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命に感謝し、愛し、許し、周りの人にいつも愛していると伝えて。
午前8時16分、キブツ・レイムにある駐車場で、背後にテロリストがいる時、母に電話した。私のすぐ横では美しい女性が頭を撃たれている。
母に、今テロリストから逃げていると叫び、もうだめだと思うと伝えた。気を失う寸前だったし、足がガクガク震えて走れなかったから。
私の素晴らしく、英雄であり、王でもあるパートナーのロイは、「電話を切って走ってくれ、頼むから走ってくれ」と私に叫び、私を茂みの中、野原に押しやり、4時間半走るのを止めさせなかった。
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生きるために逃げていたこの時間、ずっと色んなことを思い巡らせていた。許せなかった人たちを許し、皆を愛おしく思い、母にどんなに彼女が私にとって大切だったかを伝えなかったすべての瞬間を思い出していた。
朝起きた大虐殺の後、午後12時、私たちが岩の中に隠れて脱水症状を起こしているのを善良な人たちが見つけてくれた。彼らは私たちを助け、モシャヴ・パティシュに連れて行ってくれた。
モシャヴに着き、再び母に電話し、二人で泣きながら天に感謝した。母は、家に帰ってきたらケーキを買ってあげると言ってくれた。「お母さん、ケーキ?こんなひどい日の後に、お腹なんか空かないよ。」と答えると、「そうよ。だって今日、あなたは生まれ変わったのよ。今日から、あなたの人生は永遠に変わったのよ。あなたは天から見守られていたのよ。毎日感謝しなくちゃ。」
それだけ。
私たちの人生は一度きりだ。本当に一度きり。
そして、行方不明になっているすべての友人や美しい人々が無事に帰ってくることを願っている。
ヴラダ B