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#801 自分の“本心“の聴き方~人間らしさを無視しちゃだめだよね~

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、ズレやギャップに強くなれる、これからの仕事スキルをあなたへ、オンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

月曜日がやってまいりました。
皆さん、どんな週末を過ごされたでしょうか?

結婚記念日がありました

本題に入る前に余談ですが、この週末はわが家の結婚記念日だったんですよね。
皆さん、結婚記念日を覚えていますか?
私は何年か前のある日、夫に「今日さ、何の日か覚えてる?」と言われて、「今日は私の弟の誕生日かな?」と言ったら、「違うよ、結婚記念日だよ」と言われてはっとなったという、なんとも痛い失敗をしてしまいましたので、それから3月の記念日は、クリスマスぐらい強烈に覚えていて、絶対に忘れない習慣ができた経緯があります。
お互いに感謝の気持ちを送り合うのですが、今年の私のセレクトは、お正月に『THE FIRST SLAM DUNK』映画を見てから、再はまりしているスラムダンクの新装再編版という、いわゆる漫画の記念モデルですかね。
これの全巻を大人買いして、わが家に寄贈させていただきました。
夫と二人ではまっていたので、もちろん夫の顔を思い浮かべながらこのセレクトをしてみたのですが、「おまえがほしかっただけやろう」と言われたら、ちょっと否定はできないという感じですが、でもやっぱり名作は名作なんですよね。
これをまた夫婦で味わいながら、さらにぜひ子どもたちにも手にとってほしいなと思いながら、そんなお買い物&プレゼントをした週末でした。

#心の声を聞こう

今日の放送は、Voicyさんのハッシュタグ企画でまたお届けしたいなと思うのですが、今週のハッシュタグは『 #心の声を聞こう 』です。
いつも本当にいいところ、ドキッとするところをついてくるなと思うのですが。
「心の声を聞く」皆さん、これを大事にしていますか?
私は今、めちゃくちゃ大事にしています。
というよりも、ここ数年でようやく大事にできるようになったなと、自分でも感じています。

自分の心の声に耳を傾けるとか、相手の心の声を聞くとか、それは大事だよねと頭では思うじゃないですか。
でも、忙しい毎日の中で、例えば、仕事においては実現しなきゃいけない目標があって、果たさなきゃいけない役割があって、納期があって、その中でスピーディーに意思決定をして仕事を前に進めなきゃいけないというと、立ち止まって心の声に目を向けるのは、結構難しいんじゃないかなと思います。
家庭でも、あれもやらなきゃいけない、これもやらなきゃいけない、短い時間の中で子どもと一緒になって、ごはん、風呂、寝る、学校、仕事に行かなきゃいけない、こういう中でじっくりお互いの心の声に耳を傾けるってなかなか難しいですね。

心の声が聞けなくなる時に発動するモード

頭ではそうしたいと思っていても、できないときがあるじゃないですか。
そんな時に私たちは、疲れていると難しいなとか、余裕がないとできないなと思うのですが、なぜ疲れていたり余裕がないと、心の声が聞けなくなるのか? 一体、そういう時に私たちに何が発動するのか?ということを、私自身もつかめた時に「あ、なるほど、こういうメカニズムか」と、心の声が聞けなくなるモードを自覚することができた。
自覚することができたから、少しコントロール下に置くことができた経緯がありますので、まずは私が考える「心の声が聞けなくなる時に発動するモード」というものを共有したいなと思います。

相手責めモード

全部で3つのモードがあるのですが、まず一つは、相手責めモード
これは、説明するまでもないですよね。
自分の声に目を向けるのではなくて、相手に目を向けて「なんで××してくれないんだろう?」とか、「もっと○○だったらよかったのに」と、相手が変われば、環境が変わればと思っちゃうと、やっぱり自分の心の声はかき消されちゃいますよね。
そんなわけで、聞けなくなる一つのモードは、相手責めモード。

自分評価モード

二つ目は、自分評価モードですね。
自分に目を向けているけれども、心の声に目を向けているのではなくて、自分に目を向けて、自分自身で自分にダメ出しをしちゃっている状態
これも聞けなくなります。
例えば、「私は××しなければならない」「こんなんじゃだめだ」「迷惑をかけてはいけない」「もっと頑張らないと、でもできない、あー、残念な私」と、自分に目が向いているけれども、自分を評価して、自分にダメ出しをしている状態。
これも、心の声はかき消されていくというか、そっちに目が向けられていない状態の定期的な一つかなと思います。

正解探しモード

最後は、正解探しモード。
例えば、「母親になったから、こういうふうに振る舞わなきゃいけない」「こう考えなきゃいけない」「こういう選択をしなければいけない」(これは、「父親だから」も同じだと思うのですが。)
「これは、こういうものだから」と、ガチガチの固定概念にとらわれてしまったり、「〇〇をしないと、××できない」 こんなふうにがんじがらめになっってしまうのが、正解探しモードかなと思います。
自分の中の思い込みを正解ととらえて、そう考えなければいけないという考え方をしたり、もしくは、自分を脇に置いて、「世間的には、一般的には、こうしなければいけない」というものに当てはめすぎちゃって、動けなくなったり。
これが、正解探しモードといえるかなと思います。

