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【操作デモ動画付き】ノーコードでSNS上のデータを 収集する方法!✨|投稿データ、コメント、いいね数などそれぞれのデータを抽出

ソーシャルメディア(Twitter、Instagram、Facebookなど)では、世界中のユーザーから日々沢山の情報が集まってきます。そのようなSNSデータを収集・活用することで、ユーザーにとってさらに満足度の高いサービス・商品を提供できます。

オフラインではなかなか耳に入らないような「ユーザーの生の声」をリアルタイムに収集・分析し続けることで、企業のマーケティング活動や、自治体の住民調査、政府の世論調査などあらゆる分野に役立つでしょう。

実際にSNSデータを活用したことで、商品・サービスの改善につながった例や、競合商品に対するユーザーの声を分析することで、自社の差別化戦略による売上アップにつながった企業も多く存在します。

本記事では、各分野別のSNSデータ活用シーンの紹介や、初心者でもかんたんにできるWebスクレイピングを活用したSNSデータ抽出方法を手順に沿って紹介します。

1.なぜSNSのデータを活用するのか?SNSデータの活用方法を場面ごとに紹介


総務省が調査した「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によれば、全世代がソーシャルメディアを活用していることがわかっています。

中でもLINEは90.3%の利用率を誇り、60代でも76.2%が活用しています。主なソーシャルメディアの利用率(全世代)は以下のとおりです。

LINE:90.3%
YouTube:85.2%
Twitter:42.3%
Instagram:42.3%
Facebook:31.9%
Tik Tok:17.3%

令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書-総務省


参照:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省

これらのSNSデータには、ユーザー投稿・発信情報、クチコミ・レビュー、競合他社の最新情報といったように、ビジネスのヒントとなる情報が多く含まれています。それらの情報は無料で手に入れることができるので、民間企業、自治体、政府など組織に問わず活用できる点も大きなメリットです。

SNSデータを活用することで、ユーザーの声や反応に基づいた商品・サービスの改善が可能です。その結果、ユーザー満足度の高い商品やサービスの開発につながり、売上げにも影響するでしょう。

企業における活用

企業における活用方法は、主にインサイト分析・クチコミ分析・マーケティング戦略・競合モニタリングが挙げられます。以下それぞれの詳細を解説します。

インサイト分析

インサイトとは「気づき・洞察」を得ることです。自社サービスに興味関心の高いユーザーの年齢、性別、反応、リーチ数などを分析することで、ユーザーが求めているニーズを探ることが可能です。自社の方針に沿ったターゲットに商品やサービスが届いているか確認することに加え、新しいターゲット層の発見にも役立ちます。

クチコミ分析

自社の商品やサービスなどに対するユーザーの感想や批判をリアルタイムで確認することができます。多くの利用者がいるSNSのクチコミを分析することにより、企業に直接届かないユーザーの生の声に耳を傾けられ、今後の商品開発や改善策を検討することが可能です。

マーケティング戦略の制定

SNSデータを分析してPDCAを回していくことにより、商品やサービスの認知度向上、興味関心・検討・商品購入、ファン化までのマーケティングプロセスを制定できます。

競合商品のモニタニング

競合商品を利用したユーザーの口コミを収集・分析することで、競合商品の魅力やユーザーが求めている機能などを知ることが可能です。

競合と自社の違いを理解することで、自社はどのような強みを伸ばすのか、だれをターゲットに据えるかといった差別化戦略を制定することが可能です。反対に競合商品の弱みを、自社の強みとして活かすことも可能です。

学術における活用


👨‍🎓学術研究

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Facebookアカウントを指定し、その投稿をスクレイピングすることで信頼性の高い学術研究データの収集が可能です。たとえば、米国のジョンズ・ホプキンズ大学では、新型コロナウイルス感染人数のデータをリアルタイムで更新しています。

