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#323 HOW系の質問と、WHAT系の質問、どっちを使う?

今日は、「HOW系の質問、WHAT系の質問」こんな話をしたいと思います。HOWとWHATですね。
事の発端は何かというと、私たちが運営するオンラインスクール育休スクラの講師メンバーで定期的にミーティングをしているんですよね。
どんなことを話しているかというと、クラスやメンバーの様子、その中で気になることだとか、全体で半年間のプログラムになってますので、段階段階の変化を共有しながらバトンを渡し合っていく、このようなミーティングをしております。
そのミーティングの中で、スクールのカリキュラムがスタートした初期の段階から後半の段階に進んでいくと、質問の仕方って変わってくるよね。
どんなふうにメンバーの質問の仕方が変わってくるかというと、冒頭にお伝えしたHOW系の質問からWHAT系の質問に変わってきて、これって大きな変化だよね。
こんな話をしました。
なので、今日はここで出た「HOW系の質問」と、「WHAT系の質問」を取り上げたい、こんな放送にしようかなと思っております。

HOW系の質問とWHAT系の質問の違い

「HOW系の質問」と、「WHAT系の質問」って、どんな感じかイメージつきますか?
つかないですよね。その通りだと思います。
具体的な例でいくと、例えばこんなインプットを得たとします。
一人で抱え込まず、周囲にヘルプを出せることが大事です。
こんなインプットを得て、そこから質問が湧いてくるじゃないですか。
HOW系の質問というのはどういう質問かというと、「どうしたらヘルプが出せるようになりますか?」これはHOW系の質問。
それに対して、WHAT系の質問って何か?
例えば、「何のためにヘルプを出すか?」、もしくは「ヘルプを出すために何が必要か?」これがWHAT系の質問ですよね。
何がどう違うのか?
HOW系は、「どうしたらヘルプが出せるようになりますか?」
WHAT系は、「何のためにヘルプを出すのか?」、もしくは「ヘルプを出すために何が必要か?」こんな感じの違いになります。

もうちょっと考えていけたらと思うのですけど、まずHOW系の質問をした場合に、その先にどういった傾向があるか?ですけれども、「どうしたらヘルプが出せるようになりますか?」HOW=手段を聞いてるのですけれども、この質問だと、解を相手に丸投げしている、こんなふうにも見えるんじゃないかなと思います。
一旦考えることを手放して、どうしたらいいかを相手に問う、こういったスタンスですよね。
なので、解を相手に依頼して、そして相手の解を聞くというのが、HOW系の質問かなと。
「え、それ、普通じゃないの?」と思うかもしれないですけど、一旦対比で比べてみたいと思います。
相手の解を聞く質問なので、当然ながら相手の解以上のものは得にくい
これがHOW系の質問かな。
「どうしたらヘルプが出せるようになりますか?」
答えを聞いちゃうわけなので、この聞き方だと、おそらく今後いろんなクエッションが湧いてきた時に、ケースバイケースで相手の解を集めていく、こういうスタンスが必要になるのが、HOW系の質問なのかなと思います。

これに対して、WHAT系の質問だと何が違うのか?ということですけれども、例えば、「何のためにヘルプを出すのか?」、もしくは「ヘルプを出すために何が必要か?」こういった質問をする場合、これってさっきのに対比すると、自分の解を出すための質問ってとれるんじゃないかなと思います。自分なりに考えるための問いかけだったり、具体的な行動に落とし込むための質問。こんなふうにとれるのがWHAT系の質問かと思います。

問いの立て方によって得られるものが変わる

どっちが良い悪いという話というよりも、質問って、割と無意識にしているところがあると思うのですけれども、「自分はどっちの質問の傾向が多いかな?」これを考えたり、「どういった解を得たいのか?」とか、「その先どうしたいのか?」によって、HOW系で聞くのか、WHAT系で聞くのか、うまく使い分けができるといいのかなと思いました。

