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#512 コミュニケーションの良さを3つ定義してみた
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、5月開講の第6期生の申込締切間近、オンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。
今週も新しいタイトルコールでスタートさせていただきます。
このタイトルコールにある、私たちが運営するオンラインスクール育休スクラの第6期の開講が、実は5月の連休明けなんですよ。
そんなわけで、申込締切間近になります。
もし気になっている方がいたら、今月中はオンラインのオープン説明会を開催しておりますので、ぜひ情報は受け取っておいていただけるとうれしいなと思います。
コミュニケーションの良さって何だろう
今日は、『コミュニケーション』この言葉を取り上げてみたいなと思います。
私は仕事で、大きなテーマでは”人材育成”というテーマに関わっているので、いろんな人事の方とお話させていただくことが多いのですけれども、コミュニケーションというキーワードってめっちゃ出てくるんですよね。
例えば、「今、コミュニケーションに課題がある」とか、「コミュニケーションを良くしていきたい」平たく言うとこんな感じなのですけれども、今日の放送で一緒に考えたいのは、コミュニケーションの良さって何?
もっと言うと、仕事の成果をより大きくすることにつながるコミュニケーションの良さって何?
これを考えてみたいなと思っています。
キーワード的に、「コミュニケーションが良い」と言われちゃうと、例えば、メンバーの仲がめっちゃ良いとか、メンバー間での雑談がすごく多い、オープンにできるとか、困った時に何でも相談できる、こんなイメージが浮かびがちですよね。
ともすれば、公私を超えて仲が良いとか、そんなイメージもあったりするかもしれないんですけれども。
もちろんこういう要素も十二分にあると思います。
コミュニケーションの良さを3つ定義してみた
でも、仕事の成果をより大きくするために必要なコミュニケーションの良さって、どういうことだろうなというのを、私なりに考えてみたのですけれども、大きく三つぐらいあげられそうだなと思いまして、こんな三つになりました。
一つ目は、意味について話をしているか?
コミュニケーションの中身ですよね。
意味について話ができているか?
二つ目は、健全な批判ができるか?
”健全な批判”、当然ながら、相手の否定とか、個人の否定、傷つけることではないですよね。
チームの目的とか、仕事の上で追いかけている成果に対して、問題や懸念があったときに、それを十分にチームの中でオープンに話ができる環境があるか?これも言えるかな。
最後三つ目は、弱い部分も見せられるか?
これかなと。
もう一回言うと、意味について話ができているか、健全な批判ができるか、最後三つ目は、弱い部分を見せられるか。
よくチームの関係性だと、”心理的安全性”なんていう言葉も言われますけれども、心理的安全性があることによって、例えば個人の否定ではない健全な批判ができたり、困っていることや不安なことを開示しながら上手に連携できたりということができるようになるのかなと思います。
コミュニケーションって、ビッグワードですけれども、私的にはこんなふうに紐解いてみました。
意味について話をしていますか?
この中で今日は特に、意味について話ができているか?というところを取り上げてみたいなと思います。
意味について話ができているか?
これは、人って物理的に見えているものは同じでも、それをどう解釈するか、どんな意味を持つかって、人によって全然違うじゃないですか。
すごく分かりやすくいうと、瓶に半分のワインが入っていて、「まだ半分ある」という人もいれば、「もう半分しかない」という人もいる。
事実や事象は同じでも、解釈は人によって違う。
そこに持つ意味が人によって違うというところが、意味なのかなと思います。
そうなってくると、仕事において”意味について話をしているか?”って、結構大事な観点になるんじゃないかなと思いまして、例えば、「集客目標100人に対して、結果は80人でした」という報告があったとして、物理的には「目標100に対して80でした」という数字できちんと表現されているので、完璧な報告に聞こえるのですけれども、大事なのは意味ですよね。
「めっちゃくちゃ難易度の高い目標100に対して80までいったということは大健闘だ」という意味が込められているのか、それとも、達成可能な100に対して着地80に終わったということは、そこに課題を感じなければいけない、危機感を持たなければいけない結果なのか、全然違いますよね。
「この仕事お願いします。」「はい、分かりました。」と言って、情報はやりとりされるのですけれども、この仕事をやってほしいという意図が、「暇そうなので、これをやっといてほしいな」という意図なのか?それとも、「あなたにこういう観点での経験を期待して、これをお願いしたい」という意図なのか?全然意味が違いますよね。
本当に話さなければいけないことは何なのか?
