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#1282 家事育児は「どう分担するか」より「我が家パターンをどうつくるか」

おはようございます。
小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで私たちの仕事の景色を変えるためのの日々に役立つヒントをお届けします。

一週間のスタートです。
10月の最終週ですね。
本当に早いというのが私の正直な感想なんですけど、皆さんの感想はいかがでしょうか?

#我が家の家事分担

今日の放送は、Voicyさんのハッシュタグテーマにもとづいてお届けしようと思います。
今日のハッシュタグは、『 #我が家の家事分担 』というテーマです。
どんな切り口でお話ししようかなと思ったんですけど、「HOW」の話よりも、考えてみると今の私は、パートナーと一緒に家事育児に奮闘して、失敗もたくさんしながら、気がつくと15年がたっているんですよね。
長女ちゃん次女ちゃんと、二人がおりますけれども、長女ちゃんが今年に高校生になったので、意外とびっくりするほどに時間がたっているなと思います。
もちろん家事や育児というのは私は現在進行形なんですけれども、それでも一方で15年たったというものもありますので、今、振り返るから言える所感を今日は放送にまとめてみようかなと思います。
これが万人に共通するとは思わないんですけれども、あくまでわが家パターン、かつ小田木所感ではあるんですけれども、もし今、これを聴いてくださっている方の家事分担というテーマが今が立ち上げ途上のホットテーマだというのであれば、時間経過をした場合にどんな所感を持つようになるのかな?と、少し時間軸を伸ばして参考にしていただければと思いますし、同じように試行錯誤をしながら一定の時間がたったという方には、ぜひご自身なりの振り返りの着眼点になればなと思っています。

今だから言える家事分担の所感

ではいってみましょう。『#我が家の家事分担』というテーマに対して、今、振り返るから言える所感なんですけど、一つはわが家パターン。私たちにとってはこれが合っている形かなというものを「わが家パターン」と今日は呼ばせていただきますが、わが家パターンの模索というものは時間がかかるものなんだなというのが、振り返る所感でまず出てくることですよね。
ここで言いたいのは、わが家パターンが何か?ではなくて、大事なのは「うちらはこれだね」というパターンがなんとなく定着していくことだなと思います。

わが家パターンが出来上がるまでに混乱や衝突期は必ずある

ちなみに、小田木家の「わが家パターン」なんですけど、お互いに得意不得意が結構はっきり分かれていていますので、結果的に割りと大きいジャンルでの分業が進んだなという感じです。
平たく言うと、料理は私。そして洗濯は夫。掃除と片付けは協働で。これが行き着いたわが家パターンの一つですかね。
育児に関しては、子どものステージがどんどん変遷していきますので、その都度、現在進行中で模索ではあるんですけど、ここは完全分業パターンではなく、片方が踏み込んで子どもにやいのやいのと言う場合は、もう片方は一緒になって畳みかけずに、フォローにまわるとか、片方がどちらかを連れ出す場合は、もう片方がもう一方をフォローするとか、片方が仕事で忙しくなる場合は、もう片方が頑張りすぎずにフォローして、なんとか持続できる形を保つとか、そしてお互いが実現したい予定は共有してフォローし合う。
そんな感じで、割りと柔軟にフォーメーションを変えながらいろいろ試してみる。
これが育児に関するわが家パターンですかね。
こういう感じでわが家パターンが出来上がってきた今は、割りとお互い信頼して心も平穏にストレスがなくできているなと思うんですけど、わが家パターンの模索というのはやっぱり時間がかかるものなんだな、これが、今、振り返るからこそ言えることの結構大きな一つだなと思います。
パターンが出来上がるまでに、普通に当然に混乱とか衝突期が必ずあるんだなって実感しました。

組み合わせの要件が夫婦ごとに違う

さらに、夫婦の組み合わせのパターンって、その夫婦固有じゃないですか。
世の中いろんな夫婦の組み合わせがあると思うんですけれども、例えば、働き方がどうかとか、得意なことが何かとか、考え方がどうかとか、価値観がどうかとか、物理的な時間がそれぞれにぐらいずつあるかとか、組み合わせの要件が夫婦ごとに違いすぎるんですよね。
だからたぶんわが家パターンの模索というのは時間がかかるし、何かヒントがほしくていろいろと情報を収集したりするんですけど、これがまた比べてもしんどいんですよね。なぜならばパターンの組み合わせが違いすぎて、そのまま持ってこれないので。
そういった「一般的にはこうすればいいって聞いたけれども、うちはちょっと違うな」みたいなの失敗だとかやり直しも含めながらやっていくので、だから時間がかかるんだなと思います。

