【Edge Rank 1059】購入した中古ノート遊び【奥野】
こんにちは、奥野大児です。5月ですね。流石に寒い日はなくなってきました。
中古ノート遊び、その後
前号でご紹介した中古ノート、環境構築だけして終わり……ではなく、仕事の一部に使えそうなレベルまで持ってきています。前号で紹介して以降、やっていたことをかんたんにご紹介しますと。
SSDを増設した
ThinkPad T540Pですが、じつはM.2スロットに空きがあったんですよ。ここに安いM.2のSATA SSDを突っ込みました。確か512GBで4,000円台のもので、これもまあ「壊れたら壊れたでしかたないや」というもの。
これの512GBモデルがあったので装着して設定終了。さて、これを何に使ったかといえば、Linuxを専用で動かす環境のために使いました。
前号で購入したSSDはまるまるWindows用。こちらはまるまるLinux(Ubuntu)用です。一つのドライブに同居させることもできましたが、あえてそれをしなかった理由は、安いSSDを使っていたからです。
どちらかがこわれても、もう一方が壊れていなければそのまま使えるようにしておきたかった。そのため、物理的に別のSSDにOSを入れたかったんですね。
それは見事に成功しましたよ。
Webカメラをつけてみた
前にWindowsパソコンで使っていたWebカメラを、このマシン用にしてみました。これ以外で使っているモバイルはマイクロソフトのタブレットであるSurface Pro 8がありますが、こちらはもうコロナ禍時代のマシンなだけに、カメラの性能も結構いいんですよ。だもんで、古いWebカメラは古いパソコンにこそふさわしい、とこちらに。
なんかクセはあるんですが、とりあえずドライバーのインストールも必要なく、WindowsでもUbuntuでも使えたのがびっくり。UbuntuではGoogle Meetでは使えず、Zoomでは普通につかえました。Google Meetで使えなかった理由を調べられる技術力は、僕にはまだありませんけれど。
トラックボールをつける
明確に気に入らない点が、パームレストにあるトラックパッドの左右クリック感なんですよ。なんか、べっこんべっこんするタイプで、ThinkPadファンからもあんまり好かれていなかったって話をちらほら。世代が変わるとともになくなってしまいましたからねえ。
せっかくなので、純正の良いトラックパッドをつけても良かったのですが、Ubuntuでトラックボールを使ってみたいというだけの理由で、トラックボールもお買い上げ。
3,000円そこそこで購入できる、有線接続のトラックボールです。このくらいの価格ならいいか、と思えるトラックボールで、Ubuntuでも、左右クリック、ブラウザーの進む・戻るボタン、ホイールが使えたので良し。すこし作業が快適になりました。
Ubuntuで仕事をできる環境作りを目指してみる
目指してみる、と書いたのは、まだすべて終わってないからなんですけれど。
最近はブラウザーで実行するサービスが多いことから、WindowsやMacだけでなく、Linuxでもできる作業が結構あるものですね。僕はフリーライター・フリーの編集者なので、仕事に関係するところだけ挙げてみると
Googleドキュメント・スプレッドシートなどでのOffice作業
ライターさんからお預かりした原稿にGoogleドキュメントでコメント入れ
Zoomで会話
Amazonで買い物、アソシエイトの確認
Gmail
YouTubeで情報チェック
SNSで情報発信や確認
EvernoteやOneNoteなどのクラウドノート
校閲ツール
などなど、です。また、Windows機のデスクトップアプリケーションで行っていた作業のうち
Slackのデスクトップアプリ
動画プレイヤー
Markdownエディタ
複数の画像ファイルの一括編集
プログラミング環境
あたりはLinux版があったり、同等の機能のあるソフトウェアがすぐに見つかったので、Ubuntuに詳しくない僕でも揃えられました。
これだけできると、全開バリバリ!というわけにはいかないものの、
「あ、これはUbuntuでできるから中古パソコンの方で仕事しようかな」
という気分にさせてくれます。
普段の作業をUbuntuで行うことの大きなメリットの一つは、
