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#23 ワタシが両立をテーマに仕事をしている訳

今日はですね、オープニングの中のフレーズに「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」っていう言葉を入れてるんですけども、なんでこの言葉なんですか?みたいなそんな質問を頂きましたので、この話をしていきたいと思います。

子育てと仕事の両立したら仕事が楽しくなくなった

この言葉の理由は、仕事が好きでも楽しくなくなってしまった時がありまして。その時が、子育てと仕事の両立がスタートした時だったんですよね。これまでも何回か取り上げてきたんですけれども、仕事が好きだし、楽しいと思ってやってきた私が、うわっと思ったのが第一子復職時でした。仕事が好きだったし、ただでさえ子どもが小さいし、働ける時間が少ないし、周囲にも迷惑をかけているだろうから、何とか頑張ってやりたい。そう思いながら復職したんですね。なので、めっちゃ頑張ってました。仕事は基本2倍速みたいな。自分の中ではですけれど。

とにかく効率的・スピード・急げ急げみたいな。そんな感じで時間を惜しんで、会社にいる間は仕事をして、時間になるとダッシュで帰っていくっていう。それでも終わらない仕事があって、はぁって思っちゃたりとか、そんなことをしていました。

そうこうしてる間に、疲れてきちゃうんですよね。体も気持ちも。自分は時間内で仕事が終わるように、めちゃくちゃ工夫している。でも周囲は仕事のやり方を変えずに、これまでどうりの時間で仕事ができている。なんで自分ばっかり。そういう気持ちになってきちゃったり、周囲のへの不満になったりですとか、私はがんばっているのに、みんな今までどうりでうらやましいというジェラシーですかね。しかも頑張ってるのに、その頑張りが報われてないみたいな、そんな気持ちがしてきちゃいました。

要は出産前よりも仕事のスピードも上がっているし、それを短い時間でやろうと工夫している。そういう頑張りをしているけれども、その頑張りが報われてない気がするみたいな。そんなふうな気持ちに苛まれて、そうこうしているうちに「なんのためにこんな頑張ってんだろう」みたいな。「なんのために働いているかわからない」そんな状態になってしまいました。その時が本当に仕事があんなに楽しかっただろうに、好きでも楽しくもなくなってしまったというこういう状態でした。

「子育てと仕事の両立って大変」という話しにはしたくない

本当に辛いですよね、この状態は当事者としては。自分も家族も。これをあえてですけれども「だから両立って大変ですよね、本当に」みたいな、そういう話にしたくなくてですね。今だから、冷静に考えられるところもあるんですけれども。

あえて自分のことなので、ストレートに言わせて頂くと、この時の私って自分目線ではすごく頑張ってたし、工夫もしてたし、何とか一生懸命やろうとしてたんですけど。ぶっちゃけ「一人で踊ってたな」ってと思います。私は頑張っている、私はよくやっている、工夫している、でも周囲は?みたいな。

この状態って、本当の自分視点だけだったなって思います。さらにですね、私が何とか短い時間で仕上げようって思って、がむしゃらにやっていた仕事のやり方がチームの中で評価されていたか、受け入れられていたかというと実は『?』が付くんですよね。もっと言うと、そういう工夫をしていた、そういう気持ちを抱えていたっていうことに気づいていた人も少なかったかもしれないです。

一人で踊っていたなって言う言葉は、結局自分視点だけで、自分で抱え込んで、自分の中で工夫してたけれども、チームのパフォーマンスとつながっていなかったんですよね。なのに、勝手になんで自分ばっかり思考に陥って、周囲への不満を膨らませて、仕事を頑張りたい気持ちも失せちゃってきんです。

ワーママにはワーママのがんばる方法がある

こういう状態に陥らないために、どうできればよかったのかっていうところなんですけども。まず、それまで時間でなんとかするっていう仕事のやり方を抜本的に変える必要があったな。私も頑張ってましたけれども、今までの仕事のやり方で倍速にするっていう、そういう頑張り方はこれじゃなかったっていうのがあります。あと、自分が自分がって一人で抱え込むっていうのは、チームのこと無視してたなって思います。

なんのために働いているのか、わからなくなっちゃうっていうのも、それまでは考えずにこれたけれども、ちゃんと自分のことを理解して、これからどうしたいのか、なんのために働きたいのか、どうなりたいのか、ということをきちんと考えておく必要があったなとそんな風に思います。

さらにですよ、今挙げたようなポイントを一人で工夫して何とかしようとしてもいけないっていうことも、声を大にして言いたいと思います。なぜなら、一人で抱え込まない仕事のやり方だとか、時間で何とかしない仕事のやり方、ライフステージが変わってもきちんと自分なりの軸を持って仕事に向き合うキャリアの考え方というのが、これ全部本当に再現性のあるノウハウなんですね。業種とか職種とか関係なく。本当に誰か言ってくれればよかったのにっていう、この一言に尽きます。

ワタシが両立をテーマに仕事をしている訳

今、私も「両立」っていうテーマでやってるんですけども、根底にあるのはもっと楽して、情報をオープンにして、誰もがその気になれば、手を伸ばせば届く機会があって、そういったことオープンにシェアできるネットワークがあるっていう。これが本当に欲しかったし、欠かせないなって思ってましす。それが今の私の仕事の一つになっています。

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」っていうこのメッセージに込めている私なりの考えとしては、仕事が好きな人はたくさんいると思うんですよね。働く限りは楽しいって言いたい人もいるし、私が見る人はみんな誠実で仕事頑張りたい気持ちっていうの必ず持ってるんですよね。そういう気持ちを持ってたり、仕事が好きだと思いたいとか、楽しいって言いたいっていう人が、何のために働いているのかわからなくなっちゃうとか、頑張っているのに報われない感を抱え続けちゃうとか、本当にそれだけは避けたいし、避けて欲しいなあって思っています。

仕事が好きでも、楽しくもなくなってしまった、私のあのときに思うことから、今に繋げてとそんなテーマで今日は話をさせて頂きました。両立サプリって言うタイトルで放送してますので、もし今ですね結構大変だなとか、辛いなとか、出口が見えないなって思うようなステージにいる人が居たとしても、大丈夫です。絶対出る方法があります。こんなふうに伝えながらこれからも情報を少しずつ配信をしていきたいなと思っています。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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