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【Edge Rank 1129】LUMIXS9に興味津々【奥野】

あっという間に来週あたりには梅雨入りの声が聞こえてきそう。春から初夏は短いですね。

LUMIX S9が気になる


https://panasonic.jp/dc/products/DC-S9/option.html より本体画像

レンズ交換式のデジタルカメラは、けっこう長い間パナソニックのLUMIXシリーズを使っています。その前はCANONのEOS 10D~40Dくらいまでは使っていましたが、より軽いカメラを求めて、LUMIXのマイクロフォーサーズに切り替えたんですね。そこで操作体系やら色合いやらに慣れたので、フルサイズを買うことにした際も、LUMIXを選択しました。

いきなり「炎上マーケティング」しちゃったLUMIX S9

2024年5月に、LUMIXはコンパクトフルサイズのS9を発表しました。S9については「誰向けのカメラか」「Webサイトに使われた写真問題」「関係者インタビューにおける発言」で炎上・喧々諤々していて、カメラファンなら一通り目にしていることかもしれません。

不幸中の幸いなのは、これらの炎上は機器の性能に直接関係の無いところで起こっていることだったんですよね。なんというか

「パナソニックのことは嫌いになっても、LUMIXのことは嫌いにならないでね!」

的といいますか。パナソニックはやっちゃったなあとは僕も思いましたけれど、LUMIXに対しての評価や気持ちは、特になにも変わらなかったといいますか。この炎上がきっかけで販売台数が減るなら、それだけレア感出ていいな、くらいなもんです。

LUMIX S9で注目している、コンパクトフルサイズというポイント

でもって、今回のS9について僕が気になっているのは

「ついに普段から持ち歩きやすいフルサイズLUMIXが出た」

ということ。フルサイズのカメラ+標準的なズームレンズや単焦点レンズ2本を持っていくと、だいたい1.5キロくらいしてしまうものなのですが、S9+レンズ2本なら1キロくらいで行ける可能性もあるんですよ。重いものが日々苦手になっている僕にとっては軽いフルサイズの登場は本当にうれしいんです。渡りに船、闇夜に提灯、日照りに雨、地獄に仏。

同じレンズが使えるシグマ社のカメラにfp(fp L)がありまして、これがLUMIXから出たらいいなあ、と常々思っていました。また、レンズ交換のできないコンパクトデジタルカメラの「GR IIIx」というAPS-C機を持っているのですが、多少これより大きくなっても、持ち運び頻度の高いカメラをLUMIXに出来ないかなあとも思っていました。まあ、GRとLUMIX S9のサイズ差はとても大きいので、リプレースできるとは限りませんけれど。


今持っているLUMIX S5というフルサイズ機は仕事に大活躍しています。SDカードを2枚挿せて、撮影した画像を2枚のカードそれぞれに書き込めるため、カード不良などが理由でデータを紛失する可能性が著しく下がる機種で、安心して現場にもちこめる機種として有り難く使っています。

ただしこの子は、仕事以外ではあまり持ち運びたくないんですよね……。シリーズの中ではコンパクト化された機種ではあるんですが、自分的にはまだ大きくて、普段使いするならもう少しサイズが小さいと有り難いところ。

仮にデータが吹っ飛んでも自分が残念なだけで済むプライベートの撮影なら、S9みたいな方が良いなあと思っています。興味深いなあ。

「時」をテーマにした漫画が面白い

「時」がテーマになっている作品は面白いです。

ジョジョの奇妙な冒険」という漫画作品がありまして、この作品の面白さが本格的に根付いたと思っている第3部から第5部までの間、いわゆるラスボスと言われる異能敵の能力は、なんだかんだ時を操るものでした。

時を止めるとか、時を戻すとか、未来を予測するとか、敵のそういう能力を主人公たちがどのように観察し、見破り、対応していくかが、それぞれのクライマックスの面白いところです。共に冒険をしていた仲間がその闘いで命を落としたり、主人公も大けがをしながら乗り越えていくシーンはスリリングであり、読後には主人公と同様の達成感を得られたりしたものです。

