見出し画像

#1302 変化対応の一歩目は「起こっていることを具体化する」

おはようございます。
小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで私たちの仕事の景色を変えるためのの日々に役立つヒントをお届けします。

今週も月曜日がスタートです。11月の最終週ですね。
11月末は、私たちNOKIOOという会社では結構特別な一週間でして、なぜならば今期の一年が終わります。つまり期末なんですよね。そして12月からは新しい期がスタートする。なぜ11月決算なのかはここでは説明を割愛いたしますが、珍しいですねってよく言われます。
そんな今月の最終週どころか今期一年の最終週ですが、私はいつも通りVoicy放送をお届けしていきたいと思います。

#変化に対応するには

今日の放送は、Voicyさんのハッシュタグテーマに基づいてお届けしようと思います。
お題は『 #変化に対応するには 』というものです。
変化対応力みたいな感じでしょうか。
変化対応、このキーワードは皆さんはどんな印象を持ちますか?
私自身はどんな印象を持っているかというと、結構変化し続けてるのが普通みたいな感覚が割りとあるなと思います。
組織のカルチャーというか事業ステージがあるかもしれないですけれども、大変化からプチ変化まで、もちろん実際は緩急も大小もあると思うんですけれども、それでも常に変化し続ける、これが結構大前提になっているなと思います。
加えて、私は仕事は人・組織というテーマでいろんな企業様と一緒にお仕事をさせていただいてるんですけど、そうすると変わらなくていいと言っている人をあんまり見たことがないんですよね。
あくまで私たちから見える景色ですけれども、どんな企業も組織もその事業の中の現場も、変わらなければならない、むしろ変わっていく必要がある、これを言ってないところをほとんど見たことがないなと思います。
事業レベルとか組織レベルという文脈じゃなくても、例えば、自分自身を見渡してどうですか?日々結構いろんな変化がないですか?
新しい役割とか、仕事の担当になるとか、上司が変わるとか、新しい仲間が入る、一つのプロジェクトが終わってまた新しいプロジェクトが始まっていくとか、先ほど私がお伝えしたように新しい期がスタートする、これもコンスタントに毎年一回必ずありますもんね。
あと、ライフイベントなんか考えると、結構変化の連続ですよね。
私も育児をして痛感したのは、こんなにステージが常に変わり続けるなんてびっくりだぜみたいな感覚は持ちました。
例えば、ベイビー期と保育園時代と小学校中学校って続いていきますけれども、こんなにもステージごとに必要なこととか、そのステージに合わせた生活時間だとか、もっと言うとこの中で抱える悩みが、こんなにもいろいろ変わるなんてというのは、結構びっくり事象の一つだったなと思います。
そういう意味では、今も今のステージの中での悩みとかびっくりなんかに日々向き合っているなと思うんですけれども、こんなあれこれを考えてみても、変化対応って私たちにとって結構重要だなと思っています。

どんな変化が起こるのかできる限り具体的に捉える

その中で今日は一つを取り上げるとしたら、私自身、変化に対応する上で大事だなと思っていることをシェアさせていただくと、どう対応するかの前にどんな変化が起こるのか、もしくは起こっているのか、これはできる限り具体的に捉えるということが、私にとっては変化対応する上でかなり重要なピースになっています。
どんな変化が起こるのかとか、起こっているのか、これをできる限り具体的に捉える。今、何が起こっているんだろう?これを自分で捉えられるか捉えられないかで、混乱の仕方が全然違うんですよね。
なのでどんな変化が起こっているのかできる限り具体的に捉えることが、よく分からない変化の真っただ中の混乱から抜けやすくなるなと思いますし、そんな自分が向き合っている変化を捉えられてはじめて、適切な対応も分かっていくのかなと、そんなふうに実感しているので、どんな変化が起こるのか起こっているのかできる限り具体的に捉える、これがポイントだなと小田木所感としては考えています。

