#980 今「しんどい」と感じたら(それキャリアの転機かもしれない)
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。
今週も一週間がスタートしまして、いよいよ10月最終週ですよね。11月がスタートします。そんな週明けの月曜日です。
余談なんですけど、私は週末に家族で初めてベイマックスを見たんですよね。ディズニー映画のベイマックス。白いふわふわのロボットの映画です。みんなでほろっときちゃって、すごくいい映画ですよね。
どんな話なのかをまったく知らない中で、次女ちゃんが見たいと言ったのでみんなで見たんですけど、ちょっといい涙体験をさせてもらいました。
#キャリアの転機
今日の放送ですけれども、またVoicyさんの全体のハッシュタグの中でテーマを取り上げて放送させていただきたいなと思います。
今日のテーマは『 #キャリアの転機 』です。
また超ビッグなテーマですよね。
皆さんは、これまでを振り返ってキャリアの転機ってどこでした?
その時、何がありましたか?
たぶん聴いてくださっているお一人お一人にいろいろな転機があったと思うんですけど、今日はまた小田木所感で放送させていただきますが、私的にはキャリアの転機って、しんどかった経験とか状態が転機になったというケースが、実はめちゃくちゃ多いんじゃないかなって思っています。
個人的体感値としては、ほとんどがしんどかった系じゃない?
これが思うことその一と、もう一つは、「いや、転機だったな、これが」と言えるまでに結構なタイムラグがないですか?
転機という言葉を使ってますけれども、瞬間じゃないんですよね。
割りかし一定のまとまった期間をへて、振り返ると、「転機だったのかな?あそこが」みたいな感じで言えるケースが多いんじゃないかなと思いまして、『#キャリアの転機』について二つ目に思うことは、転機だったと言えるまでにタイムラグがある。
これが、キャリアの転機に多いんじゃないかなと思います。
私自身の小田木ケースを分析すると、完全にこのパターンですし、つながりのある人たちのケースをいろいろ想像してみても、「こっちじゃない?」って思うんですよね。
なので、あくまで小田木所感ですけれども、キャリアの転機というのはしんどかった経験や状態がほとんどで、さらに転機だったなと言えるまでにタイムラグがある。
あの時のあれはしんどかったな。でも振り返ると、それが転機になったなー。
これが結構王道のパターンなんじゃないかという仮説を持っておりますけれども、皆さんはいかがでしょうか?
キャリアの転機は大抵「しんどい」と感じるんじゃないか説
じゃあ、ちょっと事例的に考えてみるとどうかですけど、まず私の場合は、このチャンネルではもうすでに聴き飽きたかもしれないんですけれども、一大転機は30代の気合い・根性・長時間労働・一人でやりきってなんぼという仕事のやり方が、20代はそれで良かったけれども、30代に限界を迎えた。ここですよね。
なぜならば、気合い・根性・長時間労働・一人でやりきってなんぼという仕事のやり方しか知らなかった30代の私に、ライフイベントが乗っかって、しかもチームのリーダー(マネージャー)をやるようになったけれども、プレーヤーとしての仕事のやり方しか知らないので、これがなかなか手ごたえが持てなかった。
さらに、そんな状態で新規の事業作りみたいなことをやってましたけれども、これまたなかなか結果が出ない。
気合い・根性・長時間労働・一人でやりきってなんぼという仕事のやり方が、ライフイベント・マネージメント・新規事業開発に対処しきれなくなって破綻を迎え、それが大転換につながっていくという、そんな転機だったなと思います。
今、Voicyで発信させていただいている、まさにチームワーキングとかヘルプシーキングという、いろんなテーマがありますけれども、そこで発信される内容とは結構真逆の考え方とか仕事のやり方とか人との関わり方をしていたなという、そんな私です。
転換できたね、よかったねという話かもしれないですけど、転換している途中というかその真っただ中にいる途中は、やっぱりしんどかったんですよね。
ゴールも出口も見えないし、どこに向かっているんだろう?どこに向かっていけばいいんだろう?そんなもがき状態が、そこにはあったなと思います。
結果的に振り返ってみると、あの時はしんどかった。でも振り返ると、それが転機になった。
これが一つのザパターンですよね。
いろんな人に聞いてみても、結構そのケースが多いな。
特に今、自分を確立している人とか、確固たる自己を持っている人の転機って、割りとしんどかった経験、しんどかった状態、だんだんそれが転機だったと言える変化というか消化をしながら至っているというケースが多いんじゃないかなと思います。
転機だったと言えるまでにタイムラグがある
もうちょっと身近に考えてみますか?
