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年代別・転職の優先順位 ~僕が5回転職を経験して体験したコト~


前回好評頂いた記事の続きです。

転職で「何を優先すべきか?」って難しくない?

転職を考えるとき、真っ先に迷うのが「何を一番に考えるべきか?」ってこと。
収入? やりがい? それとも働きやすさ?

僕もこれまで5回の転職を経験してきたけど、そのたびに「何を優先すべきか?」で悩んできた。
ただ、振り返ってみると「年代ごとに重視するポイントが変わる」っていうのが見えてきた。

20代と40代では求めるものが違うのは当たり前だし同じ基準で転職を考えるのはちょっと危険。
だから今回は「年代ごとに優先すべきポイント」を整理しつつ、僕自身の経験を交えて話してみようと思う。

20代の転職:とにかく経験を積むのが最優先

▶ 何を優先すべきか?
✅ 経験の幅が広がるか?
✅ 市場価値が上がるスキルが身につくか?
✅ 年収よりも成長機会があるか?

20代はとにかく「場数」が大事。
この時期は、年収よりも「どれだけ多くの経験を積めるか?」を重視した方がいい。

僕自身、最初の転職では「スキルの幅を広げたい」という理由で、
ちょっと大変そうだけど色々な案件を経験できる職場を選んだ。

当時は正直しんどかったけど、結果的にその経験が30代の転職で活きた。
「幅広い経験があります」って言えると、思った以上に市場価値が上がる。

▶ 「とりあえず3年」は不要。でも、キャリアの土台を作る仕事は選ぶべき。」

30代の転職:「プレイヤー卒業」の準備をする

▶ 何を優先すべきか?
✅ リーダー・マネジメント経験ができるか?
✅ 専門性を高められるか?
✅ 収入とキャリアのバランスが取れているか?

30代に入ると「スキルを伸ばしたい」だけでは市場価値が頭打ちになる。
転職市場では「プレイヤーとしての実力」よりも「マネジメント経験」が評価されるようになる。

僕も30代半ばで転職したとき、技術力よりも「チームを率いた経験」の方が評価された。
だから30代でリーダーやプロジェクトマネジメントの経験を積んでおくのはめちゃくちゃ大事。

ここで一つポイントがあって、
「プレイヤーとして優秀だからリーダーになる」っていう流れは、実はそんなにない。
むしろ「マネジメント経験がある人」がリーダー候補として転職市場で評価される。

だから「マネジメントに挑戦するなら30代のうち」 というのは頭に入れておいた方がいい。

40代の転職:「収入とポジション、次の選択肢をどうするか?」

▶ 何を優先すべきか?
✅ 収入が安定し、将来的にも伸びるか?
✅ 役職・ポジションが確保できるか?
✅ 今後の選択肢が広がるか?

40代になると「成長できる環境」だけを理由に転職するのは厳しくなる。
この年代の転職は企業側も「即戦力」を求めてくるから、
「これまでの経験・スキルをどう活かせるか?」 が問われるようになる。

僕も40代に入ってからの転職では「収入や役職」をより意識するようになった。
特に「この転職で5年後、10年後の選択肢が狭まらないか?」を慎重に考えるようになった。

例えば独自ルールが強すぎる会社 や 成長が止まった業界 に行くと、
次の転職が難しくなるリスクがある。

▶ 「40代の転職は単なるステップアップじゃなく“将来の選択肢を広げる”視点も必要」

「何を優先し、何を捨てるか?」が大事

転職って結局「何を選ぶか?」よりも「何を捨てるか?」の決断が重要になる。

例えば、
• 「やりがい」はあるが、収入が伸びない仕事
• 「収入」は上がるが、成長の余地がない仕事
• 「環境は良い」が、スキルが伸びない仕事

こういう選択肢の中で「何を最優先し、何を妥協できるか?」を見極める必要がある。
これを考えるときに「今の自分の年代では何を優先すべきか?」という軸を持つのは大事。

まとめ「年代によって優先すべきことは変わる」

✔ 20代は「経験の幅」 ——とにかく場数を踏む
✔ 30代は「マネジメント経験」 ——プレイヤーからの卒業を意識する
✔ 40代は「収入・役職・選択肢の広さ」 ——キャリアの安定と将来の布石を打つ

もし今、転職の判断に迷っているなら「この転職で5年後の自分はどうなっているか?」 を想像してみてはどうだろうか。
選択肢を減らさないように動くことがキャリアを長く続ける秘訣だと思う。

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