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Voicy運営マネージャー池上の勝手に働き方レポート #2 ~半育休で復職しました~

こんにちは。小田木朝子のVoicy運営マネージャーをしている池上です。小田木朝子が毎日10分放送をしているVoicyチャンネル「今日のワタシに効く両立サプリ」で、私が所属する株式会社NOKIOOの働き方に関する放送があったので、勝手に働き方レポートをはじめています。今回は、私が選択した半育休を取り上げたいと思います。

私の自己紹介はこちらをご覧ください。

半育休って?

「半育休」って聞いたことありますか?あまりメジャーな言葉ではないので、初めて聞いた方が多いと思います。
ざっくりとですが、「半育休」は育休を取得しつつ、通常より短い時間で働くことです。もともと育休自体が、「育休中に業務をすることも可能」という制度なので、特定の条件(就業時間や携わる仕事内容)をクリアすれば、育児休業給付金ももらいながら、会社からの給与も受け取ることができます。
詳しくはこちらをご覧ください。

私は2019年4月から産休・育休を取得し、2020年1月から半育休で1日3~4時間、週に2日、息子のお世話を義理の母にお願いしながら、仕事をしていました。

仕事内容は、本格復帰後に担う予定であった新規プロジェクトの企画や立上げ業務。具体的には収支計画の作成や、企画立案のためのミーティングファシリテーション、役割分担や工程表の作成でした。立上げ段階のプロジェクトなので、毎日期限のある仕事ではなく、週単位でひとつひとつのタスクをこなしていくような仕事だったので、半育休中の仕事としてピッタリでした。

なぜ半育休を選択したのか?

私は妊娠中から育休中に何しようかな?というのを考えていて、いろんな情報収集をして知ったのが「半育休」でした。「育休中は育児しなよっ」って思われる方もいらっしゃると思うのですが、自分自身に投じる時間を育休中にも欲しいなと考えていました。

また、育休から復帰した後の「浦島太郎」状態を少なくして、スムーズな復帰をしたいと考えていたので、半育休がピッタリだと思いました。しかも、育休中に育児休業給付金を受給しているものの、通常働いているときよりは収入も減っているので、収入も増える。いいこと尽くし。

さらに、育休中に強く感じたのは「時間はあるのに自由はない」という状況。息子はかわいい。お世話も楽しい。でも気分転換はしたい。そんな状態です。産後すぐに産後うつっぽくなってしまったこともあり、より自分自身に投じる時間を欲していました。

まとめるとこんな感じです。

✔育児休業から通常の労働へスムーズに復帰する
✔育児休業給付金に加え、会社から給与が得る
✔気分転換

半育休を実現するためのステップ

半育休で働くために、私が実施したことをまとめます。①②③は産休・育休を取得する前に、④⑤は育休中の半育休直前にやったことです。

①情報収集と自分がやりたいことを整理する

半育休で働くためには特定の条件(就業時間や携わる仕事内容)をクリアすることが必要ですし、自分が得られる協力体制の中でどんな働き方が実現可能かをまず整理しました。整理した内容はこんな感じです。

【育児休業給付金がもらえる条件】
✔働く時間が「月80時間まで」
✔仕事内容は「その人が突発的・あるいは属人的な理由で業務しなければならない場合」のみ
【自分が得られる協力体制予測】
✔義理の母に息子のお世話をお願いできるのは2~3日/週、3~4時間/日程度
【実現可能な働き方】
✔産後10ヶ月目から半育休で40時間程度/月、2~3日/週、3~4時間/日で在宅ワークで働く

②家族の理解を得る

自分のやりたいことが整理できた時点で、まずは夫に話をしました。夫は普段から「お互いにやりたいことをやっていこう」という考えなので、「わかったよ」という返事でした。

そして、半育休中に息子のお世話を義理の母にお願いすることついても、夫の意見を聞きました。夫としては「まったく問題ないと思う」という返事でした。義理の母と父には、私の産後の体調や息子の成長も問題ないことが分かり、半育休に心配や不安がなくなったタイミングで話をすることも夫と相談して決めました。

③会社と自分のやりたいことの事前調整をする

会社として「半育休」という制度が整っている訳ではなく、育休を取得する社員も久しぶりという状況だったので、自分がやりたいことが会社としては受け入れ可能かどうかを確認しました。

方法としては社長の小川に個別面談を依頼し、育休復帰後の働き方や期待役割に関する意見交換をしました。その中でスムーズな育休復帰を実現するためのプランとして半育休という方法があることを伝え、自分もやってみたいことを伝えました。

この時点では詳細の条件などを詰めることが目的ではなく、こういった目的で半育休をやってみたく、それが会社としてもメリットがあること、こういった条件を満たせば可能であることを伝えることを目的としました。

④家族の協力体制を整える

産後9ヶ月頃になり、私の体調も息子の成長も問題がなかったので、義理の母と父に半育休をしたいことを伝え、その間の息子のお世話をお願いできるか打診をしました。幸い、義理の母は仕事をリタイアしており、息子も懐いていて、快諾してもらうことができ、協力体制を整えることができました。本当に感謝です。

⑤会社との最終調整をする

私が産休・育休を取得している間、会社や仕事の状況も変化しているため、半育休で仕事ができるものがあるかを確認をしました。幸い、前述した新規プロジェクトの立ち上げ時期だったこと、一緒に働くメンバーの理解も得られたこと、在宅ワークでできる仕事や環境が整っていたことがあり、希望した働き方を叶える形で半育休をやらせてもらいました。本当に本当に感謝です。

レポートのまとめ

さて、このレポートをまとめていきたいと思います。実際に、半育休をやってみてどうだったのか。率直にめちゃよかった。私が半育休の目的にした3つのポイントに対して、どんな効果があったのか、まとめたいと思います。

①育児休業から通常の労働へスムーズに復帰する

育休中って家族以外の大人を話しをする機会が本当に少なくなるんですよね。その弊害が「言葉が出てこなくなる」「育児と家事以外の思考が停滞する」ことだと実感しました。半育休で少しだけでも、仕事のことを考える時間、ミーティングで話す時間があり、本格的に復帰したときまでにリハビリができたと感じています。

②育児休業給付金に加え、会社から給与が得る

産休・育休に入る前は正社員だったので固定給だったのですが、半育休中は会社と相談して時間単価で給与をいただきました。家族が増え、支出も増えたので、少しでも収入を得られるのは本当に助かりました。

③気分転換

0歳児のお世話って、本当にマルチタスクですよね。集中できる時間を得られることが、私にとっては気分転換になりました。そして、大人を話しをする機会が楽しかったです。

私にとっては、家族や会社の理解や協力が得られて、希望する働き方が叶えられ、メリット尽くしの半育休でした。そうはいっても、会社側にメリットあるの?と思われている方は、ぜひこちらをご覧ください。半育休での半復帰を社長の小川から見た景色がブログになってます。

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私たちが運営するオンラインスクール育休スクラ事業を含む、株式会社NOKIOOの人材育成事業において、そんなビジョン実現をともに目指すメンバーを募集しています。少しでも興味や関心がある方はこちらをご覧ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。これからも、ちょっと気が向いたときに、勝手に働き方レポートを書いていきたいと思います。

『小田木朝子の今日のワタシに効く両立サプリ@育休スクラ』って何?って思った方はこちらをご覧ください。