#887 表面だけ見て、システム全体を見ない穴(ナウシカより)
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
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わが家の庭木になんと!
今週も一週間がスタートしました。
本題に入る前に聞いていただきたいことがあるんですけど、週末になんとわが家の庭木にカブトムシが来訪してくれました。しかも3匹も。
本当に驚きましたね。
決してわが家が山の中に建っているわけでもなく、雑木林みたいな広大な敷地があるわけでもなく、本当に住宅街の中の普通の一軒家なんですよ。
庭木といっても、巨大な大木があるわけじゃなくて、花壇の真ん中に生えている中低木でどこにでもありそうな木なんですけど、この木にカブトムシが3匹もいたんですね。
週末の朝の涼しい時間は、私が今、植物大ブームの真っただ中にいますので、庭の花壇や鉢植えのお手入れタイムにあてているんですね。
なんかかさかさと音がするなと思って、音のするほうを振り向くと、花壇のの中に生えている庭木の一部から、ちょっと樹液っぽいのが出ていて、そこに3匹ものカブトムシが群がっていた。
オスが2匹とメス1匹いって、速攻子どもたちを呼んで観察したんですけど、メスはひたすら樹液をむさぼり、オスの2匹は力くらべというかちょっと小競り合いなんかしちゃって、典型的なカブトムシの構図が繰り広げられていました。
次女ちゃんが、「ママ、つかまえて!飼いたい!飼いたい!」と言ったんですけど、「うちはメダカちゃんもいるし、かわいそうだし、この庭木で飼うことにしよう、見守ろう」という結論になりまして、その後もちょいちょい観察をしていたんですけど、昼ぐらいまでは3匹で樹液をむさぼっておりましたけれども、午後になったらいなくなってましたので、「あのカブトムシはいったいどこへ?」と、そんな謎を残して消えたカブトムシちゃんたちでした。
#宮崎アニメを語ろう
そんな話を興奮気味にしているだけで、既に2分がたっているんですけど、今日の放送は、実はカブトムシにもつながるんですよ。
カブトムシといえば、昆虫。昆虫といえば、皆さん、風の谷のナウシカですよね。
ナウシカといえば、宮崎アニメジブリ映画ということで、今日は月曜日なので恒例のVoicyさんのハッシュタグで放送をお届けしようと思ったら、なんと今週のハッシュタグが『 #宮崎アニメを語ろう 』なんですよ。
このハッシュタグを見たときに、わが家へのカブトムシの来訪も、このハッシュタグの前フリだったのかなと。
しかも、金曜日の金曜ロードショーで、風の谷のナウシカがやっていましたよね。
この伏線回収っぽさがすごいなと思いながら、一人で興奮しております。
皆さんは、ジブリ映画の中でどれが一番好きですか?
月曜日から「ゆる金」っぽい放送ですけれども、今日は『#宮崎アニメを語ろう』ということで、私の中で宮崎アニメというのはジブリ映画そのものなんですよね。
皆さんは、ジブリ映画の中でどれが一番好きですか?
よかったらタイトルだけでいいのでコメント欄に書き込んでほしいなと思っているんですけど、本当にどれも味わい深いというか、その映画に付随していろんな思い出まで残ってるような、そんな実感を私は持っています。
ちなみに、私は断然、風の谷のナウシカ派なんですよね。
家族に聞いてみると、夫は断然、もののけ姫。何回見たか分からないと自分でも言っているぐらいもののけ姫が好きで、次女ちゃんは、借りぐらしのアリエッティだと言うんですよね。そこにくるんだって感じですよね。長女ちゃんは、あんまりジブリ映画を熱心に見ていないタイプなので、「私は韓国ドラマのほうがいい」そんな感じで会話が終わってしまったという感じです。
私は、風の谷のナウシカが一番好きなんですけど、これは不思議な映画だと思いませんか。
子どもの頃に見ても、全然良さが分からなかったんですよね。
確か私が風の谷のナウシカを一番最初に見たのは、小学校低学年ぐらいだったような気がするなと。テレビの映画の放送で見たんですけど、その時の印象が強烈に残っているんですけど、「蟲が気持ち悪い、話も怖い」最初はそういう印象しかないんですよね。
たしか両親と一緒に見ていたんじゃないかなと思いますけど、しきりと感動する両親に対して「え?どこが?」みたいな、そんな感覚を持っていたような記憶が、断片的に残っているぐらいなんです。
大人になってますます味わい深いジブリ映画(小田木所感)
なので、この映画の良さは、大人になって分かってきたんだな、大人になってからようやく味わえるようになってきたんだな、そんな所感を持っている映画でもあります。
本当は、私がここで一人でつぶやくよりも、ジブリ映画について皆さんとワイガヤをしたいんですけれども、かなわないので一人語りになりますが、特にどこが好きなのかというと、40年生きてきた今だから思う好きなところなんですけど、一つは、腐海が実は汚れた土をきれいにしている。この部分が私はめちゃくちゃ好きなんですよね。
