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夏休み明けはやっぱり0からのスタート!?だけどうまくいく!

小谷ちいです!

もうすぐ夏休みも終わり、ゆっくり過ごした日々から一転して、怒涛の学校生活が始まります。
夏休み明けに気を付けたいことは沢山ありますが、今回はその中でも特に重要なポイントについて考えてみましょう。

1. 学校への不安を抱える児童生徒への対応

夏休み前までの学習や生活の中で、学習に対して苦手意識を持っていたり、学校生活で落ち着かず注意を受けていた児童生徒がいるかもしれません。夏休み中、家庭や留守家庭教室などで過ごしていた分、学校への不安が高まることがあります。

例えば、夏休み明けに行き渋りそうな児童生徒に対して、電話連絡や家庭訪問を行うことは一つの手段ですが、プレッシャーになることもあるため、慎重に対応する必要があります。

特に、「この子は連絡した方がいいかな?」と思う児童生徒ではなく、「夏休み前まではなんともなかったのに…」という児童生徒が現れると焦りますよね。(この場合は、そうなったときに考えるしかありませんので逆に気にしない方が良いです)
そのため、どのようなアクションを起こすと良いのか、どのように声かけをすると良いのかをよく吟味することが重要です。

2. 夏休み前まで出来ていたことが出来ない

夏休み前まで自己研鑽をしたり学級活動で高め合ったりしていたことが、夏休みという長期休みを挟むことでリセットされてしまうことが多いです。先生としては「夏休み前までは出来ていたから、夏休み後もスムーズに出来る!」と思いがちですが、始業式とほぼ同じ状況に戻ると考えた方が楽かもしれません。

例えば、「なんで夏休み前は出来ていたのに出来ないの?」や「これぐらい出来ていたでしょう」といった声かけはNGです。夏休み前までに出来ていたことが出来ていない姿にイライラしてしまい、つい叱ってしまうこともあるでしょう。

しかし、夏休み明けの場合、4月と大きな違いがあります。それは、4月から7月まで積み重ねた個々の良さがあり、それを先生は知っていること。また、4月から7月までに積み重ねた学級の宝があり、それに児童生徒は自信を持っていることです。0からスタートしますが、児童生徒の良さという武器は手探りだった4月に比べて夏休み明けには十分に備わっています。このように考えれば、0からのスタートかもしれませんが、1週間もあればかなり元通りになります。

効果的な声かけの方法

上記の「個々の良さ、学級の宝を使って、認めていく」ことが重要です。例えば、学校に行き渋るかもしれない児童生徒に対しても、「そうだね、○○さんはいつもすぐに座って準備が出来ていたね」「さすが△△さん、学級の仲間に声をかけてくれるね」「□□さん、困ったことがあったらすぐに担任の私や周りの先生に伝えてね」といったように、注意をせず、叱らず、児童生徒の良さを認める指導を心がけましょう。

そのためには、夏休み最後の時間を「児童生徒の良さ」を思い出す時間に充てることが大切です。これにより、児童生徒も自信を持って新学期を迎えることができるでしょう。


このように、夏休み明けの学校生活に向けて、児童生徒への配慮と効果的な声かけを心がけることで、スムーズなスタートを切ることができます。皆さんもぜひ、参考にしてみてください。



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