もし、新型コロナウイルスに関する研究をするときには、同大学の最新投稿と過去の投稿をスクレイピングで自動収集することで、信頼度の高いデータソースとして使用できます。

自治体における活用


🤵広報活動

自治体など行政機関では、SNSを活用した地域住民とのコミュニケーションが増加しています。政府CIOの調査によると、LINEサービスを活用する地方公共団体(自治体)は64.8%(1,153団体3,193業務)に上ります。

政府は行政機関が適切にSNSを利用するためのガイドライン(内閣官房等ガイドライン)を発出し、自治体がSNSを業務に利用する上で考慮すべき点をまとめています。

政府における活用


🏠まちづくり

政府では、SNSなどの民間データを活用することによる、まちづくりの高度化の推進を図っています。オンラインサービスの普及により、消費行動や交流活動が自宅にいながらにして代用できるようになったことで、複雑・多様に変化した市民生活の状況を的確に捉えるために、SNSのデータ活用が欠かせないものとなってます。

たとえば千葉県千葉市では、スマホアプリに道路の損傷などの画像や位置情報を市民が投稿することで、すばやい情報収集を実現しています。また東京都杉並区では、災害時の被害状況を把握するため、区民からの投稿をデータとして収集する防災地図アプリを開発し、避難場所や安全な避難経路などの情報をリアルタイムに提供しています。

2.2.Twitter、Instagram、YoutubeなどのSNSのデータ抽出方法


Web上のデータ抽出には、一般的にPythonなどの言語でプログラミングを組まなければなりませんが、近年ノーコードツール流行に伴い、プログラミングを組まなくてもノーコードのツールでをSNS上のデータを簡単に抽出できるようになりました。

本記事ではOctoparse(オクトパス)というWebスクレイピングツールを活用してSNSデータ抽出方法を紹介します。

Octoparseではデータを抽出する方法はカスタマイズタスクの作成とテンプレートの利用という二つ方法があります。普通のサイトのデータ抽出は自作のタスクで抽出できますがTwitter、Instagram、YoutubeなどのSNSのWebサイトの構造により、自作タスクでのデータ抽出が困難になりました。

より簡単かつ安定的にSNSデータを抽出するために、Octoparseのテンプレートのデータ抽出をおすすめです。

それでは、具体的なSNSのデータ抽出(スクレイピング)方法を別々に解説します。

🔶Twitter(ツイッター)

Twitterは、全角140文字以下の短い文章を投稿する、短文投稿ソーシャルメディアです。「リツイート」と呼ばれる他人の投稿を自分の投稿に反映させられる機能が搭載されているので強い拡散力があります。リアルタイムでのアクションが多いことが特徴で、ユーザーの生の声、トレンドなどをリサーチできます。

ユーザーの年齢層は10代と20代が多く、若年層に人気のあるSNSと言えます。投稿や拡散が気軽にできるので、リアルタイムな出来事に関してでもユーザーの反応を確認することも可能です。多くの企業がハッシュタグやリツイート機能を利用して、ユーザー間で商品やサービス情報などを拡散するキャンペーンなどが行なわれています。

Twitterのデータ抽出

主な手順:

①各テンプレートの紹介やサンプルデータを確認して、自分のニーズに応じてテンプレートを選択します。
②「今すぐ使う」をクリックして、パーラメータ(キーワードやURL)を入力します。
③「保存して実行」します。
画像をクリックして、操作デモ動画を見えます。↓↓↓

🔶Instagram(インスタグラム)

Instagramは、画像や動画を中心に投稿するソーシャルメディアです。Twitterのようにテキストのみの投稿ができず、必ず画像や動画を加えて投稿しなければならないことが大きな特徴です。ユーザーは視覚的情報を得ることができるため、「インスタ映え」と呼ばれるような、視覚的体験を共有するようなコンテンツに向いています。

ユーザーの年齢層は10代から30代の女性が多く、フィルターを使ったおしゃれな写真などの投稿が行なわれています。一方、他のSNSと比べて拡散力はそれほど強くありません。拡散する場合には、ハッシュタグやストーリーズ機能を利用することができます。

