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遭遇。

自分の中の
ふんわりしたような考えが
頭の中をほわほわしていると
それとなく、それに関係するひとたちに
遭遇すると思う。

今、ここ3-4年の自分を振り返って
強くそう思う。

初めての息子の付き添い入院中に感じた違和感が
今、わたしの活動のきっかけになっている。


あの冬、息子と入院し、
息子の難病のほぼ確定診断を
1人で聞かされ、
その後、着々と息子に対する
治療やケアが始まった。

その時、感じた違和感。

もちろん、息子の治療やケアは
どんどん進んでいく。

でもそれを1番身近で支える親に対するケアは
本当に無かったと感じる。

我が家だけではない。

産まれる前から、
産まれた瞬間から、
治療やケアが始まる家族だってあるし、

日常から突然、一変してしまうこともある。

そして、いちばん、
その影響を受けるのは
母親だと思う。


わたしは、多分、
初めから大丈夫だったわけではないけど、
なんとか折り合いをつけれたのか
つけれてないのか、
それは自分でも
今もよくわからないけど、
なんとかここまでやってこれた。

自宅で仕事をする、という
まずひとつの階段を登った。

でも、わたしみたいな人ばかりじゃない。

子供が、家族が、
こうなってしまったのは
自分のせいだと責めたり

他の誰かのせいにしたくなったり。

受容するには
たくさんの時間が必要だと思う。

たくさん時間をかけても
受容することができないこともある。

頑張っても頑張っても
1人でやっているような気持ちになる時もある。

ふとした何気ない瞬間に
全て溢れてしまう時もある。


母親が満たされていることは、
家族の満たされバロメーターでも
あると思う。

その肝心の母親のメンタルが
落ち込んでしまうことは、
家族にとって致命傷だと感じる。

と、昨年遭遇した方と
先日お話しして、強く思った。

やっぱりわたしは
頑張るお母さんを応援したいし、

応援したいばかりではなく、
あわよくば自分も応援して欲しい
とも思っている。(笑)

でもそれくらい思えるわたしは
満たされていて元気なんだなと
客観的に思う。

店先に来てくれたお母さんたちが、
少しでも気持ちが満たされて

帰る時に少しでも、
足取り軽くなっているといいな

と思いながら、

これからもひっそりと
珈琲を淹れていようと思う。


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