#114 紆余曲折を価値にする!個人内多様性とは?
早朝がめちゃくちゃ寒くてですね、声がかたくて寒そうだなという気がするんですけれども、聴きにくかったらすみません。
今日のテーマは紆余曲折、いろんな経験してきた人に朗報です。こんなトーンでお伝えしたいなと思うんですが。
先週読んだ日経新聞1月7日の社説の中にこんなキーワードが出てきました。『個人内多様性』個人のうちにある多様性、こんなキーワードですね。
私は新聞を締めに読むのがめちゃくちゃ好きなんですね。自分でも意図しなかった記事というか、情報に出会えるのがなんともいえない楽しい時間なんですけれども、その中で最近意図せず出会ったのが、この個人内多様性というキーワードでした。
記事自体の全体の文脈はこんな感じです。
テーマはニューノーマルに挑む。
今、皆さんもご存じの通りの大きな変化に社会も企業も直面していますので、その中で私たちには勇気が必要だ、何の勇気かっていうと、変わる勇気。要は、変革が必要だという、そんなトーンなんですね。
この中で具体的には三つの変革が必要だ。
一つはデジタルトランスフォーメーション。
二つ目が人の変革。
三つ目が環境対応を成長機会にする。
こういった戦略の変革ですね。
その中で個人内多様性というのは、人の変革の具体的な考え方として出てきているんですが、言葉自体は早稲田大学の教授が提唱している考え方のようです。
個人内多様性(イントラパーソナル・ダイバーシティ)、カタカナは脇に置いておきたいと思います。
個人内多様性というのは、要は、色々な経験をした人ほど新たな価値を生み出せる。そしてビジネスでも成功を収める確率が高まる。こういった概念として提唱されていました。
これを読んで私は思ったんですね。
来た!これからはこの両立サプリを聴く皆さんの時代じゃないか。
紆余曲折を価値にする!個人内多様性とは?
ここまでは記事のアウトラインですけれども、ここからは完全な私の私見と解釈としてお聴きいただければと思うんですけれども。
ダイバーシティに関しては、これまでもずっと言われてきてますよね。
ダイバーシティ、多様な人がいる。
そこからスタートして、多様な人がいるだけじゃダメなんだよって言いながら、ダイバーシティ&インクルージョン。
いるだけじゃなくて、お互いに需要し合っていて、そこから価値が生まれている。
さらに今回、個人内多様性というところにきて、ここにフォーカスして、ひとりの中に多様性の価値を認めていく。
こういった流れがあるのかなと思います。
個人の中の多様性、皆さんどんなものを思い浮かべますか?
まず、ライフステージの多様性ありますよね。
育児だったり、介護だったり、もしくは病気を自分で抱える方もいるし、病気の家族を抱える方もいるかもしれない。家族の形、生活の形、こういったものがライフステージの多様性かなと思います。
そして働き方の多様性もありますよね。
時短勤務であったり、リモートだったり、もしくはフリーランスであったり。今こうであるっていうだけではなくて、いろんな働き方を変遷して、今の働き方があるっていう方もいるんじゃないかなと思います。
そして他には、経験の多様性。
例えば、いろんな異動をして多様な事業だとか、部門、仲間との仕事を経験してきているとか、同じく転職だったり、副業だったり。経験の多様性というところでいくと、専業主婦も私は間違いなくここに入るんじゃないかなと思います。その中で失敗したりうまくいったり挫折したり、とにかく紆余曲折してきている。ずっと一定じゃない。これも経験の多様性だと思いますよね。
他にはコミュニティの多様性、これはどうでしょうか?
