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飲食店におけるRTBとは...?
■結論
冒頭に結論だけ、お伝えさせていただくと下記の通りです。
・要素とその時の消費動向(背景)の掛け合わせ
・結局"人"
"RTB"とは「"Reason To Believe"の頭文字」。「(広告・商品を)信じる理由」という意味です。
先日の社内勉強会にて、自分ごと化した上で腑に落ちなかったので
こうやって思考の整理のためにnoteを書きます。
【飲食店のRTB】とは飲食店に行く意思決定をするための理由である。
前提として全く行ったことのない知識0ベースの飲食店に行くことを仮定します。
その飲食店の情報はネット上に氾濫しているが、どの情報を信じればいいのか、つまりRTBはなんなのか。
一旦バーっとあげてみる。
美味しそうだから
あの人が言ってるから(行っているから)
家から近い
安い
インスタグラムに写真が乗っている
口コミが多い
偶然通りかかった
お得なクーポンがある
大きくわけると、商品力、場所、人という要素と「TO DOの消費」か「エンターテイメントの消費」つまりその時の消費動向(背景)の掛け合わせで飲食店に行くかどうかが決まってくるのではないかと思います。
ランチに一時間しかかけれないサラリーマン
TODOの消費動向×勤務地から近い(場所)=吉野家(ディスっているわけではない)
はるばる原宿まできたJK
エンターテイメントの消費動向×インスタグラムに載っていたお店(商品力)=コールド・ストーン
上記のようなイメージです。
また1回目の来店と3回目の来店でも店に行く理由が明確に違うはずです。
よく前者に集中しがちな飲食店も多いのですが、本当に大事で注力しなくてはいけないものは確実に後者(リピート顧客)です。なぜそこが重要なのかは長くなるので次回以降でお伝えします。
各種グルメサイトでは『広告の中で商品の良さを伝えるだけ』でなく、その商品や広告を信じることができる理由を加える必要がありますが
その点、料理人の評価する店を紹介する「ヒトサラ」というメディアはおすすめです。僕はいつもここからお店を探しています。
ヒトサラはそのお店を信じる理由を「他のお店の料理人が言っている」、
つまり"人"に置いています。
数多ある飲食店がある中で1回目にその店を選ぶフェーズにおいてはやはり人が関与して意思決定するケースは多いのではないでしょうか。
知人、友人、家族がおすすめするお店には確かに行きたくなるし、芸能人のファンの方々は崇拝する芸能人が『この店の◯◯うめえ』と言うとそれだけでRTBになり得る。
飲食店の収益構造においてはどこまでいっても"人"が大事なのは変わりないでしょう。