ぶっちゃけ「え、そうだったの?」そんなふうに思いませんか。
病気も運んでくるし、そもそもその土地を住めなくしちゃうし、さらに怖い蟲もウジャウジャいるし、そんな腐海が実は汚れた土をきれいにしている。
そして怖い怖い蟲たちは、そんな汚れた土をきれいにしてくれている腐海を守っている。
この「えー、そうだったの?真実は」というびっくり感がすごく好きなんですよね。
そうやって考えると、つい私自身も表面だけ見て、システム全体を見てないことってたくさんあるじゃないですか。
対象が腐海だとか蟲だけじゃなくて、今の日常生活の中でも、その事象や対象の表面だけ見て、「怖い」「やばい」「とにかくなくせ」そう思っちゃうことって本当にあると思うんですよね。
でも実は、本当に表層的な部分しか見てなくて、システム全体を見てない。
ここをドカーンと突き付けてくれる、この部分がめっちゃ好きなところのその一です。
二つ目に好きなところが、同じ状況にあっても、そっかそっか、価値観によって取る戦略って全然違うんだな、ここかなと思うんですけど、例えば、同じ世界の中にあっても、風の谷は腐海とも病気とも共存していくしかないよね。今、できるところで工夫しながら、みんなで慎ましやかに暮らしていければいいじゃんと考えるし、一方で、同じ世界の中で同じ状況にあっても、トルメキアの軍事帝国は、力を持って、その恐怖をやっつけよう、焼き払ってしまおう、それをなくしていくために強大な力が必要だから、それを手に入れるためには他国を侵略して、とにかく負けないように力を付けていくしかない。こんな感じですよね。
子どもの頃は、この構造を見て「なるほどな、正義対悪か」そんな感じで考えていたんですけど、でもこれは、両方とも今の世界でいかに持続可能に生きていくか、そこを真剣に考えているというところでは、実は同じなんですよね。
これは世界レベルでもそうだし、会社とか家庭の中でもあるじゃないですか。
最終的に実現したいものは同じなんだけれども、考え方によって取るべき方法が違うとか、そこに向かう道のりが違う。
まさにその構図そのものだなと思って、片方からだけ見て、善対悪みたいな構図だけで物事を見るのも違うんだな。そんなことを気づかせてくれるなと思って、そこがまたおもしろい、味わい深いなと感じます。
純粋にジブリ映画が好き
ちょっと真面目に、今だから言えることを語っていますけれども、もっと純粋に私はジブリ映画が好きで、その大半はジブリ映画というブランドが好きなんですよね。
とにかく説明できないけれども、なんかいい。
世界観とか、そこにある深さとか、主人公の強さとか、人間味、そういうのがなんかいい。
なんかよく分からないけれども大好き。
そんなふうに思っている一人ですので、こういうものが作れる、作り続けて、それがブランドになるってすごいなと感じています。
ということで、月曜日から『#宮崎アニメを語ろう』という企画に乗っかってゆるい話をしましたけれども、一応、両立サプリっぽく終わると、そんなことから思うのは、これって毎日の生活や仕事の中でも言えるなと思っていて、私も自分自身に改めて言い聞かせたいなと思うのは、表面的な事象だけとらえて、「うわーやだー」とか「最低」「それって悪いものだよね」そんなふうに決めつけずに、いったん一呼吸おいて、「なんでそうなっているんだろうか?」「どうつながっていくんだろうか?」こんなふうに考えられたらいいなと思っていますし、もう一つは、相手に何かの違いを感じたとしても、それを持って相手を「そもそも違う」とか「意味が分からない」とか「理解できない対象」と決めつけずに、同じところはどこで、一方で、前提だとか、手段だとか、違うところはどこなのか?そんなふうに考えられたらいいな。そう考えられる人になりたいなと思っております。
ちなみに、大人になってから知ったんですけれども、風の谷のナウシカの映画って、実は物語の一部でしかないんですね。映画になっている部分が。
風の谷のナウシカという物語の全体はどこで見られるかというと、皆さん、宮崎駿さんのマンガですよ。
Amazonでも買えます。
そして私は、一生に手元に置いておきたい本、子どもが大きくなったら一緒に読みたい本として、全巻セットで買って手元に置いております。
このマンガが深すぎて、なかなか理解できない部分も多いんですけど、一生をかけて味わいたいなと思っています。
あと、新しい映画も見たいですよね。
今回は、プロモーションで一切何の情報も出てないという不思議な映画ですけれども、来週から映画館公開が始まるらしいので、見に行きたいなと思っています。
今日は以上です。
今日も一日良い日にしましょう。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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