会社っていうコミュニティがあって、もしかしたら会社という組織の中でも部門のチームであり、その他いろんなプロジェクトだったり、横断的なコミュニティに所属している人もいるかもしれない。あとは家庭とか地域とか、職場でも家庭でもない第三のコミュニティを持ってる人もいるんじゃないかなと思います。私たちの育休スクラオンラインスクールなんかは、サードプレイス第三のコミュニティ、そんなふうな位置付けで運営していたりします。
とにかく特定のテーマで集まるいろんな仲間がいる、そういった仲間自体も多様な経験や価値を持っているコミュニティの多様性ですね。
こうやって考えてみると、いろんな多様性をひとりひとりの中に発見できるし蓄積していけるのかなと思います。
ここに価値を認めている、そういった話ですね。
経験を言葉でストックしよう
でもちょっと考えてみるとですね、やっぱり変化って大変じゃないですか。その中でいろんな経験をしたり、人と違うようになっていく。
ここで自分をアップデートして成長する人がいる一方で、たぶん保守的になっちゃう、いろいろ諦めちゃう人もいると思うんですよね。
なので最後にですね、どうしたら個人内多様性を自分自身の価値につなげていけるのか?そのために自分でどんな工夫ができるのか?ここを一緒に考えたいなと思います。
私考えてみたんですけれども、三つほど挙げてみました。
まず一つは、ここに価値がある、この多様性、この経験、この挫折、この紆余曲折の中に価値があるってちゃんと自分で認めることが大事じゃないかなと思います。
自覚するし、ここに価値があると信じるって感じですかね。
例えば、私は育児をしているので今までのように働けないとか、その他いろんなことをハンディキャップを負っていると捉えてしまう。これだともう、この価値を活かしようがなくなっちゃいますよね。
経験してれば誰もがそれが価値になるかっていうよりも、そこに価値を認めて何が価値か自分できちんと認識できること、ここって意識の話かもしれないですけれども、やっぱり全然違う結果につながるんじゃないかなと思います。
二つ目、じゃあ価値を認めてどうすればいいのか?
二つ目は経験を言葉でちゃんとストックする。これが必要じゃないかなと思います。
私もそうなんですけど、日々の経験って毎日流しちゃうんですよね。
ただ、これを流さない。そこで何を得たのかとか、その経験でどう変わったのか、何の転機になったのか、こういったことをちゃんと言葉にしておくのが大事ですよね。
特によく言われる黒歴史、これを黒のまま放置しないということがこれに該当するんじゃないかなと思います。ただの思い出したくない経験に留めるのか、それともそれを自分のアップデートにつなげるのか。
例えば、私も第一子復職時に仕事が全然楽しくなくなっちゃった。この話をよくすると思うんですけれども、なぜ楽しくなくなったのか、自分と環境にどんな要因があったのか?そこにどう向き合えばよかったのか?そこから言えることが何なのか?これを言葉でストックできたことによって、黒歴史じゃなくなったっていうところは、すごく私にとってもプラスだったかなと思います。こんな感じですね。
そして最後に、これからもいろんな経験をしていくじゃないですか。
なので、ここからの新しい経験にオープンになる、このスタンスが欠かせないんじゃないかなと思います。
具体的にどんなイメージか?
例えば、意図しない配属だったり、想定しなかった結果だったり、何一つ思い通りにならない状況って、これからもめちゃくちゃあると思うんですよね。そういった時にここで得られるものは何なのか、最大限考えて活用する。むしろその経験を自分の多様性の一環にしてやる。こんなふうな考え方で、オープンにそこに向き合っていくということが結構大事なんじゃないかなと思います。
これまでの経験を価値にして、かつこれからの経験も価値にしていく。
こんな考え方ができると、またちょっと毎日が楽しいような気がしますよね。特に思い通りにいかない時も。
そんなことを考えた先週の新聞記事でした。
冒頭で私、紆余曲折いろんな経験をしてきた人に朗報ですってお話ししたんですけれども、なんとなくそんなニュアンスが伝わると嬉しいなと思います。
オンライントークセッションのお知らせ
そして最後ラスト30秒で、来週開催される面白いイベントの共有をさせてください。
「育休の景色を変えたい。」
こういうビジョンで事業を展開する三者、育休コミュニティ「MIRAIS」栗林さん、育休インターンmogの金子さん、私たち育休スクラ小田木。
この三者で、「育休をデザインする。」これをテーマにトークセッションを行ないます。
1月18日月曜日、このチャプターにURLを貼っておきます。
それでは皆さん今日も一日良い日にしましょう。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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