そしてさらに、HOW系の質問とWHAT系の質問は、誰かに質問を投げかけるだけではなくて、自分から自分に向けて頭の中でする質問も同じなのかなと思います。
そうすると、HOW系の質問だと「どうしたらいいんだろう?どうしたらいいんだ?」こういったニュアンスで自分に問いかけて、「うーん」みたいな感じになっていきそうなイメージが湧きますよね。
一方で、これをWHAT系の質問に置き換えることができると、例えば、「何のためにそれを?」とか、「今、何が必要だ?」こういった形で具体的に考えを進めることができるんじゃないかなと思います。
ちなみに、私もパッと思い浮かぶのは、圧倒的にHOW系の質問が多いんですよね。
「どうしよう、どうしたらいいんだろう?」みたいな。
ただ、ふと立ち止まって、HOW系の質問のまま「うーんうーん」って悩むよりも、自分への質問を、まずHOWで浮かんだとしても、WHATに転換してみると、いろいろアイディアが浮かんだり、考えが整理できたり、もしくは考えるべき事に集中して考えを寄せたりということができるのかなと思いました。

ということで、今日は「HOW系の質問、WHAT系の質問」というテーマで話をさせていただきましたが、まとめると、「質問の仕方」言い換えると、「問いの立て方」になると思うのですが、これによって得られるものが変わる。こういった着眼点を持っているといいのかな。
HOW系の質問でまず頭に思い浮かんだとしても、WHAT系の質問に転換することができると、自分なりに深く考えたりだとか、具体的なアクションに落とし込むという上でいいかもしれないよ。
そんな話をさせていただきました。

リメイク放送企画のアンケート集計結果発表!

そして今日は最後に、先週9月1日に放送させていただいた「両立サプリ1周年、みなさんありがとうございます!」という放送と合わせて共有させていただいた「初期放送から皆さんが選ぶ、リメイクして聴きたい放送ランキング」こちらのアンケートを集計させていただきました。
回答くださった方、そしてコメント下さった方、本当にありがとうございます。全部拝見いたしました。
「何それ?初めて聴いたよ」という方のために、何をしたかというと、この両立サプリのチャンネルのほぼ一年前にあたる、初期の段階で放送させていただいたものから、比較的視聴数の大きかった放送を5つ選ばせていただき、さらにそこから、聴いてくださる皆様に「リメイクで聴きたい放送を一つ選ぶとしたらどれ?」これをアンケートさせていただいたんですね。
そしてこちらのアンケートを集計した結果、どの放送になったかですけれども、なんと驚きで、一位が同率で二つございました。
一つは、『#6 ありたい自分(キャリアビジョン)と現実の間で揺れる人へ』。
もう一つは、『#7 限られた時間でアウトプットの質を上げる仕事のやり方』。
この二つが全くの同票でした。
ありがとうございます。
来週以降でこの二つの放送を「今だったらどうしゃべるかな?リメイク放送」にしてお届けさせていただきたいなと思います。
一年経って着眼点が変わっているものがあるのか、それとも客観的に聴いても、結局言ってること同じじゃん、そういったところがあるのか、私も考えながら設計をしてみようかなと思いますので、来週以降、この二本を順次リメイクとして配信させていただきます。
ぜひ聴いてください。

そして、アンケートと一緒にコメントを書いて下さった方、本当にありがとうございます。全て拝見させていただきました。
「毎日化粧をしながら聴くのが、すっかり日課になっています」とか、「毎週の対談を楽しみにしています」、「育休中に聴いています」、「またVoicyリスナーとのオンラインオフ会を開催してください」、「放送を聴いて、仕事や家庭、そして生き方の幅を広げています」こういったコメントをいただきました。本当にありがとうございます。
頑張ってお役に立つ放送を配信し続けたいな、新たにそんな気持ちにさせていただきました。
今日もお聴きいただきありがとうございます。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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