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#1235 「調べ物が苦手」だと感じる問題分解~リスナーさん質問より~

おはようございます。
小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで私たちの仕事の景色を変えるためのの日々に役立つヒントをお届けします。

新たなタイトルコールでスタートです!

ということで、昨日、チャンネル名を新たにさせていただき、新しいタイトルコールとともに放送をスタートさせていただきます。
私がまだ慣れてないですね。
つい『今日のワタシに効く両立サプリ』と言いそうになってしまいます。
口がこれを言い慣れているというのがあると思うんですけど、4年間の習慣を変えていく移行期間を、私自身も楽しみながら、そして聴いてくださる皆さんの新たな耳なじみを作るべく、コツコツ続けていきたいと思います。

ご報告)オンラインスクール「スクラ」、定員を超える参加者とスタートします

今日はまずご報告があります。
先月8月は、私たちが情熱をもって運営するオンラインスクールスクラの9月開校に向けた情報をいろいろお届けさせていただきました。
受け取ってくださった方、本当にありがとうございます。

続きはぜひVoicyでお聴きください。

調べ物が苦手でうまく整理がつかないというお悩み

今日の放送は、チャンネルの質問ボックスにいただいたご質問を取り上げて放送をお届けしたいと思います。
チャンネルの質問ボックスは、チャンネルのトップのプロフィール欄にリンクの貼ってある質問フォームでして、チャンネルへのご要望、ご意見、そしてリアル質問なんかを送っていただきますと、放送の材料にさせていただいてます。
こんなことを取り上げてほしいなとか、こんな質問を一緒に考えてほしいなというテーマがあれば、ぜひお送りください。
お待ちしています。
それでは、次のチャプターで本編をお楽しみください。

今日の質問者さんは、やぎさんです。
味わい深い名前がいいですね。やぎさん、ご質問ありがとうございます。
読ませていただきます。

【小田木さん、はじめまして。
昨年の育休中から両立サプリを楽しみに聴いています。
復職後は仕事に生かしながら、以前より楽しく働けています。】

うれしいコメントですね。ありがとうございます。

調べ物が苦手でアドバイスを伺いたいです。
特に自分の不得意な分野で何かを調べなければいけなくなった時、まずゴールを設定し、何をしていくかを引き出して取りかかっています。
しかし、調べている途中でさまざまな情報が入り、あれもこれも気になる状態になり、整理がつかなくなります
結果、時間がかかった割りに、対した情報が得られなかったりします。
どう整理して取り組むとスムーズにいくのかなど、ご意見をいただけるとありがたいです。】

というご質問です。
「調べる」という、こんなテーマをいただきましてありがとうございます。
改めて質問の概要ですが、調べ物が苦手でうまくいかないなと思っている。ゴールとプロセスを設定して取り掛かるけれども、調べてる途中であれもこれも気になりだし、整理がつかない。どう整理して取り組むとスムーズに進むのかアドバイスがほしい。こんなお題をいただきました。
やぎさん、ありがとうございます。
小田木所感ではありますけれども、何か一つでもやぎさんの参考になる情報があればと思いながら、一緒に考えたいと思います。

苦手だと感じていることをやるのは苦痛です

まず、どこから取り組むかなんですけれども、まず初めに「調べものが苦手」という表現をいただいていますが、私もそうですけど苦手だと感じていることをやるのは結構苦痛なんですよね。
私は、今回のご質問を読む限り、やぎさんは別に苦手なわけではなくて、これならうまくいく方法にまだたどりついていないだけ、そしてまだ調べるというプロセスに慣れていないだけだと思いますので、まだ苦手だと思わなくていいんじゃないかなと思います。
くどいようですけど、苦手だと感じていることをやるのは本当に苦痛だと思いますので。
なので今の段階で自分に「苦手」とか「不得手」みたいなレッテルを貼らないように、「ちょっとまだ自分なりの方法が確立できてないんですよね」こんなスタンスでいいんじゃないかなと思います。

使えるものは使うのも一つの手

どうするかについてなんですけれども、私は実は先週もとある調べものをしてたんですけれども、今は何かを調べるのであれば、ChatGPTとか、この辺の生成AI系が、便利で時間もかからなくても本当にいいなと思います。
別にChatGPTじゃなくてもいいと思います。
最近テレビだとCMでGoogleのGeminiとかいろいろやっていて、たぶんいろいろあるんだと思いますので、自分の環境とかデバイスで、使いやすいもの、使いうるものでいいと思うんですけど、これが本当に便利で早くて活用しない手はないなと個人的には思っています。
例えば、私は先週でいくと、とある資料を作ってまして、その中の一つのパートで、企業内人材育成の市場規模という、この辺の情報が必要になったんですけど、ゼロから自分でリサーチは結構大変じゃないですか。
それがChatGPTさんに企業内人材育成の市場規模は?と聞くと、チャカチャカと出てくるし、じゃあ企業内人材育成という市場の主なカテゴリーは?というと、またチャカチャカと出てくるし、じゃあ、主なプレイヤーは?を聞くと、概要を抑えて出てくるし、じゃあ、今後の市場動向は?と聞くと、いったんそれっぽいものが出てくるんですよね。
もちろん「それ、本当?」とか「ほんまかいな?」という目線を持つことは大事なので、いったん自分でもある程度調べて、そんなにオンライン上の自己リサーチで出てくる情報と大差がなさそうだなといった確認は必要になると思うんですけど、ゼロから自分調べなのか、それとももっともらしいかどうか確認はするにしても、ある程度情報の概要があったり、情報の概要がある中で知りたいことをさらに具体化して対象を明確にして詳しく調べることに時間を使えるかどうかは、やっぱり全然違うなと思うんですよね。
それにかける時間が、1/10ぐらいにできると言っても、全然遜色はないなと思います。
すごいありきたりで「おいおい、そこかい?」と思うかもしれないですけど、この辺の使えるものは使うということは、一つの手段になるんじゃないかなと思います。
ただそれだと、「いろいろ生成AI系を使ったほうがいいよ、以上」になっちゃうので、もうちょっと一緒に考えてみましょう。

