他にも、GATO MOVEの興行で、みちのくプロレスがやってきたレスリングサミットを見て、大いに影響されてプロレスの門をくぐったJAY YUU選手がいます。
アマレスで、数多くの大会に出場し、国内大会のメダリストでもあります。この日も、ゴーレムタイ選手とのメインイベントを努めました。正規軍のエース格のFLAME DRAKE選手も軽量ながら、華麗な技を見せてピーナッツ選手に対抗し、試合を盛り上げていました。
巨漢のKUMA選手、DATH選手、試合中に乱入した謎のマスクマン、CELL MANなど、ユニークなキャラの選手が次々と登場し、観客を飽きさせません。
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日本人のレスラー、HIDEO選手もGATO MOVE時代から選手活動を続けて、TOP DOJOに所属していたようですが、現在は休養中とのことでした。また戻ってくる日を楽しみにしています。
興行の最後はBAD COMPANYのゴーレムタイ選手が閉めの挨拶を行い、コロナ規制からようやく活動を再開できたことの喜びと、この日駆けつけてくれたファンへの感謝を述べていました。
TOP DOJOでは、今後も月1回など、定期興行を続けてタイのプロレスを盛り上げていくとしています。またBAD COMPANYの暴れっぷりと、正規軍の頑張りを確認しに、会場を覗いてみたいと思います。
↓ ↓ ↓ BAD COMPANY 2人によるストリートファイトマッチ