そこに加えて、例えば、出産は結構劇的な環境変化じゃないですか。
自分の内面も変わるし、仕事をしていたら環境も劇的に変わると思うんですけれども、環境変化前の考えや関係がパートナーとの間で固まった状態からお互いに一回解凍して再構築するって、それはもう時間がかかると思うんですよね。
わが家パターンで出来上がった代表ものの一つに、金曜日は徹底的に手を抜く、なんなら打ち上げと称して、夫婦はお酒を飲むし、いろいろ頑張らないという前提を組んで、何を食べるかは買ってきたり、なんならカップラーメンでもいいよねぐらいな感じの楽しい打ち上げパーティーなんですけど、これに最初は誰よりも「いや、でもな」と眉をひそめてたのは、何を隠そう自分自身だったんですよね。「ちゃんと作らなきゃだめだよな」とか「こんなので夕飯って呼んでいいのかな」とか、「そんなに手を抜いてよかったんだっけ?」と。
そういった何か分からない比較対象と比べるというのも、わが家パターンはこれだねというものを見つけていくのに、やっぱり時間もかかるし、パターンを自分たちが受け入れていくというのも時間が必要だったんだなと、今は振り返ると心から思います。

パートナーと自分の間には時間差やギャップが必ずある

もう一つ、今、振り返るから言える所感その二は、パートナーと自分の間には必ず時間差やギャップがあるんですよね。
何かを習熟する時間って、やっぱり違うじゃないですか。普通に考えて。
子育てとかすごく分かりやすいと思うんですけれども、例えば、おむつが変えられるようになることは同じペースでは進まないですし、お風呂に入れられるとか、ミルクがちゃんとあげられるとか、こういう一個一個の習熟時間って、違う個体であればたぶん普通に違うと思うんですよね。
そこに働き方の違いだとか、認識の違いだとか、性差なんかも変わってくると、当然時間差がある。
しかも難しいのが、「今、おむつを変えられたら良かったはずなのに」って思うんですけど、短い時間軸でどんどんテーマが変わってくるんですよね。
例えば、保育園の時に必要だったことと、小学校に入る段階で必要なことと、さらにその先の高学年で勉強みたいなことが割りと重くなってきた時に、必要なテーマが全然違う。
そこに短い時間軸だけ考えちゃうと、なぜ自分と同じように考えないのか、やらないのか?と思っちゃったりするんですけれども、でも普通に物理的に考えて、自分と同じ暮らしをしてたとしても、個体が違うので時間差やギャップは必ずあるなと思います。
それが受け入れられずに、「なんで同じだけしてくれないのか」「同じように考えなのか」ということにすごく葛藤した時期もあったなと思うんですけれども、今、振り返ると、それは普通にある時間差だったというふうに感じられます。

ということで、今、振り返るからこそ言える所感を、わが家パターンの模索には時間がかかる、そしてパートナーと自分の間には必ず時間差やキャップが生じるということを、振り返って言葉にさせていただいたんですけれども、何が言いたいかというと、今回は『#我が家の家事分担』でしたけれども、このテーマは「どう分担するか?」というお題で考えるよりも、自分とパートナーの性格だとか価値観だとか生活環境に合った、わが家パターンをどう作るか?こっちにテーマを変えるだけで、随分楽になれるんじゃないかなって思うんですよね。
人と比べて、もしくは一般的にこうあるべきだというものと比べて、その中で自分たちの事情を一切無視してどう分担するかだけ考えてもやっぱり難しいので、自分たち固有の事情だとか背景だとか、もしくはお互いの特徴みたいなものを前提として、わが家に合ったわが家パターンをどう作っていくのか、今、もし私が15年前の自分にアドバイスするとしたら、そんなことをお題にするんじゃないかなと思って、今日は放送にさせていただきました。

#819 家事分担の誤解!”量の平等”にこだわっても、うまくいかないワケ

お聴きいただきありがとうございます。
今日の放送は、今、振り返るからこそ言える小田木所感でしたけれども、「いいえ、そんなことが聞きたいんじゃないんだ」という方におすすめの過去放送がございます。
家事分担の誤解!”量の平等”にこだわっても、うまくいかないワケ』という過去放送を、#819で放送させていただきまして、これはかなり多くのリアクションをいただきましたので、もし家事分担というテーマが今今のリアルテーマで、もうちょっと具体的な話を聞きたいという場合は、こちらの過去放送をチェックしてみていただければと思います。
私自身がそうだったんですけど、つい量の平等、同じだけやっているかどうかにこだわっちゃって、すごくストレスをためていた時代があるんですけれども、問題ってそこじゃなかったなって今なら言えます。
平等じゃないから不満がたまるんだと当時の私は考えていましたけれども、でも実は冷静に考えてみると、不満が蓄積されると平等じゃないことがストレスになるというメカニズムがあるなと思いまして、そんな観点でお届けしたのが『家事分担の誤解』という過去放送です。
チャプターにリンクを貼っておきますので、よかったらはしごをしてこちらも聴いてみてください。

ということで今日は以上です。
お聴きいただきありがとうございました。

それでは今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子(おだぎともこ)プロフィール

人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
“気合・根性・長時間労働の働き方を変えるヒント”をnoteとVoicyで毎日配信中。
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