情報を「群れ」で扱う、情報群で整理する

そうやっていろいろ使ってみるにしても、自分で調べるにしても、やぎさんも着目している通り、そもそも何を調べるか、そして何から調べ始めるかというのは、ポイントだと思うんですよね。
たぶんこれに関しては、やぎさんも私たちも難しいリサーチのケースもあれば、一方で手ごたえのあるリサーチができたという経験もあると思うんですね。
オンオフは自由でいいので、例えば、旅行について調べさせたら、私の右に出るものはいませんとか、自分が実現したい旅行プランをいろいろ情報収集しながら骨子を作るのが得意ですとか、そういったケースなんかもあると思うんですけれども、そういうのに当てはめて考えると、何を調べるか、何から調べるかの構成を作っていくというのが、結構分かりやすいかもしれないですよね。
私はちょうど先週、スーツケースを初めて自分で調べて買ったんですよ。
これまで家族に借りてたんですけれども、もうちょっと小さいやつがほしいなと思ったので、そんなに利用頻度も高くないので、安価で小回りがきいて軽いやつがほしいなぐらいな感覚で調べて買いました。
でも、スーツケースを自分で調べて買うにしても、いきなりAmazonとか楽天でスーツケースを検索しても、膨大な商品情報に溺れて、一個一個チェックするにしても膨大な時間を消費しちゃうじゃないですか。
そういう画を想像して思うと、例えば、いくらぐらいなのか?とか、どういうタイプがほしいのか?とか、どのぐらいの容量がほしいのか?何を評価基準にして選ぶのか?この辺の情報がない中で、いきなり商品情報に飛び込むというのは、本当にないなと思う感覚を私たちは持っているじゃないですか。
たぶんそれと同じだと思うんですよね。
ということは、そのポイントって何かというと、情報を一つ一つ詳しく読み込むんじゃなくて、群れで扱う、情報群みたいなイメージですかね。
情報群で整理していくのが大事だなと思いまして、どういった情報群がそこにあるのか、まず大つかみつかむということが抑えられると、結構調べものの景色は変わるんじゃないかなと思います。
例えば、スーツケースでいくと、そもそもどれぐらいのサイズがほしいのかですよね。何泊ぐらいの旅行を想定した場合に、どのぐらいの容量が一般的なのか。そうすると、自分の必要な利用シーンに合わせた容量目安みたいなものがまずつかめると、ぐっと情報の絞り込みの度合いというのは上がるんじゃないかなと思います。あとは例えば、素材みたいな軸でハードがいいのかソフトがいいのかとか、この辺である程度どんな商品が並んでいるのかなというのを大きく俯瞰すると、とにかく軽さ推しのやつだとか、頑丈が推しのやつとか、「なるほど、スーツケースを横にして開けなくても、前が開くというタイプがあるんだな」とか、ある程度情報群が絞れてくるんですよね。
ちなみに私の今回の必須要件は、軽くて前が開くやつだったんですけど、そういう情報群がある程度見通しができると、たぶん対象の情報を絞り込んでいくということが容易にできるんじゃないかなと思います。

着手前にある程度壁打ちができると、精度があがる

これで振り返ってみると、言ってることはたぶんやぎさんの言う「ゴールとプロセスを設定して取り掛かる」ということと同じだと思うんですよね。
もしもそれでうまくいかないとしたら、もしかしたら情報を詳しく読み込みすぎちゃって、群れでつかむということが難しいと感じているのかもしれないですし、そもそもゴールとプロセスの設定がもうちょっと精度があげられるんじゃないか?と感じているようであれば、ゴールとプロセスの設定の段階で、誰かに壁打ちをしてもらう。仕事であれば、上司だとか依頼者と一緒に、どういう作戦で調べていくかの段階で壁打ちすることによって、「もっとこういう軸でも情報を集めてみては?」とか「こっちの視点も見ておいたほうがいいのでは?」とか「じゃあ、こういうキーワードがキーになりそうだね」みたいなことまで、着手前にある程度壁打ちができると、精度があがるということもあるんじゃないかなと思います。
あと私は、調べ始める前にどのくらい時間を使うか決めて、それ以上は調べないみたいな線引きもしております。

なんにせよやぎさんが「調べるって嫌だな」と思わない何かやり方は必ずあると思います。
それに発想を変えれば、調べることが好きになれないのであれば、得意な人、例えばChatGPTさんに任せて、自分は自分のパフォーマンスが発揮できることに時間を割いてもいいと思いますので、やぎさんなりに私はこれかなという方法が見つかるよう心から応援しております。

ということで、今日はいただいたご質問にお応えして放送をお届けしました。
最後までお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子(おだぎともこ)プロフィール

人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
“気合・根性・長時間労働の働き方を変えるヒント”をnoteとVoicyで毎日配信中。
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