#561 道具は上手く使いこなせてナンボ〜トリセツを読もう〜
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、両立期にぶつかる三つの壁を乗り越えるためのオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。
道具はうまく使いこなせてナンボ
今日は、道具はうまく使いこなせてナンボなんだなと、強く改めて感じ直した体験をしましたので、そんな話をさせていただきたいと思います。
きっかけは、先日の出来事なのですけれども、皆さん、ストレングスファインダーをご存知でしょうか?
そして、診断を受けたことはありますか?
たぶん知っている方が多いんじゃないかなと思いますが、ストレングスファインダーというのは、アメリカのギャラップ社が開発をした、人が持つ資質についての診断ツールなんですよね。
webのテストで診断ができますし、かなりの伝統と実績を持つ老舗ですよね。
そして、企業内研修なんかで使われることも多いのが、このストリングスファインダーなのかなと思います。
皆さん、この診断を受けたことありますか?
そして、活かせていますか?
ちなみに私は、たぶん10年ぐらい前に一度受けているのですけれども、完全に受けっぱなしでした。
ちょっとした性格診断ぐらいなノリで受けて、結果を見て、「へえ、面白い」みたいな感じで、「以上。」になっていたのが、私にとってのストレングスファインダーだったなと思います。
一方で、私が毎月セッションをお願いしている、信頼するメンターの幸子さん、心のティーチャー幸子さんは、ストレングスのコーチとしての勉強もされているんですよね。
なので、毎月内省のセッションがあるのですけれども、自分のことをちゃんと知っておくとか、自分が持つ資質をもとにして、いろんな起こったこと、起こることを分析したり、考察していくことは、一つ有効かなということで、今回なんと10年ぶりに、きちんとすべて34の資質が出るように診断を受け直して、さらにこの結果をどう見るか、そしてどう使っていくかというレクチャーを受ける機会に恵まれたという体験をさせていただきました。
ストレングスファインダーでの気付き
そこで痛切に思ったのが、道具は世の中にあふれているけれども、道具ってうまく使いこなせてナンボなんだなと、本当に反省をしました。
まず、ストレングスファインダーのレクチャーを受けて自覚したことは、何はさておき、私は完全にやりっぱなしの人だったなと。
結果を見て、「わー、へー、面白い、以上。」だと、本当に意味がなかったんだなということをよく理解しました。
さらに結果は見たけれども、ストレングスファインダーというものはどういうものなのかというのを、なんとなく分かった気になっていただけなんだなということも気付けましたね。
例えば、ストレングスファインダーは資質の診断ツールであって、強みを活かすためのテストだと言われるのですけれども、資質と強みの違いって何なのか?これもすごく曖昧だったんですよね。
資質というのは、自然とそう考えて行動するパターン。
強みというのは、いつでもうまくできて、成果を生み出しているもの。
なので、資質を持っているということと、それが強みとして発揮されているという状態は、違うんですよね。
なので、ストレングスファインダーというのは、資質をまず理解すること。そして、資質を育てて強みにしていくためのツールなんだよと。
強みに育てていくというのは、それを使いこなせている状態、いつでもうまくできて、成果を生み出している状態を作っていくことだったり、一方で、持っているけれども、うまく発揮できていない状態を、解消していくものであったり。
そのために使うんだよと教えていただいて、初めてなるほどねと、10年目にしてようやく腹落ちした、そんな私でございます。
さらに、ちゃんと学ばせていただくと、例えば、一つ一つの資質の解説が、上位から順番にされているのですけれども、個々の資質にだけ着目するのではなくて、資質と資質がどう組み合わさって発揮されているかというのを、過去の経験から分析するとか、もしくは、未来の起こり得ることに対して、どう発揮されればいいのか考えていくということは、使いこなしていきたいなという発想でしたし、ランキング形式で出ているので、ついランキングを前提に考えちゃうのですけれども、ランキング形式で見るのではなく、上位資質を強みの輪として、連携させて使いこなせている状態、うまく発揮できている状態を目指していく考え方だとか、そんなことをきちんと理解していけばいくほど、衝撃でしたね。
私、この道具が持つ用途・可能性の、一割も全く使えてなかったんだなということが、すごくよく分かりました。
ちなみに、衝撃と言いましたけれども、私は学習欲という資質が結構上位に来ているので、こういったことを知れる、知れた、今後使いこなしていくためのヒントが得られたということが、すごくワクワクする刺激に満ちた時間だったなと思います。
取説を読んで、道具が持つ可能性を最大限引き出そう
こういったことがあって、私も改めて振り返ってみたのですけれども、例えば、日常私たちはいろんなものを買うじゃないですか。
いろんな道具を手に入れるけれども、取説を読まずに、なんとなく分かった気で使っちゃっているものって、結構たくさんないですか?
例えば、我が家にGoogle Home君がいるのですけれども、今どういう使われ方をしているかというと、子ども達の聴きたい音楽をかける、音楽スピーカーとしてのGoogle Home君と、次女ちゃんを毎朝起こしてくれる、目覚ましとしてのGoogle Home君でしかないんですよね。
彼には本当はもっといろんな可能性があって、私たちの生活はもっと豊かになるはずだけれども、スピーカーであり、目覚ましであり、「もうGoogle Homeじゃなくてよくない?」そういう使われ方しかしていないところに、ちょっと申し訳ない気持ちを持ったりもしています。
道具の全部が全部、取説を読むというのは難しいかもしれないし、一方で、とりあえず使ってみるということも大事だけれども、その道具はどういった意図で開発されて、どんなふうに生活を便利にしたり、私達に力を与えてくれるための道具なのか、そこを知るという選択肢を持っておくことも、やっぱり大事なんだなと思います。
さらにそこから考えていくと、私たちの周りって、便利な道具にあふれていますよね。
家電もそうだし、ITツールもそうだし。
一方で、いろんな学びそのものも、道具と言えるんじゃないかなと思います。
例えば、「ファシリテーションを勉強しました」とか、「論理的思考を勉強しました」「ヘルプシーキングを勉強しました」いろんなインプットもしていきますよね。
これを、道具として本当に使いこなせているかって、まだまだ考える余地があって、それって可能性だなと思っています。
もっとうまい使い方があるんじゃないか?とか、もっと便利に使えるかもしれない、そう考えながら使いこなしていくという活動そのものが、そう言えるかもしれないですし、ちゃんと使い方を知っている、使い方を勉強しながら、さらに使いこなせるようになっていくという発想を持つと、一度学んで終わり、「それ私知ってます」みたいな状態の先にまだまだ進んでいけるなと、そんなふうに思っております。
ということで、今日は、ストレングスファインダーそのものの本質の話ではないですけれども、道具はうまく使いこなせてナンボなんだなと、取説をちゃんと読んで、道具が持つ可能性を最大限引き出そうと、そんなふうに思ったという話をさせていただきました。
ちなみに、私の心のティーチャー、幸子さんは、私たちが運営するオンラインスクール育休スクラの講師もしてくれておりますので、スクールメンバーの皆さんは、幸子先生とお会いするのもぜひ楽しみにしていてください。
それでは、今日も一日良い日にしましょう。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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