
積立投資を始めるタイミング
2024年11月8日(金)。昨日あたりからだいぶ寒くなりました。
トランプ大統領誕生が決まり、S&P500指数はこの2年間で最も上げ幅の大きい1日となり、終値は5,973。もう6,000と言ってもいいレベルです。
株価が上がると、投資を始める人が増えてくるかも知れませんが、積立投資の立場からすると、良いタイミングとは言えません。
株価が上がってるので、一定金額で買える口数は少なくなるからです。
では、株価が下げた時はどうか。確かに理屈では良いタイミングと言えます。買える口数はそれだけ多くなります。
直近だと、記憶に新しい8月5日の日経平均大暴落。米国株も暴落とはいかないまでも、かなり値を下げました。その時の安値が約5,200です。
しかし、このタイミングで果たして投資ができるかは疑問です。ここが底値だというのは、後から振り返ってみて初めてわかるもの。下げの最中はもっと下がるのでは、と恐怖心でなかなか買えないものです。
では、どうしたら良いのでしょうか。いつが積立投資を始めるもっとも良いタイミングなのか。
…それは、今です。あなたがいろいろ検討した結果、「これから長期に渡って積立投資を始めよう」と決意したその日です。
その時、株価が好調だろうが軟調だろうが、気にすることはありません。まさに思い立ったが吉日です。
1年というスパンで振り返ってみましょう。今年1月1月時点のS&P500は約4,800。ここまで25パーセント上昇していることになります。
もっと前、5年前は3,000でした。途中、コロナで大暴落したり、長期的に押しが入ったりしながら、結果的に5年で倍になっています。
「少しでも良いタイミングで投資を始めたい」。その気持ちはよくわかります。しかし始めないことには、いつまでたっても果実を得ることはできません。
5年、10年、20年と長期を見据えた積立投資です。子供を育てるように長い目で見ていきたいものです。