かんたんな自動化ツールであれば数分で作成できるうえ、作成後の設定変更も手軽に行なえます。

Instagramのデータ抽出

主な手順:

①各テンプレートの紹介やサンプルデータを確認して、自分のニーズに応じてテンプレートを選択します。
②「今すぐ使う」をクリックして、パーラメータ(キーワードやURL)を入力します。
③「保存して実行」します。

Instagramの「(Login)Post and Reviews Instagram」というテンプレートで、パラメータでアカウント名と「Timespan」(投稿日時から今までの時間)のほかに、Cookie値を入力する必要もあります。Cookie値の調べる方法は下記に追加させていただきます。

<Tips>cookie値の調べる方法:

①右クリックし、Webサイトを「検証」します。

②「Network」を選択してから、サイトを再度読み込みします。

③「all」をクリックし、右側に書類みたいなアイコンをクリックし、「Request Headers」でCookie値を調べることができます。

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🔶Facebook(フェイスブック)

Facebookは個人のプロフィールと共に、テキストや画像、動画を投稿できるソーシャルメディアです。シェア機能が搭載されているので拡散力が強く、認知度向上につながります。一方、日本においては若年層の利用率が低くなっており、近年は新規ユーザー数の伸びも他のSNSと比べると鈍化傾向にあります。

ユーザー層は30代から40代が多く、主にビジネス層に対する投稿や分析に向いていると言えます。また、ビジネスアカウントやビジネス機能、グループ機能が搭載されていることもあり、商用に利用しやすい特性を持っています。

Facebookのデータ抽出

主な手順:

①各テンプレートの紹介やサンプルデータを確認して、自分のニーズに応じてテンプレートを選択します。
②「今すぐ使う」をクリックして、アカウントのURLを入力します。
③「保存して実行」します。

Facebookテンプレート

🔶Youtube(フェイスブック)

YouTubeは、世界最大の動画共有ソーシャルメディアおよび動画検索エンジンです。毎日、ユーザーはYouTubeで視聴した動画の時間を足せば、何十億の視聴時間があります。

YouTubeの場合は動画のコメントを収集するニーズがよくあります。たとえば、ある有名なドローンブランドは、欧米市場で70%の市場シェアを持っています。その速く成長する秘訣の1つとしては、ソーシャルメディアマーケティングをしているからです。その中で、KOLマーケティングを行うことは非常に重要な部分を占めています。この企業は、海外のYouTubeのKOLと積極的に協力し、KOLの影響力を通じて、自社の商品をより多くの人に伝播します。

KOLマーケティングをしてから、KOLが投稿した動画の効果を評価します。そして商品に対する価値をさらに掘り出すために、商品に関する動画のすべてのコメントを収集し、NLPテキスト分析を実行する必要があります。

Youtubeのデータ抽出

主な手順:

①各テンプレートの紹介やサンプルデータを確認して、自分のニーズに応じてテンプレートを選択します。
②「今すぐ使う」をクリックして、パーラメータ(キーワードやURL)を入力します。
③「保存して実行」します。

3.まとめ


本記事では、SNSデータの活用、各SNSの特徴、SNSデータの抽出方法について紹介しました。SNSはすでに全世代で利用されており、生活や仕事に欠かせないものとなっています。

日々膨大なデータがSNS上には蓄積されているため、それらのデータを抽出することで、自社のビジネスにおいてインサイトを見出してくれるでしょう。Octoparse(オクトパス)を活用したWebスクレイピングは、ノーコードで誰でもかんたんにデータの自動収集が可能です。

アカウント登録をすれば、システム構築不要ですぐに利用開始できます。無料からはじめられるフリープランもあるので、データを活用して顧客満足度向上にご興味がある方は、ぜひOctoparse(オクトパス)のSNSデータ収集を活用してみてください。

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