問いかけながら、本当の自分の気持ちを探求していく

これを改めて考えると、三つともゼロにするのは本当に難しいじゃないですか。
私たちは完璧じゃない、人間臭い人間としては、これがゼロになることは難しいかなと思います。
ただ、「今、このモードが発動しちゃっているな」と、気付くことはできるので、気付いた時に、ちょっとモードの調整ができればよい
このぐらいでも、ずいぶん大きく変わるんじゃないかなと思っています。
現に、私はそんなふうに自分を客観的に見るようになった時に、自分の本当の気持ちというものに目が向けられるようになったなと感じています。
こういったモードの発動をちょっと抑えて、「そういえば今、私の本当の気持ちはどこにあるんだろう?」とか、「何も制約がなかったら、私は本当はどうしたいんだろう?」と、こんなふうに問いかけながら、本当の自分の気持ちを探求していくことが、やらなきゃいけないというよりも、本当はこれがすごく楽しくて、発見に満ちたものだと思うんですよね。
「なるほど、私はこういった気持ちを抱えていたんだ」と。
これが発見できるって、結構楽しくておもしろいことなんですよ。
例えば、この仕事に乗り気になれない自分がいるとするじゃないですか。
いつもだったら、「でも仕事だから、やらなきゃいけないよな」そんなふうに考えてやっていくと思うのですが、ここで立ち止まって、「なぜ自分は今、この仕事に乗り気になれないんだろうか?」 と、玉ねぎの皮をむいてみる。
「忙しいからか?それとも、なぜ自分がこの役割を担うのか、納得していないからか?どれかな?」と、むきむきしていった時に、例えば、「そっか、経験がないから、ちょっと失敗したら怖いなと思っている自分がいるんだな」とか、「一人でやりきるのは難しい、だから誰かに力を貸してほしい、 そんなふうに求めている自分がいるんだな」あくまで例えばですけれども、こんなふうに本当の自分の心の声が発見できていくと、実はその先に、そういった心の声を大事にしながら、本質的な問題解決ができていくんじゃないかなと思っています。

ここで、くれぐれも発見した本当の声を責めちゃだめですよ。
「経験がなくて怖いって、根性がないな、自分」とか言っちゃだめだし、「手を借りたいって、これは自分でやらなきゃだめでしょう」と押さえ込んでもだめ。
むいて探求して、それを丁寧に拾い上げて、じゃあ、その上でどうしたい?どうすると、この心の声にもとづいて、次の一歩が踏み出せるだろうか?いわゆる本質的な問題解決に向けて、一歩踏み出すことができるんじゃないかなと思っています。
こんな感じですよね。
例えば、意見が言えない自分がいるなとか、相手の言動にモヤモヤする自分がいるな、こんな時に、全部じゃなくてもいいから、一つ、立ち止まって、玉ねぎの皮をむきながら探求をしてみることが、本当の自分の心の声に耳を傾けることになるのかなと思います。

自分の人間らしさに目を向けられるから、相手の人間らしさに目を向けられる

ここまで話をしてみて、改めて、なぜ心の声を聞く必要があるのか?ここを考えてみると、心の声を聞かないというよりも、聞けないモード、相手責めモードで、自分評価モードで、さらに正解探しモードで、このモードが発動し続けてしまって、声が聞けなくなると、がんじがらめで動けなくなっちゃうんですよね。
それでもいいじゃんと思うかもしれないですけど、さっきの事例にあるように、そこに目を向けないと、たぶんこれから本質的な問題解決が難しいことが、ますますたくさん出てきちゃうんじゃないかなと思います。

もう一つ言えるのは、自分の心の声が聞けないということは、直結して、人の心の声も聞けなくなるということなんですよね。
本心って純粋な人間らしさじゃないですか。
この人間らしさに目をつぶる、自分に対して目をつぶる、だから相手に対しても目をつぶっちゃうということなので、それがすなわち、子どもの声も聞けなくなり、パートナーの声も聞けなくなり、相手の声、仲間の声に耳を傾けられなくなるということも、直結しているんじゃないかなと思います。

まとめると、なぜ心の声を聞く必要があるのか?これを無視しないことで、私たちは本質的な問題解決に向き合えるという側面と、もう一つは、人の声が聞けなくなるという状態を回避する。
人間らしさに目をつぶらずに、自分の人間らしさに目を向けられるから、子どもやパートナーや相手や仲間の人間らしさに目を向けられる
こういうサイクルにあるんじゃないかなと思います。

ということで、今日は『#心の声を聞こう』ということで、放送をお届けさせていただきました。
ちなみに、今日の放送は、「まず、自分の心の声を聞こう」だったじゃないですか。
自分の心の声が聞けなくなるときのモードを自覚して、まず、自分の心の声を聞こうねだったのですが、明日は、今日の放送に関連して、『相手の心の声を聞くときのポイント』についてお話をしようかなと思いますので、ぜひチャンネルフォローをしていただいて、明日の放送も聴いていただけるとうれしいです。

それでは、最後までお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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