#153 頭のカタい上司・周囲との付き合い方
今日は木曜日ですが、まず初めに一つお詫びがあります。
今週の祝日23日に、フォロワー1,000人達成の報告と皆さんへの感謝をお伝えしながら、感謝祭企画のご案内をさせていただきました。
ここまではOKなんですけれども、私がお伝えした感謝祭企画の日にちと曜日のうち、曜日が間違っておりまして、本当に申し訳ありません。
正しくは3月16日の火曜日のランチタイムになります。
URLをもう一度掲載させていただきますので、なんだ火曜日だったのという方、ぜひご覧ください。
そして、小田木さん火曜日ですよって教えてくださったケンティママさん、本当にありがとうございます。
改めまして、ランチタイム耳だけ参加大歓迎のVoicy裏側発信、交流感謝祭に面白そうだなって思ったら、ぜひお越しいただければ嬉しいです。
頭のカタい上司・周囲との付き合い方
そして今日は、木曜日のちょっとした定番になりつつあるリナちゃんからの質問に答える回。
リナちゃんは本当に真面目なので、今週も投げ込みをくれています。
これはどうですか？と。
「頭の固い上司や周囲との付き合い方」
以下はリナちゃんの質問分です。
【昨今、多様な価値観が受容されつつある中で、だからこそ若者と上の世代の方で、大きな隔たりが生じてきていると感じています。
会社の考え方が古いから転職したいと口にする友人が多かったり、親や親戚から古い価値観で人生に口を出されて困っているという方も見かけます。
特に年齢で区切るつもりはありませんが、森さん問題で（問題の本質ではなく）年齢や性別のことに言及する方がいるのを見ると、上の世代イコール頭が固いという認識は、周りと世間に浸透しているように思います。
自分自身の価値観がアップデートされていく中で、周囲との衝突に苦しむ方も多いのではないでしょうか？
とは言え、上司や親などを完全に無視するわけにもいかない状況もあると思いますし、小田木さんの考える上手い付き合い方があれば気になります。】
リナちゃん、丁寧に文章を書いてくれてありがとうございます。
頭の固い上司や周囲とどう付き合っていますか？
これ、皆さんどうしてますか？
ちなみに、今現在の私は、この悩みがほとんどないんですよね。
ありがたいことなんですけれども。
会社の中は、メンバー、同僚、そして代表を含めて、こういった固定概念にとらわれたものの考え方だとか、何か社会的属性で区切るっていうバイアスの強い人はほとんどいないなって思います。
なので、しばらく忘れかけていた悩み観ではあるんですけれども、過去の私にはこれはありましたよね。
周囲といろんな話をするにつけ、これがボトルネックになって、いろんな課題が前に進まなかったりだとか、それ自体が問題になっていたりというケースもたくさん聞きます。
スルーできるケース・できないケースに分類して向き合う
なので、勝手にですけれども、私なりに考えてみました。
まず、そもそも付き合い方としてどうするかという観点では、大きくケースが二つに分かれるかなって思っています。
その二つのケースの分け方を、スルーOKケースとスルーできないケースに分けてみました。
まず、スルーOKケースから見ていきたいと思います。
そもそもスルーOKケースってどういうケースよ？っていうところなんですが、私なりに定義するとですね、何か自分の目的を達成する上で障害にならないケースがスルーOKケースですよね。
感情的にはちょっとザワつくんだけれども、大勢に影響なし。
こういうケースがスルーOKじゃないかなと思います。
例えば、過去を振り返ると、私はおばあちゃんがいまして、そのおばあちゃんは私が25歳を過ぎた時から、急に結婚の心配をめちゃくちゃし始めました。25歳を過ぎて結婚してないっていうのはやばいんじゃないか？こんな感じの考え方ですね。
もちろんおばちゃんとしては、めちゃくちゃ孫を心配してくれていたわけなんですけれども、当時の私はこの考えに反発しましたし、変えようとしました。おばあちゃん、今は違うの。こんな感じですよね。
でも、今考えるとどうすればよかったかなっていうところは、考え自体にえ？って思ったとしても、心配してくれているんだよね、ありがとう、大丈夫大丈夫。こういったアプローチが良かったんじゃないかなって今振り返ると思えます。
要は、おばあちゃんが25歳を過ぎたら結婚しないとやばいって考えて孫を心配する、これ自体は私が自分で考えて自分の人生を選択していくことに対しては、実際には障害にならないじゃないですか。
なので、スルーしてOKと判断をすると。
