#549 自分の仕事の影響を想像できる人〜新人時代からの変化〜
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、時間で成果を出す仕事のやり方にさよならするためのオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。
今日は、”影響を想像できる人”、こんなテーマを掲げて放送してみたいなと思います。
昨日の放送が、”メッセージを作れる人”だったので、自然と”〇〇な人”シリーズになってるかと思いますけれども、今日は今日で独立した放送ですので、楽しんでいただければと思います。
影響を想像できる人
”影響想像できる人”というテーマにしようと思った経緯ですけれども、この5月は、私は新卒入社した方々の研修に関わらせていただく機会がありました。
いわゆる”これからいろいろな経験を積んでいく方々”ですよね。
本当に真剣で学習意欲があって、心が洗われる思いで関わらせていただきました。
さらに、運営するオンラインスクール育休スクラの5月開講期もスタートいたしましたので、ここではまさに”いろいろな経験を積んでいる大人の方々”の学びの場に関わるという、この両方の機会があったときに、ふとを考えたんですよね。
小田木仮説ですけれども、仕事ができるようになっていくって、もしかしたら言い換えると、自分の仕事の影響を想像できるようになっていくと、こういう言い換えができるんじゃないかな。
いろんな知識を付けていくとか、その業務に精通していくとか、実際にリアルな経験を積んでいくとか、これももちろんいろいろあるのですけれども、仕事ができるようになるということと、自分の仕事の影響力の想像力があがっていくということは、実は比例しているんじゃないかなと、そんなふうに仮説立ててみました。
この仮説を今日は皆さんと共有しながら考えたいなと思っています。
新人時代からの変化
ちなみに皆さんが新入社員だった当時の自分と、今の自分と比べて、何が大きく変わったと思いますか?
さっきの影響力という観点でいくと、私自身は、昔は「自分のために頑張ります。私、成長したいので頑張っちゃいます。」こんな感じのトーンだったのが、今は、「この仕事で誰のどんな役に立ちたいのか?誰かのために、もしくは、仲間のために。」こういう動機の持ち方をすごくするようになったなって思いますし、あと例えば、「よっしゃ、この作業を終わらすぞ。」みたいな感じで、とにかく処理マシーンと化していたところが、「この仕事の結果、誰がどういう状態になればいいのかな?」こういう観点で考えながら、本当に必要なことにちゃんと力をかけるというような仕事スタイルに少し変われたんじゃないかなと思います。
前者がだめで後者が良いという話ではなくて、仕事の成長段階というのか、成熟段階というのか、フェーズフェーズがあるんだなということを感じています。
影響をどこまで想像しているか
さっきの仮説の自分の仕事の影響に対する想像力が高いケースと高くないケースって、どう違うのかな?というのを、もっと身近な例で想像してみると、例えば今、グループウェアとかメールを使って、テキストベース、メッセージベースのやりとりがめちゃくちゃ多いじゃないですか。
いろんなメッセージが飛び交う中で、さっと目を通すだけで分かるケースと、何が言いたいのかは、読み手が時間をかけて解読しなければいけないケースがあるじゃないですか。
何が違うかというと、書き手が読み手に対して、誰がどう読むか?ということを想像しながら書いているかどうかの想像力の違いじゃないかなと思うんですね。
自分が書きたいことを書いているのか、それとも読み手が読む前提で、影響を想像しながらチューニングして書いているかの違いになるんじゃないかなと思います。
あとは例えば、会議で話をしたり、進行するとするじゃないですか。
自分の言いたいことをしゃべって、相手が自分が何を言いたいか、汲み取ったり解釈しながら聞かなければいけないのか、それとも喋り手である私たちが、相手が何を知っていて、そしてどう受け止める可能性があるかを前提に置きながら、適切な説明をしていくのか。
これも影響をどこまで想像しているかどうかの違いと言えるんじゃないかなと、そんなふうに考えております。
なので、仕事ができるようになっていくというプロセスは、たぶん言い換えると、自分の仕事は誰にどう影響するのか、考えられるようになること。
例えば、前後工程にどういったプロセスがあって、どういう人が関わりながら、次に自分の仕事はどう活用されるのか想像しながら進めるとか、あと、チーム全体の成果の中で、自分の仕事がどう影響するのか知っているとか、顧客がどういう人たちで、何が課題で、自分の仕事がどう影響するのか、想像できているとか、そういった想像力ですよね。
そこからさらに、自分の仕事が、相手や関わる人にどう影響すると成果が最大になるのか想像できるということも、イコールなのかなと思います。
例えば、レポートを書くという業務においても、このレポートによって、顧客がこの取り組みの評価をするので、うまくいったかどうかが、まず端的に分かったり、次に何をするかがきちんと表現されてたり、担当者の手に渡った後、書面のみでたぶん社内に回覧されるなということが想像つけば、レポート単体で”なぜそれをやって、ポイントは何なのか?”読んだだけで分かるように情報が載ってないといけないなとか、読んだ結果、相手にどうなってほしいのかという中で、継続のジャッジメントをするというところが目的にあるのであれば、そのジャッジができる情報がきちんと的確に書いてある。
こんな感じのイメージですかね。
影響を想像できると仕事は楽しくなる
そんなことを考えながら、私は過去の自分と比較しながら考えてみて、仕事のつながりだとか、あと自分がやることの影響が見えれば見えるほど、総じて仕事が楽しくなってきたなと思います。
自分の仕事の影響が想像できないと、仕事って作業になっちゃうんですよね。
もう一つ別の観点で、「今の仕事にやりがいを感じるか?」そういうテーマって、絶えず出てくるなと思うのですけれども、それがやりたい仕事かどうかで動機付けされるケースも、もちろんあると思うのですけれども、やりたい仕事かどうかだけだと、組織の中でいろんな役割を担いながら仕事をしていく中で、その全てがいつ何時でもやりたい仕事であるかということって、なかなかないと思うのですけれども、やりたい仕事かどうか軸ではない軸で、経験を積んだり、結果として仕事に対してのモチベーションを、高い状態を維持できるのも、影響を想像できるかどうかって、結構つながるんじゃないかなと思っています。
ということを考えてみたよという放送でした。
昨日の放送の”メッセージを作れる人”とあわせて、「仕事ができる人って、どんな人だろう?」、もしくは、「仕事を楽しんでいる人って、どんな考え方をする人なんだろう?」こんなテーマを自由な観点で考えてみたよ、そんな話だったなと思います。
皆さんはどうお考えでしょうか?
それでは、今日も一日良い日にしましょう。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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