#98 子どもの小学校進学が不安というお悩み相談
12月25日になりました。皆さん、メリークリスマス。
いつも通りの朝を迎えているんですけれども、今日はちょうど金曜日じゃないですか。しかも25日。毎週金曜日が打ち上げの我が家も、今日はクリスマスとも重なっていますので、心からの宴会を子どもたちとも楽しみたいなと思っています。ケーキの準備もバッチリです。
金曜日の放送は、毎度お馴染みのゆるくてオチのない「ゆる金放送」なんですけれども、今日は一つご相談をいただいておりまして、これを年内にお答えしたいなと思っていますので、こちらを取り上げたいと思います。
昨日も大量のQAを聴いてくださった方、本当にありがとうございます。
こんなご相談です。
今三人目の育休中で、復職と同時に一番上の長男くんが小1になるというかた、また今日も便宜上、Aちゃんと呼ばせていただきます。
Aちゃんからです。
【現在転職をして一段落し、仕事の重さも軽減できた。
繊細な長男くんが最近割と穏やかなのは、育休中の自分が一緒にいる時間が多いからかなとか、そんなふうに思っています。
一方で小学生になっていくにあたって、迷うところもあります。
ある程度大きくなったら親の仕事も理解してくれるし、肯定的に捉えてくれるかなとは思うんですけれども、小さいうちはなかなか難しいですよね。
そして今自分の周りは、働いている親戚だとか知人が多いんだけれども、小学校に上がって、仕事をしていない母親という選択肢もあると気づいたらどうしようと思っています。
自分自身は仕事大好きです。でもどうしよう。】
こんな不安を抱えているというAちゃんのお悩みでした。
いかがでしょうか?
皆さんだったらどんなふうに考えますか?
このお悩みとしては、まず一つは、子どもが小学校に進学するにあたって不安がある。
今育休中だけれども復職すると、一緒にいられる時間が減ることが心配である。
そして、仕事をするママというのが、一緒にいる時間が減ることで子どもに受け入れられないのではないかという心配と、一方で自分は仕事が大好き、ただそれを大きな声で言っていいのか迷っている。
こんなお悩みになりました。
子どもとの時間より仕事を優先していいの?を一緒に考えてみましょう
まずですね、考える気持ち自体は私もすごくわかるなと思います。
子どもが小学校に入る前に感じた不安であるとか、その後新しい生活に適応するっていうのは、親も子も大変ですので、そこに時間がかかったことを振り返ると、Aちゃんが今感じている不安とか心配みたいなところが、すごくありありと想像がつくなと思います。
ただ、そのタイミングをひと山越えたからこそなのか、私が今どんなふうに考えられるかっていうのをちょっと参考までにお話ししますので、何か少しでも役に立てそうな部分があればいいなと思います。
まず一つはですね、Aちゃんは仕事が好きという気持ちがあるって、そんなふうに書いているんですね。
ここはまずですね、そんな仕事が好きだという自分を決して否定しないでほしいなと思います。
受け止めて肯定していい。
仕事が好きだし、楽しいと思える。
これって本当に幸せなことだし大事なことだと思うんですよね。
なので、そんなふうに思える自分でいられる。そして、そういったやりがいを仕事の中で見つけられている自分、そう思える関係性をきちんと職場で築けている自分というのを、ぜひプラスに受け止めてほしいなと思います。
その上で、小学校に入ったらどうなるのかっていうところなんですけれども、私自身も長女の時も次女の時も、小学校に入った時の揺れ期って経験してるんですよね。
今思うのは、これって仕事の有無に関わらず、必ずあるプロセスだなって思っています。
それぐらい小学校に入って環境が変わるっていうのは、結構子どもにとっても親にとっても大きいこと。そこまで5、6年近く馴染んできた環境、保育園であったり幼稚園だったり、その時の大好きだった先生、仲良くなっていたお友達、この辺と生活を変えて離れていくっていうことと、自分の足で学校に通う、先生との関わり方も変わる中で、勉強っていう新しいことを始めなければいけない。