類似のケースに、たまにしか会わない親戚とか、違う部署の上司みたいなところも該当するんじゃないかなと思います。
そして、もう一つがスルーできないケースですよね。
今のことに対比して考えると、何か目的を達成する上で障害になるケースがこちらに該当するかなと思います。
主に仕事ですよね。
パフォーマンスをあげたいとか、この仕事を良くしたい、もしくは目標を達成していく上でボトルネックになってしまっているものを解消したい。
こうしたケースはスルーできないとして、じゃあどうするかということを考えてみたいなと思います。
本来はケースバイケースなんですよね。
いろんなケースがあると思いますが、大きく目になってくるのは二つかなと思いまして、一つは、完全に固定概念にとらわれちゃった理不尽な頭の固さ。
もう一つは、実は目指す方向性だとか実現したいことは同じなんだけれども、そこに至るまでの考え方とか経路が違うケース。
前者の理不尽な頭の固さっていうのが、女は〇〇とか、メールでは伝わらないとか、残業している人は頑張っている。こういうケースですよね。
この辺のケースを判断することは必要かなと思うのですが、共通してやってはいけないことが一つあるなって思っていまして、それは何かというと、相手に戦いを挑むとか相手を変えようとする。
これはやっぱりやっちゃいけないなって思います。
なぜやってはいけないのかというと、無駄に消耗するだけなんですよね。
変えようとする、相手から見ると、変えられようとする、これは反発しますよね。
さらに変えようとするということは、相手に対してあなたは間違っている。こういうトーンで言っちゃうことになるんですね。
これはもっと反発しますよね。
しかも、それを挑んでくる相手が部下だったり年下だったりすると、ますます反発して、結果が変わらないどころか、ますます強固にその考えを支持するようになるんじゃないかなと思います。
なので、やってはいけないことは、正面から相手に戦いを挑んで変えようとする事。
大きな流れと相手の景色を見てみる
じゃあ、どうすればいいんですか？っていうところなんですが、絶対感はないのですけれども、この辺かなって思うところを二つだけ最後に紹介したいと思います。
一つは、大きな流れとか趨勢を見る。
相手そのものじゃなくて、それを取り巻く大きな流れを見るっていうことが一つ大事かなって思います。
先日もあったんですよね。とある知人が会社の女子会に呼んでくれたんですよ。それは何かというと、営業現場のDXだとか風土改革について、女子たちが夜にZoomでめっちゃ語ってるんですね。そこで出てきた考えが、部長と課長は古いっていう、そこの課題感が出てきたんですが、ただ一方で、本部長は違う。本部長は本気でやろうとしている。
こんな話でした。
なので、目の前の相手というところで、例えば課長を見て、課長の課題が気になるということがあるかもしれないですけれども、そこだけにとらわれるのではなくて、会社全体を見た時に、大きな流れはどこに行こうとしているのか、何がこれから優先されて、どう変わっていきそうか。
ここを見た時に、変化が期待できるのか、それともできないのか？
ここが本質的に判断できるようになってくるんじゃないかなと思います。
そしてもう一つのアプローチは、基本かもしれないですけれども、相手が見ている景色を見てみるっていうところに、何か解決というか、付き合い方や向き合い方のヒントがあるんじゃないかなと思います。
例えば、DXだとか女性活躍みたいなフレーズに対しては、本気になりきれてなかったり、動機づけされてなかったりしたとしても、目の前では、若手の離職とか、ライバルが台頭する中での今後の売上拡大というところに課題を感じて、そこはなんとかしなきゃいけないと思っている可能性はありますよね。
そういった場合に、手段としてのDXや女性活躍を具体的にどういう形で取り入れていくことで相手の課題解決にもつながっていくのか、なんていうアプローチができるとまた変わってくるんじゃないかなと思います。
レイヤーをあげて相手の課題とつなげられないか考えてみるっていうのが、二つ目の手段かなって思いました。
うーん、なかなか難しい。
リナちゃん、これでオッケーでしょうか？
それでは皆さん、今日も一日良い日にしましょう。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子（おだぎともこ）です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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