#5 お迎えが遅いと罪悪感を感じてしまう
Voicy放送開始から1週間が経とうとしています。続いて良かった。そして聞いて下さっている方、本当にありがとうございます。コメントもいただいておりまして、嬉しいなーと思って拝見しています。先週いただいたコメントから、本日の番組を作っていければと思っています。
お迎えが遅いと罪悪感を感じてしまう
「育休復帰時にフルタイムを選択しました。保育園でも息子のお迎えが一番遅く、申し訳ない気持ちになることもあります。仕事と子どもとの時間の取り方がまだまだ試行錯誤になってます。これからも小田木さんの放送を聞きながら、なにかヒントがないか聞かせていただきます!」
このコメントを読んだ時に、自分のことかなと思って震えました。
私も第1子の育休復帰時に全く同じ気持ちで保育園に通っていたんです。今日はコメントにある「お迎えが遅いと罪悪感を感じてしまう」というテーマを取り上げて一緒に考えてみたいと思っています。
聴いてくださっている方の中にも、同じ体験をしたという方も多いんじゃないかなと思います。これって預ける時間にかかわらず、多くの方が感じることかなと思います。
私も第1子復帰時にフルタイムで復職したんですけど、初めて親と離れて、初めて新しい環境に預けられるということで、子ども泣いちゃうんですよね。預けるときも泣いちゃうし、お迎えに行くときも泣いちゃう。
私もお迎え最終組だったので、「遅くて申し訳ない。長く待たせて申し訳ない。」そんな気持ちで「ごめんね」を連呼しながらお迎えになっていました。自宅に帰ってからも、子どもはようやくママと会えて、当然かまって欲しいじゃないですか。でも、私はご飯作らなきゃいけないとか、色々やらなきゃいけないことがたくさんあるってことで「かまって、かまって」って足元に来る子どもに「ちょっとごめんね。待って、待って。ごめんね。ごめんね。」って連呼してたと思います。
そういう生活の中でかなり罪悪感を感じていましたし、復職後の慣れない仕事と生活という中で自分自身もヘロヘロだったなと思います。
「ごめんね」を「ありがとう」に変えた
半年経ったある時にふと気づいたんですよね。
子どもは保育園でどんな生活を送っているかって、保育園で楽しい1日を過ごしているんですよ。先生は優しいですし、小さいながら仲間もいるし、毎日いろんな予定があって、刺激があって、それでいて安全な場所にいて。そしてご飯はお家よりおいしいかもしれない。そんな楽しい1日なのに、朝晩お母さんが悲痛な顔で「ごめんね」て言ってたら、いったいこの子の目にはどんな世界が映るんだろうなと思ったんです。おそらく「自分ってお母さんから申し訳ない事されてるのかな」みたいなそんな風に考えたかもしれないです。見える世界が「ごめんねカラー」に染まっちゃてたかもしれないなと。そんな風に考えた時に”やばい”って思って、そこから私は変われたんです。
申し訳ない気持ちを子どもに押し付けてはいけないと。そこから「ごめんね」を「ありがとう」に言い換えました。お迎えも笑顔で「お待たせ。ありがとう。」と言いながらを行くようにしました。
そうすると、私もその罪悪感に苛まれるっていう気持ちは薄まって、驚くべきことに仕事に向き合う気持ちも変わったなと思っています。「子どもに辛い思いをさせて働いている」みたいなそんな気持ちが薄くなったことで、仕事にもっと前向きに向き合えるようになりましたし、集中できるようになったと感じます。
幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せになるのだ
罪悪感を持ってしまうこと自体は悪いことではないと思うんです。でも、その罪悪感が自分と子どもにどんな影響を与えるのかも考えることができたら、違う気持ちの持ち方ができるかもしれません。結局、人って気持ち次第じゃないですか。
毎日が幸せだと感じているか、毎日に充足感を持てているかどうかで全然違うと思うんです。例えば仕事を続けることへの満足度も変わると思いますし、仕事のパフォーマンス自体も変わるだろうと。さらに家族との関係性や家庭の雰囲気が変わることで、子どもが毎日見る景色も大きく変わるんじゃないかな。だから「ごめんね」よりも「ありがとう」に置き換えた方が、私と子どもにとっていいんじゃないか。そんな風に気づけたのはこの時でした。
私の好きな言葉に「幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せになるのだ」という言葉があります。まさにその言葉にあるようなことを身をもって経験したというのがその時でした。
最後に付け加えます。子どもが多くの時間を過ごす保育園がどんなところなのかなんですが。私は長女が入園して、次女が卒園するまで足かけ10年通わせていただきました。保育園には本当に感謝しかないです。子どもが毎日楽しくて、いろんな経験しながら、社会性を育めたのは本当に保育園のおかげだと思ってます。もし、保育園に関わる方がいらっしゃったら心からお礼を申し上げたいです。
今日は「お迎えが遅いと罪悪感を感じてしまう」というテーマについて、一緒に考えさせて頂きましたん。コメントありがとうございます。これからの両立を心からお祈りします。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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