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#60 今の自分がいるのは誰のおかげかを考えてみた~受けた恩は次の人へ~

最近めっきり涼しくなってきて、朝晩は少し寒いなっていう日も増えてきたんですけれども、その分天気が良い週末は、すごく空が青くて高くて、気持ちがいいと思いませんか?今日は平日ですけれども。

最近、我が家は新しく始めたことがありまして、それが何かっていうと釣りです。本気で釣りを趣味にしている人、長く楽しまれている方に言わせるとちょっと怒られるぐらいかもしれませんけれども、初心者のことですので、温かい目で聴いていただければと思うんですけれども。
我が家の次女が動物とか生き物がめちゃくちゃ好きで、釣りをやりたいってずっと言ってたんですよね。一回釣り堀に行ってみたらすごく楽しくって。今って釣り道具も、本当に初心者向けの超安価なものもあるじゃないですか。なので夫が釣り竿を二本買って、近所にある我らが静岡県の浜名湖ですね、浜名湖の海辺に行って釣りを始めました。
私と長女はしばらく、パパと行っておいでよって言って送る側だったんですけれども、次女がさすがに全員で行ってみたいって言うので、かれこれ釣りを始めて3、4週間目にして、初めて私も一緒に出かけることになりました。
行ってみるとすごくいいんですよね。天気も良いし、気候もいい。静かな海辺でゆったりと時間が流れていく。こういうのもいいなって思いました。
ただめちゃくちゃ驚いたのは、釣りの餌っていろいろあると思うんですけど、生きてるんですよね。イソメちゃんっていうかなり太めで大きいミミズみたいな生き餌を買って、それを持って行って、どうするのかな?って思ったら、ハサミでチョキチョキ切るんです、そのイソメちゃんを。切って、まだジタバタするイソメちゃんを針の先に付けて、それそーれーみたいな感じでポチャンとやる。それをですね、次女が「こらっ動くな」とか言いながら、ハサミでチョキチョキ切って針の先につけている姿を見て、本当たくましいなって思いました。この釣りの話は、すみません実は余談なんですけれども。
家族4人に対して釣り竿は二本しかないので、私は基本餌を切るでもなく、岸壁に座って、ひたすらぼーっとしてるんですよね。子供がやいのやいの言って釣ってるのを見ているんですけれども、本当に静かな環境でぼーっとできるんで、いろんなことが頭の中に浮かんでは消え、浮かんでは消えみたいな、そういう時間だったんですけれども。
その中でふと浮かんできたクエスチョンがですね、今の自分がいるのは誰のおかげかな?みたいな、こんなことがふっと浮かびまして。
今日の放送は釣りからのですけれども、今の自分がいるのは誰のおかげだろうっていうテーマで、私が考えたことをつらつらと話していけたらなと思います。

今の自分がいるのは誰のおかげかを考えてみた

ちなみに皆さんは、こう聞かれたらなんて答えますか?今の自分がいるのは誰のおかげだろう?
もちろん、この世に生を受けたっていうところや、無事すくすくと大人になることができたっていうところは、両親であり家族でありっていうところのいろんな顔が思い浮かばれると思うんですけれども。
こと社会人になって仕事をして今に至るっていう、仕事をしている自分、今の自分がいるのは誰のおかげかなっていうところを考えたら、どんなふうに答えられそうですか?
ちょっと具体的な人の顔も思い浮かぶと思うんですよね。
私もこんなことを考えながら、何人も浮かんでくる人が来ました。いろんな人が思い浮かびながら、これ共通するのってなんだろう?みたいなところで考えた時に、この釣りをしながら行き着いたのはですね、「そうか、期待してくれた人のおかげだったんだな。」って思いました。
期待してくれた人だとか、期待してくれる人のおかげ感、皆さんありますか?
いろんな考え方があっていいと思うんですけども、この今の自分がいるのは誰のおかげか。私はそんなふうにこの時思ったんですよね。
もちろん、個々の努力だとか頑張りみたいなところも大きいと思うんですけれども、私自身は振り返ってみると、頑張った時もありますけれども、なんで頑張れたかっていうと、スタートにはやっぱり期待をかけてくれた人がいたんだなって思いました。
期待をかけられたから頑張れて、頑張れるから仕事が面白いと感じられて、また頑張りたくなったり、結果がついてきたりっていうサイクルが回っていくのかな。

海を見ながら期待をかけてくれた人の顔を思い浮かべてみた

時間がたっぷりあったもんですから、その時に思い出したのが、新卒時代に配属されたチームの先輩たちだったんですけれども、その時、会社の中で営業部門だったんですよね。先輩たちはみんなほぼ30代で、本当に熟練の経験豊富な営業マンたちだった。それに対して、私ともう一人同期の男子がですね、二人で配属されたんですけども、もう特に私は、今思い出しても恥ずかしいなって思う、元気だけが取り柄の本当何も考えないおバカさんだったなって思います。今でこそ「仕事で考える力が必要だ」とか、言ったり喋ったりしていることが、本当誰が言うよ?って思うぐらい、なんにも考えてなかったなって思います。
でも、そんな私でも、例えば無知であることだとか、経験が無い事に萎縮することなく、まずいろいろやってみようって思いながら、その時仕事ができたのは、やっぱり先輩たちが若手には若手の良さがあるんだとか、まず営業っていう仕事の面白さを体感させようとか、むしろその元気さだとか考えないところがうまく発揮できる場所もあるって言いながら、考えながら、期待して、後押しして、機会を与え、いろんな気づきや経験を積ませてくれたからだなって本当に思います。
そのあと私、転職もしてるんですけども、畑違いのキャリアチェンジの転職をした後、その分野できちんと経験が積めるようになったのも、「いやマジそんなことも知らないの?」って最初に驚いた上司がいたんですけども、それでもその上司が「教えてできるようにしたろ」みたいな感じで、期待をかけてくれたんで、多分頑張ったんだと思いますし、その仕事で出会う顧客、お客様だとか、その取引先の方々が、一つ一つの仕事に期待をかけてくれることがあったんで、その期待に応えたい、応えなきゃっていう形で頑張れたのかな。

受けた恩は次の人へ

今も本当に期待のおかげで今の自分があるんだなって思います。例えば、今事業としてサービスを提供する立場にありますけれども、いいサービスが提供できるかどうかって、やっぱり利用してくれる方の期待あってこそだと思いますし、こういったものが必要だって言ってくれる賛同者なしには、多分本当に頑張れない。仕事のチームメンバーやパートナーが期待をかけて関わろうとしてくれるから、やっぱりもっと頑張ろうって思える。そしてその積み重ねとして今があるのかなって思っています。
そんなわけで、なんでこんなことを釣りを見ながら思ったのかなっていうのは謎ですけれども、今の時点で改めて今の自分が居るのは、自分のおかげではないっていうところをきちんと自覚していきたいなと。そして自分自身も相手に期待をかけられる人になりたいなと、思った日曜日の海辺でした。
なんでしょう、今日の話。本当に雑感もいいところですよね。皆さんもこんな問いかけをしながらちょっと過去を振り返ってみるっていうのも、もしかしたら楽しいかもしれません。
そして最後に、私の大好きなマンガの言葉があるんですけど(キングダム)、ちょっと流用して終わりたいと思います。それはですね、『受けた恩は次の者へ』っていう。
私自身も誰かの期待のおかげでここまで来ていますけれども、期待してくれた人自身にはまだまだ何も返せていないなって思いますが、それは次の人に返していく。
そうやって循環させていこうと思います。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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