道具としてのUbuntuを自然に学べ、覚えられる
ということです。作業していて「これができないかな?」とおもったら、すぐにWebブラウザーで
○○(やりたいこと) Ubuntu
と検索して、実現のための方法を調べられます。で、書かれた通りのことを試して失敗して、を繰り返すうちに、少しずつUbuntuに慣れていけるわけで。
英語を学びたかったら、英語「を」学ぶのではなく英語「で」学べ、的なこと、ときどき言うじゃないですか。あれと一緒で、Ubuntuを普段から使っていて、やりたいことを調べるようにすることが大切なんじゃないかな、と思っているわけです。
このnoteも、Ubuntu上のGoogle Chromeから執筆しているんですよ。
できること、もっともっと増やしていきたい。でもって、いつか現役クラスのモバイルノートPCにUbuntu入れて、それだけを外出先に持っていって仕事できるようになってみたいです。
柔道部物語を延々と読んでしまう
柔道部物語 という漫画があります。
1985年から1991年まで連載された、高校の柔道部が舞台となっているスポ根漫画で、小林まことさんの作品です。今小林さんは、本作の後継作ともいえる、女子柔道部物語という作品を連載しています。ある人気キャラクターが別作品にも登場するような仕組みを「スターシステム」ということがありますが、小林まこと作品における本作の主人公・三五十五や、三五の2年先輩の鷲尾などはスターシステムで起用される人気キャラクターと言えるでしょう。
で、この柔道部物語のコンビニ版をもう10年以上も前に購入したと思うんですけれど、これが捨てられないんですよ。時には作業机の本棚に、時にはベッドの脇に、時にはトイレの棚に常駐して、とにかく、何かの折にすぐ読んでしまうんです。
具体的に何が読みたい、というのはあんまりないんですよね。柔道初心者の三五が高校一年でインターハイチャンピオンになった樋口に勝ってしまうシーン。攻め手を封じられた飛崎に、練習でも教わってない片手背負で一本勝ちするシーン、序盤早々に内股で技ありを取られた千代崎を追い詰めながら判定負けするシーン。西野に乾杯して眉毛が円形脱毛症になるシーン、最後に西野に勝って大団円を迎えるシーン。名シーンはたくさんあるんですけれど、それを追いたいというよりは、なんとなくページをパラパラめくり、なんとなくあのときのシーンを回想したい。そんな感じで読んでしまいます。
なんでそんなに愛でているのかを考えてみると、絵の上手さはもちろんのこと、キャラクターの立たせ方、細かいところで突っ込ませる作品の隙、ライバルの描写、長すぎないバトルなど、全てにおいてバランスがいいんですよね。
いや、むしろ、好き嫌いの基準が柔道部物語を基準にできているのかもしれません。最近の格闘系の漫画で、コミックスの数巻に渡って戦闘が続いて終わらない、みたいなものが長すぎてだめなんですよ。テンポの良さの好みが柔道部物語基準になっているのは間違いないんだろうと思います。
その気持ちの良さを感じたいためか、色々な本や漫画が買われては売られていく僕の本棚の中心地に、柔道部物語があり続けているんですよね。
読もうとも思わないのに読む、手に取ろうと思わないのに手にとってしまう。そんなダラダラした付き合いを、僕と柔道部物語はしています。きっとこれから10年、20年と、僕が生きていれば続いて行くのでしょう。
編集後記
PayPayが連携できるクレジットカードを自社のものだけに絞る発表をしましたね。いわゆる囲い込みってやつですか。
シェアを持ったサービスを運営する企業は、シェア自体が武器になることを知っているから、ユーザーの忠誠心を試すようになってきます。サービスが十分に強ければ、かなり厳しい施策をとってもユーザーは離れませんが、中途半端だと過疎化してしまうでしょう。
Twitterは新しいCEOが下手くそな運営をしても、シェアが大きすぎるからなかなか離れる様相になりません。PayPayはどうなるかな?と、他社カードとの連携が切れる8月1日まで、観察していきたいと思っています。
次回はゆうせいさんの号です。お楽しみに!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?