私も含めてですけれども、スピードを上げて仕事をやっていると、ついつい事実の伝達に終始しちゃったりだとか、闊達にコミュニケーションを交わしているように見えて、手段そのものの議論だったり、解決策の拙速な決定だったりということって、結構あるなと思います。
本当に話さなければいけないことは何なのか?本当にすり合わせなきゃいけないことは何なのか?と考えたときに、”意味レベル”で話がされているかどうかというのが、私はコミュニケーションの質なのかなと思います。
「分かるけれども、いちいち意味から話していたら、仕事が前に進まなくない?」と、もしかしたら思うかも知れないじゃないですか。
忙しいし、やらなきゃいけない事がいっぱいあるし、時間も限りがあるし。
私も以前だったら同じように思ってました。
ですが今は、180度方針転換していまして、”意味レベル”で確認しておかないと、結果トータルで仕事そのものの時間ってかかるんですね。
さらに、仕事の精度も上がりきらない。
なので、”急がば回れ”じゃないですけれども、急げば急ぐほど、意味を確認しないと、結果として、手戻りが出ちゃったり、もしくは、何度も途中でコミュニケーションが必要になったり、意味を確認する以上の時間がかかっちゃうんじゃないかなと思います。
数字の意味と言葉の意味に注意
そして、そんな私たちが特に注意したい意味は、数字の意味と言葉の意味かなと私は思います。
まず、数字の意味は、ビジネスなので、いろんな数字が使われると思うのですけれども、その数字が多い少ないとか、その数字をどう評価するか、こういう意味を考えようとすると、必然的に「じゃあ、そもそもの目的は何だっけ?」、「成果は何だっけ?」こういうことを考えることにもつながってくると思うんですよね。
数字は誰が見ても同じ数字だし、すごく客観的な情報で、ビジネス向きだと思われると思うのですけれども、数字こそ意味ベースで話をしないと、たぶんいろんなボタンの掛け違いが起きちゃうんじゃないかなと思います。
もう一つは言葉の意味ですよね。
例えば、”キャリア”といった言葉があったときに、日常会話の中で普通に”キャリア”という言葉をやり取りするとしても、キャリアという言葉に「昇進昇格」、「組織の中でのステップアップ」という意味を置いている人もいれば、もしくは、「生き方」とか、「人生の中でどんな道を歩むか」という人生観に近い言葉を”キャリア”という言葉に見ている人もいると思います。
なので、言葉の意味ですよね。
これもすり合わせていくと、たぶん隠れた前提とか、個々の経験や立場からくる思い込みというものも、きちんとすり合わせができるんじゃないかなと思います。
何が良くて、何がだめか、誰が間違ってるか?という話ではなくて、今日この仕事においては、どの意味をおいて言葉を使うか?こういうことを一個一個すり合わせていくというのが、意味について話をするということなのかなと思います。
ということで、コミュニケーションの良さって何だろう?を、私的には、意味について話ができていること、健全な批判ができること、そして弱い部分が見せ合えること。こんなふうに定義した上で、特に意味について話ができているって、めっちゃ大事だと思うよという話をさせていただきました。
意味レベルできちんとコミュニケーションがとれるようになる。
そういった対話が習慣になると、これからの仕事がすごく強いと思います。
家族とのコミュニケーションもきっと豊かにしてくれますよね。
仕事では、たぶんこれからずっと同じメンバーと固定的に仕事をしていくケースよりも、テーマごとにいろな人とつながって仕事をするとか、関わる人が流動的になることが増えていくと思うのですけれども、そうであればあるほど、意味レベルできちんとコミュニケーションを取っていくということが、基本習慣にあるかどうかで、仕事のやりやすさとか、結果、そこからあがる成果というのは、結構違ってくるんじゃないかなと思っている、そんな今日この頃です。
皆さんは、コミュニケーションの良さをどんなふうに定義されますか?
そんな会話もできたらいいなと思いました。
90分腹落ちセミナー4月企画のご案内
今日の放送は、チームや組織の中の関係性というテーマで話をさせていただきましたが、こういう話に関心がある人のためのイベントを一つ紹介させていただきたいです。
毎月、株式会社NOKIOOで開催させていただいているオープンセミナー、通称”90分腹落ちセミナー”の4月企画ですね。
今月4月の企画は、【分析で終わらせないエンゲージメント向上】サブタイトルが、~ジョブ型雇用が加速する中でも一体感のある組織の作り方~こんなテーマになっています。
”エンゲージメント”というキーワードを入れてますけれども、仕事への愛着とか、会社や組織への愛着、そしてつながりの強さ、こういうものをエンゲージメントと呼ばせていただいております。
まさに関係性ですよね。
こういった関係性、つながりの強さ、仕事や会社への愛着について、仕事のやり方、そしてそこにあるコミュニケーションから紐解いていくというのが、今回の企画になります。
お馴染み沢渡あまねさんとのトークライブ形式になっています。
4月21日木曜日、15時から16時半までの90分になります。
気になるトピックということで、情報収集に来ていただいても嬉しいですし、仕事中のラジオとして聴くなんていう手法もあるかもしれません。
多くの方にお会いできれば嬉しいなと思っていますので、興味のある方、ぜひご参加ください。
今日の放送にリンクを貼っておきますね。
最後までお聞きいただきありがとうございます。
それでは、今日も一日良い日にしましょう。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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