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#596 チームはでこぼこを重ね合わせると限りなく円に近づく

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、変化の時代に、産後のキャリアを楽しく豊かに描くためのオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週も月曜日がスタートしました。
また新しいタイトルコールで放送を開始させていただきます。
産後のキャリアを楽しく豊かに描く”、これは望みたいし、もっともっと望んでいいと思うんですよね。
よく、”子どもを持ったら、今までのようには”、こういう枕詞が使われるのですが、持ったからこそますます楽しく働ける、こういった仕事のやり方や仕事との向き合い方が、もっと広がればいいなと思ってますので、そんな思いも込めて、タイトルコールを読ませていただいています。

セミの声、失礼します

私の仕事スペースの窓の外に大きな木が一本あるのですが、ここにセミが朝から大合唱をしておりまして、最近、Voicyのコメントやチーム仲間からも、「小田木さん、今日もセミがガンガンですね。」と言われています。
放送を聴いてくださっている方の中にも、セミの声が入ってるなと思っている方がたぶんいらっしゃると思うのですが、本当にすごいんですよね。
窓から木が見えるのですが、目視するだけでも、枝に10匹ぐらいセミがとまっているのが見える。
そのぐらい過密な状態で、わが家にはセミが集まっています。
このエリアで暮らすセミのホットスポットにわが家の木がなっているんじゃないかなと思いますので、これからも当面、セミの声がガンガン入ってくる放送が紛れ込むと思いますが、夏だな、風流だなと思いながら聴いていただければと思います。

チームでのわいわいMTGを振り返る

今日の放送は、”私自身がチームについて思うこと”、こんなテーマで放送させていただこうと思います。
今月、私たちのチームでメンバーみんなと、とある企画を実施しました。
一時間だったのですが、チームの高力さんが企画してくれた、チームビルディングの会でした。
高力さん、ありがとう。
何をやったかというと、一般的に”ストレングスファインダー”と呼ばれる、自分が持っている資質の診断テストがあるんですよね。
34の資質のうち、より個性として顕著に持っている資質を見える化してくれる診断なのですが、こちらをそれぞれが受けていたので、これを開示し合って、個人の特徴や傾向をお互いに知り合うことと、個人の特徴や傾向を合わせた時に、チーム全体として持っている特徴や傾向をみんなで理解し合う、こんなわいわいした会を実施しました。

これがなかなか面白くて、目に見えている、いろんなメンバー同士の特性ってあるじゃないですか。自分の特性も含めてですが。
それが、”そういうことね”と、言葉で説明できたり、つかめたところも面白かったですし、”私たち一人一人は、やっぱり各々違うよね”、これって頭で分かっているし、一応、前提として私たちは置いているはずなのですが、どんな違いであるか目に見えるのも、すごく面白いと思いました。
誰一人、同じ人はいないんですよね。
それが、同じことが起こった時に、受け止め方が違うとか、チームで仕事をする中で、得意なことが違うところや、気持ちの良い仕事の進め方が違うところにも、すごくつながるなと思いました。
チーム全体の傾向を合わせて、私たちのチームを一つの人格に見立てて、どんな傾向が見えたかですが、共通して出てきたのは、”人間関係構築力”、いわゆる共感とか個別化とかポジティブだとか適応性だとか、こういったところに強みの傾向を持つメンバーが、わりと集まっているんだなとか、一方で、さらに面白いのが、公平性とか慎重さとか、他のメンバーが誰も持っていない資質を、一人だけ持っている人がいたりだとか。実際にそのメンバーは、慎重に物事を進めてくれるし、間違えないための確認もすごく丁寧なんですよね。
全体としての傾向をつかめる面白さと、個々の違いを足し合わせて、全体のピースがそろっていく、そんな感覚を持つことができました。

チームはでこぼこを重ね合わせると限りなく円に近づく

そんな取り組みの中で、私が考えたことを紹介できればと思うのですが、やっぱり楽しかったですね。
わいわいお互いを開示し合ったり、私たちはどんなチームかを言語化していく中で思ったのが、私たち一人一人は、本当にでこぼこの丸なんだな、そう思いました。
完璧の丸じゃないんですよ。
一人一人がでこぼこの丸。
ただ、一人一人”でこ”の部分と”ぼこ”の部分が違うので、一人一人のでこぼこの丸を重ねていくと、限りなく丸に近づくんだなということを、改めて感じました。
一人では補えないところを、でことぼこの箇所が違うメンバーが集まるので、完璧性を求めるというのも、そもそもでことぼこの違うメンバーが集まっていることが、改めてチームにとっては魅力であり、強みなんだなと思いました。
同じような人ばかりで、でことぼこの箇所が同じ人ばかりだと、結局ぼこが埋まらないんですよね。
なので、お互いに強みを生かし合うことで、チームとして全体で、一人で挙げる以上の成果を出していけるというのは、こういうことなんだなと改めて思いました。

弱みを弱みにしない工夫が欠かせない

もう一つ考えたことは、一方で、もちろん弱みもあるじゃないですか。
個々としての弱みもあると思いますし、チーム全体でこれを一つの人格として見たときにも、どうしても薄い部分とか、得意でない部分が出てくると思うんですよね。
これを弱みを弱みにしない工夫が欠かせないと思いました。
弱みを弱みにしないとはどういうことかというと、まずは強みと、一方で、苦手な部分、弱みもきちんと自覚する。ふたをしちゃだめで、自覚することと、自覚した上で、それを弱みにしないサポートシステムを、みんなで発動させることがすごく大事だと思った次第です。
重ね合わせてみたときに、私たちのチームは、わりとポジティブで行動力があったり、トライアンドエラーが苦もなくできるメンバーが集まっているというのは分かったのですが、一方で、慎重にことを進める部分は、どうしてもポジティブな側面に関していくと、若干、薄めになる傾向が見て取れました。
なので、強みを生かしたまま、自分たちには慎重さを欠く可能性があることを自覚して、慎重さという強みを持つメンバーの意見をきちんと聞いたり、自分たちが慎重さを欠く可能性があることを、やろうとしていることや、やった後のことを振り返って点検することを、チームの仕組みにしていくことが、サポートシステムで弱みを弱みにしない、補って強みをより生かしていくことにつながるんだなと思いました。

こんなひととおりの会をしながら、メンバーから上がってきた声は、「なんとなくそうだろうなとぼんやり思っていることを言語化して、開示し合ったり共有し合うことは大事だし、それがあるから、よりお互いを生かし合うヘルプシーキングもしやすくなるよね。」とか、「それぞれの個性や強みが異なることを知れたことで、足し算よりも掛け算にしていける感覚が持ってた。」とか、私自身もこういう共有があったことで、自分たちがより力を発揮できる要件と、一方で、はまりがちな落とし穴をみんなで言語化して同じ景色を見られことは、これからのチームに欠かせないことだなと思いました。

チームで仕事をするって楽しい

最後に感想ですが、チームで仕事をするって楽しいなということですよね。
一人で出せる以上の成果を、仲間がいるから出すことができる、一人で登れない山も、仲間がいるから登ることができる。
こういう楽しさって、チームで仕事をしないと得られない手ごたえだなと思いました。
そんな手ごたえや実感を持ちながら仕事ができることに、感謝し合いたいと思いますし、そういう場にいてこそ、でこぼこな自分をより味わって、面白いと思いながらやっていけるんだなと考えた今日この頃です。

皆さんは、どんなチームで、どんな仲間とでこぼこを生かし合いながら仕事をしていますか?
ちなみに、ストレングス診断について、過去の放送もありますので、興味のある方は、こちらもお聴きください。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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