MyDearestの新作VRゲーム「DYSCHRONIA: Chronos Alternate」の先行体験レポート
MyDearestとイザナギゲームズが2022年9月23日に発売を予定している、VR捜査ゲーム「DYSCHRONIA: Chronos Alternate(以下、ディスクロ)」の先行体験版をプレイ出来る機会をいただいたので体験をレポートしたい。
今回の先行体験版は【体験版A(パズル探索ver.)】と【体験版B(ステルスver.)】が制作共犯者(クラウドファンディング出資者)へ配られたものだがこの記事が出てまもなく共犯者以外にも体験版が配布される。
VR機材を持っていない方は今週末開催のTGSのブースでも体験できる。
ディスクロは遥か未来の都市を舞台にしたVR捜査アクション。
犯罪発生率0.001%の海上都市で“起こるはずのない殺人事件”が起こってしまい、プレイヤーは特別監察官“ハル・サイオン”として、この事件に挑むことになる。
まずゲームを開始するとカッコいいタイトル画面の後に作品と体験版の説明が入る。
体験版の説明は主に以下の内容だ。
「あなたはステルス、パズル、審問アクション、過去改変などを行いながら事件の真相を解き明かそう。
製品版第一章は約五時間ですが今回はパズルパートの一部をプレイしていただきます。」
そしていざ開始!
目の前には海上都市「アストラム・クローズ」。ここから謎の声に導かれ“拡張夢の世界”へ移動する
すると5000匹以上の光り輝く魚群や,巨大なクジラが泳ぎ回る空間が目の前に広がり圧倒された。
背景のポリゴン数はシリーズ前作『アルトデウス: BC』の3倍以上らしく、MyDearest独自のシェーダーを使用することで、Meta Quest 2の性能を最大限に活かした、映像表現が可能との事。
この広い広場は当然自由に歩くことが出来る。
筆者は魚の迫力を浴びたくて追いかけまわしてしまった。
何より過去作では歩く事が出来なかったので自由に歩ける事が出来て本当に嬉しい。
酔いを心配する方もいると思うがテレポート移動もあり、操作レスポンスも快適だったので安心して欲しい。
体験版では入れないがここから各施設エリアにいけるようだ。
真ん中には超絶美少女がいたので話しかけてみると導かれるまま転送されることに。
体験版では全部で3つの部屋を探索しながらカードキーの入手に必要な“クリスタル”を集めることになる。
歩けるのは当然、しゃがむ事も出来る。
実際に自身がしゃがんでもいいし、座ってプレイする方向けにボタン操作で座る事も出来るので安心だ。
この部屋では緑のクリスタルを手に入れ、左の寝室へ向かう事になる。
警備ロボットから渡されるエンブレムを使ってクリスタルを手に入れよう
寝室ではクリスタルにより厳重にロックされたカードキーを発見する。
ハルの左手に宿った能力“過去干渉”ができる能力“メモリーダイブ”を使い“オブジェクトから触れた別人の記憶を辿り謎を解き明かす。
メモリーダイブを使うときの長押しにより爽快なエフェクトが腕に宿りカッコいい上に気持ちいい!!
ダイブ中の演出もVRの迫力とカッコいい演出が味わえる
博士の記憶から他のクリスタルを集め、セットすればカードキーを手に入れられる事が分かったので部屋を探索してみる。
どのオブジェクトも手に持つ事が出来るのはVRならではだ。
何やらエフェクトが出てるカメラを見つけたのでメモリーダイブ!
記念撮影をしている博士の記憶だろうか。
このシーンはコントローラーで動けないのだが実際に自分自身が動くことでこういった見えない部分がみれてしまうのもVRゲームの特徴だ。
探索を続けると机の上にレコードがあったので部屋の隅にある蓄音機にセットしてみる。
すると何かが詰まっておりクリスタルが出てきた。
これで残るクリスタルは残り一つだ。
反対側の応接室に向かう。
ここではチェスの駒を使った謎解きが始まる。
あちこちに置いてある駒を集め二つのチェス盤に置くことで謎を解くことが出来る。
オブジェクトは手に持ち眺めたあと離せば自動的に所持品に入り、すぐに取り出せるのも快適でノンストレスだ。
筆者は普段から謎解き要素のあるホラーゲームばかりやっているのでこの手のトリックには慣れていたが、苦手な方は各部屋にいる警備ロボットからヒントを得られるので頼ってみよう。
体験版をクリアすると最後にご褒美と言えるVRならではのサプライズが待っている。
是非自分の目で確かめてほしい。
⟬ 感想⟭
今回体験してまず感じたのは前2作がサウンドノベル寄りのアドベンチャーだったのに対してかなりアクション寄りになりVR感をより感じられる様になった事だ。
今回はパズルだけではなく、ステルス体験版もプレイする事が出来たが、こちらもアクション要素が強く感じられた。
今回は体験できなかったが裁判パートではコマンドではなく自らが手足を使い犯行の流れを再現するという斬新なゲーム体験になっている様なのでそちらも期待したい。
前作アルトデウスで既にキャラクターモデルのグラフィックは最高レベルに美しかったが今作は更に背景や建物、室内装飾やオブジェクトのグラフィックが向上していた。
短い体験版ではあったが全体的なクオリティの高さは感じられたし、何よりストーリーが気になるので発売が待ち遠しい。