見出し画像

#501 相手への期待が満たされるための工夫

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、出産を機に必殺残業の働き方をアップデートさせたい、あなたのためのオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

4月も5日となりました。
先週私は、4月1日に入社式がありましたので、ほぼ二カ月ぶりぐらいに久しぶりにオフィスに行ってまいりました。
今日は、入社式で考えたことを、放送として共有させていただきたいなと思います。
ちなみに、昨日の放送は、運営するオンラインスクール育休スクラの修了式から考えたことで、今日は、私がいる株式会社NOKIOOという会社の入社式で考えたことで、4月前後は本当にセレモニー続きだなと思っています。

入社式で考えたこと

私たちの会社の入社式は、毎年新卒採用をやっているわけではないので、毎年ではないんですよね。
今回は、二人の新しいメンバーが新入社員として入ってくれまして、この二人だけを迎える入社式になりました。
本当にすごく素敵な二人で、星の数ほどある会社の中で、このNOKIOOという私たちの会社を選んでくれたことが、すごくうれしいなって思いますし、新しいものが入ってくるパワー、人ですけれども、すでにある会社と組織、メンバーの中に、新しいものがガっと入ってくる、そのパワーと刺激ってすごいなと思いました。
私たちの入社式は、厳かな式典というよりも、オンラインのメンバーを含めて、みんなで顔を合わせながら、代表して何人かのメンバーと、そして新しく入ってくる二人と、それぞれにスピーチをする。そんな機会でした。
このスピーチの中で、代表の小川さんが、「挑戦してほしい、成長してほしい」こういった期待をお伝えし、新しいメンバーも「挑戦したい、成長したい」こんな思いや、意思がにじむスピーチを受けとったかなと思います。

そんなスピーチを聴きながら、私は思ったのですけれども、これってお互いの期待じゃないですか。
例えば、私たちは新しいメンバーに対して、挑戦してほしいとか、成長してほしいと思う。期待をかけるじゃないですか。
でも、期待って、期待をかけた分だけ、その期待に見合う、かけた期待に見合う行動をしなければいけないなと、痛切に思ったというのが、私の気付きその一になります。
例えば、相手に挑戦してほしいな、成長してほしいなと思えば思うほど、その挑戦の機会を提供しなきゃいけないし、相手が挑戦するためのサポートをしなきゃいけないし、なによりもまず、自分たちが挑戦する姿を見せないといけないですよね。
「挑戦してほしい、成長してほしい」なんて言いながら、自分たちは一切挑戦しないし、成長も止まっちゃっている、こんな中で、相手に期待だけ一方的にかける。これはなしですよね。

一方的な期待になっていないか

でも一方で、注意しないと、期待しっぱなしとか、一方的な期待になっちゃっているケースってないだろうか?
これを考える必要があるなと思いました。
かけた期待に見合う行動をするというと、例えば、子どもに対して、「もっと勉強してほしい、チャレンジしてほしい」と思うとしたら、まず自分が勉強しているか?そしてチャレンジを継続できているか?
こういう、かけた期待に見合う行動が必要かなと思いますし、パートナーに対して、「私の気持ちをもっと察してほしい」と思えば、その期待に見合うだけ、自分はパートナーの気持ちを考えたり、もしくは、自分の気持ちを自己開示できているだろうか?こんなふうに行動できたり。
例えば、上司に対して、「もっと自分の話を聞いてほしいな、サポートしてほしいな」と思えば思うほど、私はじゃあ上司の話を聞いていただろうか?どうしてほしいか伝えていただろうか?もっと言うと、会社に対して、もっと現場のことを理解してほしい、期待すればするほど、じゃあ自分は経営のことを考えることができただろうか?
必ずそうあれというよりも、私たちの期待が、一方的かつ、かけっぱなしになってなかっただろうか?
これって考える余地があるし、私はこの入社式に参加をして、私が新しいメンバーにかけた期待に見合うだけの行動をしなきゃいけないなと思わせてもらったわけです。