じゃあ、具体的に捉えるってどんなイメージ?というところなんですけど、例えば、新しく後輩が入ってきて、その後輩を自分が教えることになった。こんなシチュエーションがあったとします。
この中で変化を具体的に捉えない場合は、「入ってきたら教えるかな」みたいな、そんな大きな変化じゃないかなと思うのが、具体的に捉えなかったり、甘く見積もっちゃうケースですよね。
具体的に捉えるというのは、例えば、「今まで自分の計画で自分の時間をちゃんと使い切れていたものが、自分以外の誰かの時間や進捗を自分の時間の中で管理したり一緒にやらなきゃいけなくなるんだ、これはなかなかでかい変化だぞ」と捉えたり、「自分のやり方というのは、自分の性格やタイプを熟知した上でこれが一番よかろうと思うやり方でやっていたんだけれども、相手のタイプが違うと、同じやり方だと難しくなって、そこをチューニングするということが必要になってくるぞ」もしくは、「今、なっているんだな」と捉えるとか、あとは、「教えることで相手ができるようになっていくというのはうれしいことなんだけれども、一方で自分が自信を持ってやれていた範囲を相手ができるようになってくる、追いつかれる焦りみたいなものが、意外と想像よりもこんなに感じているんだな」とか、こんなイメージです。
これを具体的に捉えないと、「なんか今、すごいモヤモヤするな」とか「ストレスを抱えるな」とか「なんか今までよりも全然やりにくくなっているな、なんでだろう」という中で、混乱から抜け出すのが難しくなったり、適切にその変化に対処するということが難しくなる。こんなイメージでしょうか。
ライフイベントなんかもそうですよね。
例えば、子どもが小学校に入る。こんなのは「小1の○○」と言われるぐらい
結構でかい変化だという捉え方は知ってるかもしれないんですけれども、具体的に捉えるというのは、例えば、「そもそも朝の起きる時間が家族全員が変わるよね。ということは、今、出来上がっている生活リズムをもう一回崩して作り直すということが必要で、これは結構混乱するし時間がかかるかもしれないな。」と捉えるとか、「宿題だとか学校に行く準備を、今まではほぼすべて親が子どもの分をやってあげればよかったものを、自分でできるようにサポートしていく、そのための時間が必要になる。今でさえもパンパンの中でやることが増える。これはなかなか一人では対処が難しいぐらいのインパクトのある変化だぞ。」とか、「自分も子どもも新しい生活に慣れるまでは時間もかかるし、不安定な時期が続く。そういう状態に今はあると捉える。」こんな感じのイメージで、こうやって具体的に想像したり言語化をしてみると、結構想像よりも言語化する以前よりも、大きな変化だという捉え方が割りとできていくんじゃないかなと思います。
こういうイメージです。
これがどんな変化が起こるのか起こっているのかできる限り具体的に捉えるということですよね。
これはもしかしたら最初から全部捉えたり予測し切るというのは難しいかもしれないですけれども、でもどう対処するかの前にここを捉えようとすることが、すなわち実は客観的に自分や状況を見ることにつながって、ただ変化の真っただ中の混乱の沼にはまり続けるという状態を抜けるのって、客観的に捉えようとしてはじめてできることだと思いますので、これを捉えようとすることが変化に対応することの一本目で、具体的に捉えられるようになるというのが変化対応力の一つじゃないかなと思っています。

具体的に捉えようとするだけで自分や状況を客観的に見られる

これは私自身の経験なんですけれども、起こっている変化って、自分が捉えているよりもずっと大きな変化が起こっていることって結構あるんですよね。
なので「今、私に一体何が起こってるんだろう?」「具体的にどういう変化なんだろう?今のこの状況は」これを考えてみたり、つかもうとすることをおすすめします。
つかもうとするだけで客観的に自分や状況を見ることになり、これだけで随分楽になりますので、本当におすすめです。
でも一人で難しいのであれば、誰かの手を借りて壁打ちをしたりつかもうとする。そういうことも全然ありだと思いますし、つかんできたパターンが増えれば増えるほど、翻って変化対応力が上がっていくということになると思いますので、ぜひ具体的につかみにいくということをやってみましょう。

ということで今日の放送は、『#変化に対応するには』というお題に対して、まずはどんな変化が起こるのか起こっているのかできる限り具体的に捉えようとしよう、なんていう話をさせていただきました。

お聴きいただきありがとうございます。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子(おだぎともこ)プロフィール

人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
“気合・根性・長時間労働の働き方を変えるヒント”をnoteとVoicyで毎日配信中。
仕事・キャリア・人生に効くサプリメントをあなたに。
*Voicy|明日の景色を変える「仕事サプリ」|https://voicy.jp/channel/1240
*スクラ公式HP|https://schoola.jp/
*Facebook|スクラ|https://www.facebook.com/schoola.jp
*Instagram|@odagitomoko|https://www.instagram.com/odagitomoko/
*Twitter|@odagitomoko|https://twitter.com/odagitomoko