例えば、転職が転機になった。これってよく聞くじゃないですか。
でも、もともと良かった状態が、転職によってさらに良くなった。これもあるかもしれないですけれども、意外と多いのが、そもそも転職前にいろんな葛藤の中でもがいていた。その葛藤をへて転職をきっかけにしながら、キャリアの転機になったというケースも思いますし、もしくは、私はめっちゃいけてるわと思いながら転職したけれども、環境を変えてみたら全然まだまだだった。そこでもがきながらアンラーニングと自己認識の再形成をしながら、結果的にそこから先の可能性をめちゃくちゃ広げることにつながった。
結構こういうパターンが、転職が転機になったの背景にあるんじゃないかなと思います。
もうちょっと考えてみると、例えば、営業に配属された。嫌だし、自分にはめちゃくちゃ向いてないと思ったけれども、いろいろとやっていくうちに、ここにもがき期が一定にあるんですけど、やっていくうちに、自分でも気づかないおもしろさが実感できたとか、もしくは、その後、営業以外の仕事もする中で、営業を通じて他社と合意形成したり、きちんとファシリテーションをして場をまとめるという、このスキルが超生きている実感を持った。
これもまさにキャリアの転機ですよね。
あくまで小田木所感ですけれども、しんどかった経験や状態が、そこでもがいて時間をへながら転機だったと言える経験に消化されていくというか、熟成されていく。
これがやっぱり多いんじゃないかなと思うんですよね。
しんどかった経験は変化する自分を後押ししてくれる
なんでしんどかった経験がベースになることが多いのか?
ここもちょっと考えてみましょうか。
引き続き小田木所感が続いておりますが、低迷したとか、もがいたとか、壁にぶつかった、このしんどかった経験って、変化する自分を後押ししてくれるんですよね。
変化させるきっかけになるとか、ともすれば、変化せざるを得なかった。
こういうの中で、変化する前の自分を後押ししてくれる。
でも、一方で、変化中はめちゃくちゃストレスを感じるじゃないですか。
なぜならば、変わるということは、必ずストレスを伴うので。
もがいたり、すぐに結果が見えなかったり、変化の途中はそれがいいのか悪いのか、まったく判断がつかないので、これでいいんだろうかと思いながら、でももがくしかないという期間が一定はある。
そういった中で変わっていくんですけれども、変化が状況や自分によく効いてくる、これを感じるようになるまでに時間がかかる。
こういうメカニズムなんじゃないかなと思うんですよね。
さらに、しんどかった経験とかもがいた経験というのは、自分の価値観とか、自分が大事にしたいことは何か?をめちゃくちゃ考えさせてくれるので、そういうものに気づかせてくれる、そういうものがくっきりはっきりと自分にとって分かってくる。
これを与えてくれるのが、しんどかった経験や状態かなと思いまして、そういうメカニズムになっているんじゃないかなと、個人的には思っています。
ということで、今日は『#キャリアの転機』というキーワードですけれども、個人的には、キャリアの転機って結構しんどかった経験や状態が多いということと、さらに転機だったと言えるまでにタイムラグがある。
これが結構法則なんじゃないかという私の所感を共有させていただきました。
今、しんどい状況にいるあなたは転機の真っただ中にいるのかも
そこから何が言えるのかですけれども、放送の最後にですけど、今、しんどい状況にいるあなたへ。
それって、もしかしたら転機のただ中にいるかもしんないよね。
しんどいでしょう。もがいているでしょう。そして、これであってるのか?みたいな感じで、ゴールや出口が見えない感覚があるかもしれないんですけど、それはもしかしたら転機の真っただ中にいるのかもしれません。
しんどく感じることとか、ゴールが見えないと思うこと、それも割りとスタンダードな一つの症状かもしれません。
ということは、振り返ると、それが転機だったと言える、そんな手ごたえが今は見えない先に待っているんじゃないかな。この期待はしていいと思いますし、だからといって我慢して抑え込むんじゃなくて、もがきましょう。
私ももがきますので、一緒にもがいていきましょう。
そんな視点が持てると、ちょっと今の見え方が変わるかもしれないなと思っています。
私も、しんどいなとか、これはハードだなと思うことがいろいろありますけど、これはもしかしたら小さい転機かもしれないな。そんなふうに思えるといいなと思いながら放送させていただきました。
転機の伴走者になるかも?オンラインスクール「スクラ」のアナウンス
続きはぜひVoicyでお聴きください。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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