さらにそこから考えると、期待って口に出してみないと、分からないですよね。お互いに伝え合ってみないと、ずれていることもあるじゃないですか。
例えば、さっきの事例でいくと、子どもに対して、「もっと勉強してほしいな」と思っているけれども、子どものほうは、もちろん勉強やる必要性は感じているけれども、静かに見守ってほしいなと思っている。
これって根本的な期待の部分は一致してるけれども、その期待に対して、お互いにどうしてほしいかという部分が、食い違っちゃっていますよね。
勉強してほしいから口うるさく言う側と、勉強したいので静かに見守ってほしい側。
期待って、口に出してみないと分からないし、伝え合ってみないと、ずれていることがあるなと思う一例でもあるかなと思いました。

期待との上手な付き合い方

毎日を考えてみると、私たちは無数のいろんな期待を抱えながら、一日を過ごしてるなと思うんですよね。
朝起きて、食べるパンが美味しかったらいいなと思うし、仕事が始まって例えばミーティングをやるとしたら、この件は相手に声をかけてほしいなって思ったり。
ちょっと難しい仕事があった時に、「この仕事が早く終わればいいな」もしくは、「誰かサポートしてくれたらうれしいな」と思い、何かトライしたことの結果が出るときも、「期待通りの結果が出ていたらいいな」と思いながら結果を見る。
本当に息を吸って吐くように、無数の期待をしながら一日を過ごしているなと思います。
この期待が満たされないと、がっかりしちゃうわけですよね。

ということは、一個一個の細かい期待に対して、かけた期待に見合う行動していくというのは、難しいかなと思うのですけれども、ただ一方で、あらゆる期待に対して、かけっぱなし、一方的に期待しっぱなしだと、期待と上手く付き合えないなと思ったわけです。
なので、全部じゃなくていい。
けれども、この期待は大きいなとか、この期待は本当に大事にしたいなと思うものがあれば、その期待に見合う行動をしていこう
そんなふうに考えられると、翻って、その期待というのは、満たされやすくなるのかなと思いました。
なので、私も、代表のスピーチにあったように、新しく入ってきてくれたメンバーに、「ぜひ挑戦してほしいな、成長してほしいな、そして刺激を与えて学ばせてほしいな」と思えば思うほど、まず私自身が、手を止めずに挑戦したいなって思いますし、成長し続けないといけないなと、そんなふうに思った先週でした。

この放送をお聴きくださる皆様の会社には、新入社員の方は入っていらっしゃいましたでしょうか。
そして、そんなフレッシュな現場に立ち会って、どんなことを考えましたか。あと、どんな期待をかけていますか?
もしよかったら、コメントにもいただければなと思います。

書籍出版トークライブ

最後にまたアナウンスタイムをさせてください。
来週の火曜日、一週間後ですね。
私の二冊目の書籍になります、【仕事は一人でやらない~仕事を抱え込まずに助けを求める技術ヘルプシーキングの教科書~】ちょっと長めのタイトルですけれども、こちらの書籍の出版記念トークライブをさせていただきます。
一人で抱え込まずに、上手に助けを求める技術。これがヘルプシーキングなのですけれども、今回のトークライブは、特に私の一人で抱え込まない原体験になった、出産後の仕事のやり方をアップデートする、ここにフォーカスをしたトークライブにもなっております。
広くたくさんの方に来ていただけると嬉しいなと思っていまして、来週4月12日火曜日、お昼ランチタイム12時から13時半までになっております。
耳だけ参加も大歓迎ですし、書籍要約サービスflier久保彩さんにも一緒に登壇いただきますので、二人のトークからも、本以上の魅力を皆さんにもお伝えできたらいいなと思っています。
放送にリンクを貼っておきます。よかったらお越しください。

それでは、以上になります。お聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
*育休スクラ公式HP|https://schoola.jp/
*Facebook|育休スクラ|https://www.facebook.com/schoola.jp
*Instagram|@odagitomoko|https://www.instagram.com/odagitomoko/
*Twitter|@odagitomoko|https://twitter.com/odagitomoko
*YouTube|小田木朝子の今日のワタシに効く両立サプリ*育休スクラ|https://www.youtube.com/channel/UCT8k-TH1TMSJVbMPMXxFQBA