最近の漫画では「葬送のフリーレン」という作品の、時の扱いがとても面白いものでした。ファンタジーの世界が舞台で、主人公のフリーレンは人間の勇者と共に悪の魔王を倒したエルフ(ファンタジー上の人類の種族のひとつ)の女性です。

だいたいのファンタジーものでエルフは寿命的に不死であったり、1000年クラスの長寿であるとされています。本作の主人公も1000年以上生きたエルフ(見た目は人間の10代~20代っぽい)であり、魔王を倒した勇者やその仲間が「10年もの長き間に渡る冒険」などと評するのを、フリーレンは「たった10年」といった表現を行ないます。

その意識の差が面白いテーマになっています。勇者やほかのメンバーが「長い時間ともに旅をする仲間を理解しよう」という意識を持っているのに対し、長寿のフリーレンにとってはかりそめの期間の旅。仲間を深く知ろうという意識すら持ちません。

そのことを後悔するのが、魔王を倒す冒険からおよそ50年後、勇者が天寿を全うして亡くなったときのことです。10年という(フリーレンにとって)短期間の旅を共にした人間に興味を持たなかったことについて「人間の寿命は短いと知っていたはずなのに、なぜもっと知ろうとしなかったのだろう」と後悔するんですね。

ビジネス書などで時間を大切にするテーマはたくさん書かれています。これらは総じて、人生が80年くらいであったり、会社員生活がおよそ40年であったり、体力と知識・経験を兼ね備えている時期がおよそ15年程度(僕の主観ですが、まあ人それぞれ。何年であっても主張はぶれません)であったりすることを前提に書かれています。もし人生が1,000年もあったら、時間管理はこんなテーマにならないはず。

人間にとってのこうした時間感覚の前提をリセットしないと、フリーレンの表情・セリフ・行動を理解できません。それを意識して読み進めることが、なぜか時間の大切さに気づけているようで、おもしろいものだなあと思いながら読み進めています。

でもこのフリーレン、平和を守った勇者に対し銅像を造りたいと申し出た人に対し、ポージングについて18時間悩み続けたことを、非常に長い時間だったように述懐しているんですよね。1,000年生きる存在にとって18時間が長いっていうのはどれだけ退屈だったんだろう。

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今月のEdge Rank共通テーマは 「時」 です。6月10日は時の記念日。祝日のない6月、この日を祝日にしようと動いている人もいるとかいないとか。ビジネスにおける時間管理だけでなく、ほとんどのスポーツのルールにも時間に関する項目があるように、我々が何かをするにあたって意識しなければならないトピックですよね。
あなたが時と聞いて思い出すことには何がありますか?ぜひ教えてください。
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編集後記

僕は東京に住んでいますので、来月行なわれる都知事選のニュースをとても楽しく見ています。娯楽的に楽しいという意味ではなく、興味深く、に近い感じかな。

都知事をほぼ2期勤め上げて政治家感がグッと出てきた現職の小池さんが立候補濃厚と感じています。ほかに、政党の代表経験もあり今は参議院国土交通委員長をしている蓮舫さん、安芸高田市の市長として議会や政治の「見せる化」を推進し政治参加の裾野を広げた石丸さんをはじめ、もと航空幕僚長や迷惑情報発信者など、さまざまな人が候補として名乗りを上げ始めています。小池さんは本稿執筆時点では表明してないですけれど、小山評定の時の徳川家康っぽい立ち回りっぽく見えているんですよねえ。

絵に描いたような売名の人や記念お受験みたいな人はミュートしやすくて助かります。誰がリーダーに選挙運動とは別に、誰がリーダーとして東京を回したら東京が繁栄するかを意識して清き一票の宛先を決めたいなと思っています。

次号はゆうせいさん。お楽しみに。

https://note.com/odaiji/n/n48d9bcdf54a3?magazine_key=mb7c1590d9192

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