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【Edge Rank 1102】今日から【奥野】

2023年もあっという間に終わってしまいますね。40になってから日々が過ぎるのが早くなっていますが、今年も感覚的には2か月くらいしか経っていないのに12月。早すぎますわー

「今日からヒットマン」がドラマ化してた

今日からヒットマンってマンガがあるんですよ。2005年から2015年にかけて連載されたマンガで、平凡なサラリーマンがある反社の抗争に巻き込まれ、そこで命を落としたヒットマンの代役を否応なしに務めざるを得なくなります。
その後、表の顔は営業マン、裏の顔はヒットマンという2足のわらじを履いていくお話です。営業の心得をヒットマン稼業に活かす面白さと、アクション・お色気が魅力の作品です。ガンアクションのハードボイルドさと、営業力を活かしたヒットマン稼業のおかしさの温度差がいいんです。

この作品がこの10月からテレビドラマ化されているのにビックリしました。

https://www.tv-asahi.co.jp/hitman/

主演は相葉雅紀さん。
僕はわりと「原作厨」で、きちんち原作を活かしていない2次作品は好きじゃないんですね。アレンジ加えすぎるなら原作の名前を借りずにオリジナルでやればいい、と思うから。
で、本作については、まあお色気部分は現代のテレビでは放送できないだろうからカットするとして、シリアスな部分とコミカルな部分は原作の良さを殺さないようにうまくテレビ化しているなあと思いました。


ジャニーズは全然知らない(本当に興味無くて仕事っぷりを知らない)ので、相葉さんもこのドラマで初めてまともに演技を見ました。きちんと表の顔と裏の顔、シリアスとコミカルを演じていらっしゃるなあという印象です。

相葉さん以外で良かったのは、「丸メガネ」役の筧利夫さんでしょうか。丸眼鏡は探偵物語の松田優作さんのような丸いサングラスをかけていて、基本的に自分の利益と保身のことしか考えていないキャラクターです。その軽さをうまく演じているなあ、さすがだなあ。筧さんは踊る大捜査線では融通のきかない管理官もしていましたが、まあいろいろ出来る役者さんです。好きです。

とまれこの「今日からヒットマン」。バカバカしい感じで気楽に見られる娯楽ドラマなので、良かったら一度見てみてくださいませ。

先生


友だちなんかと話すとき、自分がどのジャンルの人に敬称をつけるか、考えたことありますか?たとえば野球やサッカーの選手に関しては、呼び捨てで言うと思うんですよ。でも自分が野球やサッカーでプロに近いところまで上手かった場合だと、「○○さん」「○○選手」と敬称をつけるようになると思うんですよね。

そんななかでいろんな人の「好き」や「尊敬」が透けて見えるのが「先生」という敬称です。士業なんかですと普通につきますし、学生時代の恩師や習い事の師匠を先生と呼ぶのは直接的な関係があるから当たり前ですが、そうじゃない距離感の人ですよね。

僕は40年以上の将棋ファンなので、将棋のプロ棋士については「○○先生」と呼ぶことがとても多いです。テレビの将棋対局を観ているときだって、
「わー、○○先生、悪手指しちゃったよ!」
なんて声が出ていることがあるくらい。

でも、小説やマンガを読むのは好きで趣味なんですが、それらの作家さんは先生と呼ばないんですよねー。僕にとっては野球選手と同じ呼び捨てです。これが我ながら不思議で仕方なくて。
敬意はあるんですよ。物語を創る人はすべからく尊敬に値します。だけれど、なぜ作家には先生ってつけないのかなあ。そんな不思議を感じる師走のひとときでした。

あ、もちろん本人や関係者が目の前にいるときはいろいろTPO意識してますよ。まあお会いする機会はないんですけれど。

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編集後記

「先生」と同様、というワケではありませんが、どういう人につけるニックネームなのかなと不思議に思っているのが「怪物」というあだ名の存在です。

野球で言えば、江川や松坂は「怪物」ですけれど、ダルビッシュや大谷には怪物ってニックネームはつかないですよね。競馬でいえばオグリキャップは葦毛の怪物、ナリタブライアンも怪物と言われていますが、今年大活躍して引退したイクイノックスは怪物とは言われません。

なにか荒削りっぽさがあるというか、完成度よりも爆発力のイメージが強いとか、そんな違いがあるのかなあ。アスリートなどのニックネームに「怪物」をつけるときの基準を明確にしてみたいと思う今日この頃です。

次回はゆうせいさんの号。お楽しみに!



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