#402 子どもを持って優先順位がつけられなくなったというお悩み
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、マインドブロックをカチッと外す、きっかけづくりを仲間と共に、オンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。
今日もまいまいのタイトルコールと一緒にスタートをいたします。
まいまい、ありがとうございます。
放送回数400回を超え!ありがとうございます!
今週、実は、放送回数が400回を超えることができました。
ありがとうございます。
2020年の9月に開設させていただいたチャンネルですけれども、400回まで続けてこられてとても嬉しいです。
聴いてくださる方あってこそだと思いますので、ありがとうございます。
そしてこれからも役に立つ放送を続けたいなと思っていますので、ぜひよろしくお願いいたします。
ちなみに、400回を超えたのは、このチャンネルではお馴染みの沢渡あまねさんが、「小田木さん、400回を超えましたね、おめでとうございます」と言ってくれて、「お!本当だ、400回を超えている」ということで、慌ててここで共有させていただくことになりました。
ありがとうございます。
優先順位をつけられなくなったというお悩み
今日は、このチャンネルの質問ボックスにいただいたご質問を取り上げてみたいと思います。
質問ボックスというのは、このチャンネルのプロフィール欄からリンクが貼られている、ちょっと長めの質問が書ける秘密のフォームになっております。
今日は、みつのじょうさんからいただきました。
【いつも放送をありがとうございます。
最近の悩みについて少し相談させてもらえればと思います。
最近、優先順位をつけられないという課題を感じています。
優先順位をうまくつけられないために、タスクを抱えたまま身動きが取れなくなっていることが多いです。
優先順位をつけにくくなったと感じるようになった原因は、二つあると思います。
一つ目は、自身の環境の変化により、自分の思うように行動できない、予測しづらいシーンが増えたこと。
例えば、家族の意向や、特に子どもの状況次第で先行きが変わることが増えました。
二つ目として、多様な価値観に触れて、自分の考えや物差しも増えてきた分、自分はこうしたいという考えや判断に迷うケースが出てきています。
独身の頃は、良くも悪くも、自分の考えだけでスパッと優先順位をつけていました。
しかし今回は、個人としての自分、母としての自分、妻としての自分、仕事人としての自分、どれを優先させるのかのせめぎあいや、いろんな価値観や想いを大事にしようとして、結果、動きが重くなるのを感じています。
トライ&エラーでやっていくしかないかもしれませんが、ワーママとして仕事と家庭を両立させるためにも、ぜひ小田木さんの考えがあればヒントにさせてください。
よろしくお願いします。】
という質問でした。
みつのじょうさん、ありがとうございます。
今日一緒に考えてみたいと思います。
環境や価値観が変わって、変化に適応するためのプロセス
まず、お悩みを整理すると、最近優先順位がつけづらいと感じている。
理由の一つ目は、環境の変化、そして二つ目は、多様な価値観に触れたことだと思っている。
仕事、家庭、母として、妻として、いろんな自分が増えてきた結果、どの自分も大事にしたくて、そんな中で迷ってしまう。
こういったお悩みになります。
これは私も同じことを経験しました。
なので、共感しかないって思ってます。
ちなみに、今の状態が良くない状態なのかというと、私は、とてもとても健全なことだと思います。
書いてくださっている通り、これまでのみつのじょうさんから、これからのみつのじょうさんに脱皮をしているプロセスだと思うんですよね。
環境が変わって、価値観が変わって、その変化に適応するための、今はプロセスなんだろうなって思います。
ステージが変わるとか、価値観が変わっていくという、この移行に必ずついてくる、ゆらぎだとか難しさ、これを今まさに感じていらっしゃるところなので、移行に必ずついてくるものなので、とても健全なことだと思います。
さらに、自分なりに、「なんだ、このゆらゆら揺れる感じ、難しい感じの原因は?」と理由の分解もされていて、これも素晴らしいですよね。
では、チャンチャンとなっちゃうと、「はい、頑張れ」という話になっちゃうので、もうちょっと深めて考えていきたいと思います。
自分なりの判断軸を作っていく
テーマは、どう優先順位をつけるかということなのですけれども、実は今回のケースは、優先順位のつけ方ではなくて、自分なりの判断軸をどうやって作っていくかという話なんだなと改めて考えています。
自分なりの判断軸というのは、結局、自分の理解を深めていくことですよね。