これを全部踏まえてですね、入学したその日からがっちり馴染んで、すぐに何でもうまくいくっていうことって、たぶんどんな環境であれ、ありえないんじゃないかなって思うんですよね。
なので、小学校入学に伴う子どもの揺れ期っていうのは必ずある。
それを親子で自分たちにとってどういう馴染み方がいいのか考えながら、時間をかけて一緒にそこに適応していくっていうプロセスって、大げさを言えば、人生の中で必ず出てくる必要なプロセスだな。
そんなふうに思えたらいいんじゃないかなと思いました。
大丈夫です。
必ず慣れていけるし、そういう力が親にも子にもあるんじゃないかなと、私は振り返って思っています。
自分の選択で自分の人生を生きることが、子どものためにも大事になる
そしてもう一つ、子どもと一緒にいれる時間が減る。ここを心配する気持ちもすごくわかります。
ただ一方で考えたいのは、一緒にいる時間が減ることは果たして本当に親にも子どもにもマイナスのことなのだろうか。
これをぜひ考えたいなと思います。
今、私が思っているのは、時間の長さで子どものハッピー、アンハッピーは決まらないんじゃないかな。
時間の長さでそこは担保できないんじゃないかなって思ってまして、じゃあ何かっていうと、やっぱり一緒にいる時間の濃さじゃないかなと思っています。
保育園も学校も、子どもにとって決して不幸な場所ではないんですよね。
それどころかいろんな経験ができて、いい先生がいて、そこで経験できることから仲間ができていく。いろんな楽しいイベントがある。発見がある毎日。
これって、そっちはそっちでかなり重要で、子どもにとっても楽しい時間にしていけるんじゃないかなと思います。
当然その分、親との時間が減るんですけれども、その時間で大事なのは、まずママ自身が親自身が、笑顔でいれるかどうか。
例えば、Aちゃんは仕事が好きだというのであれば、そんな仕事を手放して、一緒にいる時間に辛そうな顔をしてたり、満たされない顔をしてたり、もしくはイライラしちゃってるとですね、その時間って本当に良い時間だろうか。
それよりもお互い大事なことに時間を投じられている、そんな毎日をありがとうと思えて、生き生きできていたり、笑顔でいられたり、その時間の濃さみたいなものが重要じゃないかなと思います。
私、改めて思うんですけれども、子どもって母親が仕事してるかしてないかってほとんど気にしてないと思うんですよね。
それ以上に子どもが気にしているのは、お母さんが笑っているかどうかだなって、今は本当に痛切に思っています。
ということは、子どものために何より大事なのは、母親が自分の人生をちゃんと生きていることじゃないかなと思います。
働くにしても働かないにしても、いろんな選択があると思うんですけれども、少なくとも母親が自分で選んでその選択をしている。
その選択をしたことによって、笑顔で生き生きしているし、家族にもそこで得られた刺激をちゃんとフィードバックして、家庭の中も生き生きしている。
そんな循環が回せるように、自分の選択で自分の人生を生きるっていうことが、やっぱり子どものためにも大事なのかなって思います。
小学校入学とか、こういった節目って、親子共々人生の移行期にあたるんじゃないかなと思います。移行期ってこれから先もたくさんあって、人生に必要なプロセスかなと。
なので、そのタイミングではすぐにうまくいかないことを受け入れることと、あと、そこでいろいろ苦労したり、うまくいかないこともあるかもしれないけれども、それは母親のせいでもなんでもなくて、その変化を親子で乗り越えていく必要なステップなんだなと、そんなふうに思えたら不安が少し和らいでくれないかなと思っています。
ということで、Aちゃんいかがでしょうか?
不安な気持ち、めちゃくちゃわかります。
私も同じ状況で同じ事を考えたからそう思うのかもしれないですけれども、本当に大丈夫です。
親も子もそんなに弱くない。なので、自信をもって進んでください。
それでは今日も一日良い日にしましょう。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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