#0154 弱者の戦略なりの苦労!?~孤独に勝つには仲間が必要~
こんにちは。釧路出身の小田原です。
昨日、これって弱者の戦略でうまくいったのではと思うことをnoteに書きました。
一方で、このときは孤独を感じていたなと、弱者の戦略をとる中での感じる欠点のようなものも思い出しながら書いていました。
今日は弱者の戦略をとって走り続ける中で感じていた「孤独」について書いてみようと思います。
一言でいうと「マジで仲間は必要」ということ
私自身、この弱者の戦略を考えるにあたって、孤独に対してどう対処すればよいかを考えることは、更に一段高みを目指すことにも繋がりますし、お読みいただいている皆さんにシェアすることで、同じような精神状態にならないように心がけていただけるのではと思うので、少しでもお役に立てたら幸いです。
○話し相手がいない
・子供の頃を少し振り返る
私は人と同じことをしたくないという性格で、同年代の皆さんは子供の頃に絶対に見たであろうアニメ(ドラゴンボール、スラムダンクなど)は、全然見たことがありませんw
お友達と話を合わせるために義務的に少し見て、キャラクターの名前を憶えるくらいでした。
その代わり何をしていたかというと、ずっと地図帳をみたり、世界の国旗を見ていましたw
私の小学校は1年生から6年生まで1クラスしかなかったので、全校生徒がみんな友達みたいな小学校でしたが、地図や国旗にここまで関心があって、「アンティグア・バーブーダってどんな国なんだろうね?行ってみたいね。」なんて会話ができる相手がいません。
振り返ると、地図記号や等高線などを見ながら、その土地の情景を脳内に投影するとか、地図を相手に一人で孤独に遊んでいたように思います。
(もちろん友達と鬼ごっこしたり野球したりもしていましたよ)
こんな風に孤独には慣れていたと思うのですが、いざ大人になって人生を歩んでいく中での孤独は、結構、心細いものでフラストレーションも溜まるなと思うことがあります。
○普通に寂しい
鶏の嘴の上で「マウントを取る」ということで、リース会社を鶏の嘴に例えて、その中でニッチな領域(公民連携事業のファイナンス)に飛び込み、社内で唯一無二の存在になったという趣旨を前回のnoteで書きました。
唯一無二の存在を獲得した一方で、仲間がいないという弱点がありました。
みんながドラゴンボールの話題で盛り上がっているのに自分はその輪の中に入れず、一人地図帳をみているような光景と重なります。
「いやいや、あなた周りと同じことするのが嫌と言っていたでしょ」と言う声が聞こえてきそうですが、周りと同じことをするのが嫌なくせに寂しがりやであるのです。
誰しもそういった多面性を持っているのではと思います。
・日常の孤独
会社の中では「なにか特殊なことをやっている人」という目でみられ、実績が上がらない時期には、経営層から赤字社員呼ばわりされることもあります。
こうした日常の辛さを吐くところが、社内外であまりなかったなと思うので、それを共有できる人の存在を作ると良かったかなと思います。
私は当時、公民連携事業って意義のある事業だと思っていましたし、もしかしたら地元・釧路の役に立てるんじゃないかという期待感もあったので、それが孤独を埋め合わせていたのかもしれませんが、単純におしゃべり相手がいないというのは感じていました。
○理解してもらうのにめちゃくちゃ時間がかかる
一緒に戦ってくれる仲間がいないので、いざ公民連携事業でこんなローンをだしたい、こんなスキームでセールスしたいと思って上申しても、そもそも理解者がいないので、決裁プロセスに関わる全ての人、契約や融資事務に係る全ての部署の人に、それぞれ一から十まで説明をしないとわかってくれません。めちゃくちゃ時間がかかります。
なかには理解ができないものを「リスクがある」と言って否決して逃げる人もいるので、こうした人とは一騎打ちで相手にしていきましたが、とにかくこの孤独な戦いは消耗したなというイメージです。
7年前に事業を立ち上げて、それが軌道にのるのに3年はかかったと思います。仲間がいない孤独な戦いをしていると、めっちゃ時間がかかります。
○相談できる仲間がいない
同様に相談できる仲間が身近にいないというのも辛かったです。
社外に有識者がいましたが、気軽に声をかけることができませんでした。
○血判状を押せる仲間を!
私の場合、周りと同じことをしたくないというのが原動力で気付いたら弱者の戦略をとっていたということかと思うのですが、そういう歩み方をすると、マジで孤独になるので、一緒に戦ってくれる仲間が必要かと思います。
これが木下斉さんがいつもいう「血判状を押せる仲間」なのだと思います。
私にはそうした仲間がいませんでした。
なので、精神的に辛かったり、時には人を恨んでしまったり、事業を育てるのに凄く時間が掛かりました。
相談に乗ってくれる、気持ちを共感してくれる仲間がいるだけでも違うと思います。
木下斉さんが運営する都市経営プロフェッショナルスクールも然り、新たにスタートしたジブン株式会社ビジネススクールも然り、仲間がいるので、私のような孤独を感じずに頑張っていけるのではないかと思っています!