例えば、「何を大事にしたいんだろう?私」とか、「自分ってどんな人なんだっけ?」、「何が得意で、何が苦手で、どういう時に嬉しいと思って、どういう時に悲しいなと感じるんだっけ?」とか、「どんなときに仕事が楽しいのか」、そして「働くことで、仕事をすることで、何を期待するのか」とか、「これからどういうパートナーシップを作っていきたいのか」、「パートナーとどんな関係の中で、どんな家庭を作っていきたいのか」こういったことを自分でまずつかんでいく。
それが判断軸として育っていく、こういう所にいるのかなと思います。
自分の理解を深めるというのは、机に向かって、「よし、今から一時間自分のことを考えるぞ」という感じでは、なかなか自分ってつかめないんですよね。
リアルなフィールドで感じたこと、考えたことを振り返りながら、実際に判断をしてみながら、つかめていくのが自分なのかなと思います。
なので、立ち止まれないので、フィールドで動きながら、自分をつかんでいく。
howとwhyを見極めよう
優先順位を自分なりに納得ができるように付けられるようになっていく上で、ポイントはどんなところにあるんだろう?というのを、みつのじょうさんのために考えてみました。
参考までにというところですが。
まず一つは、howとwhyを見分けていく、分類していくというのが、結構ポイントだなと思います。
いろんな選択肢が見えてくるのですけれども、選択肢というのは、あくまで選択肢でしかないんですよね。
いろんな選択肢というのは、howの部分じゃないですか。
例えば、フルで働く人もいれば、時短で働く人もいる。
フルか時短かというのは、howなんですよね。
目に付くのはhowだけれども、whyの部分、「なぜフルタイムを選択するのか」とか、「なぜ短時間勤務を選択したいのか」もしくは、「相手は選択しているのか」whyというのは、考えないと見えないですので、howなのかwhyなのか、これを見分けていくというところがポイントの一つになるかなと思います。
ちなみに私は、「子どもにご飯は手作りしなきゃ、働いてる分だけご飯は手作りして愛情を注がなきゃ」という感じで、夕方に帰ってきてヘトヘトで子どももかまってほしい中で、玉ねぎを刻みまくるということをしてしまったことがありますけれども、howが手作りご飯なのですけれども、whyは「笑顔の食卓にしたかった」、「愛情の感じられる笑顔の食卓を作りたかった」でもそれがwhyであれば、howはもっと違う選択肢もあったはずなんですよね。
ちなみに今は、短時間で調理できるいろんなアイテムを活用しながら、なるべく労力をかけず、食事を作って、それをみんなで囲んで食べることに力を注ぐというほうにシフトしまして、結果、どうしたかったか、笑顔の食卓を作りたかったという目的は果たせるようになっております。
目的に対して優先度の高いことから力を入れる
howではなくwhy。
言い換えると、そもそも何のために、目的に対して優先度の高いことから力を入れるとか、目的に対して適切な選択肢を選ぶ。
このポイントを押さえられると、家庭も仕事も優先順位をつけやすくなるんではないかなと思います。
判断軸を固定させずに、柔軟に切り替えながら決めていく
そしてもう一つは、判断軸は固定でなくていいと思います。
ケースによって判断軸を変えていく。
このケースは、母としての自分がとりたい選択肢を優先しよう。
このケースは、仕事人としての私が取りたい選択肢を優先して決めよう。
固定せずに、ミックスで、ケースバイケースで判断軸を置きながら決めていく。
これができると、「仕事なの?それとも家庭なの?」という感じで、天秤にかけて、悩む、迷う、葛藤するということが減るんじゃないかなと思います。
トライ&エラー&振り返り
ということで、目的に対して優先度の高いことから力を入れる。
そして、判断軸を固定させずに、柔軟に切り替えながら決めていく。
こんなところかなと考えてみました。
みつのじょうさんも書いてくれた通り、あとはトライ&エラーなのですけれども、私はトライ&エラーだけだと、ちょっと違うなと思っていまして、トライ&エラー&振り返りだと思います。
「やっちまったなー」とか、「なんかうまくいかなかったな」トライ&エラーしただけだと、全然変わらないんですよね。
「なんでうまくいかなかったのかな?」、「なんでこの決定に自分が納得いかなかったのかな?」ここを考えるですね。
質問ボックスのコメントを見ても、みつのじょうさんがいつもやっている思考スタイルなんじゃないかなと思います。
だから大丈夫です。
そして私は心から応援しています。
今日も一日良い日にしましょう。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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