5月最終週の日記 -前編-
こんにちは。
先週末は想定外の休日出勤があり、ついに記事を書き上げることが出来なかった。
今週は、先週末の記事を書き上げて公開しようと思う。
それはそうと、先々週再度公開した記事を読んでくださった皆様、スキをくださった皆様、誠にありがとうございました。
どんな人にも胸を張って読んで貰える文章を綴られるよう、精進して参ります。
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もう半月も前になってしまったけれど、5月の最終週はイベントづくしの一週間だった。
6月は6月で色々なことがあって、どんどん新しい記憶が積み重なって、少し記憶が遠のいてしまっているけれど、6月の日々は5月の最終週の上に積み上がっているのは間違いないので、思い出すように綴っていきたいと思う。
5月27日(月)
前回再度公開した記事を最初に公開したのはこの日の前日の日曜日の深夜で、そしてこの日は親睦会当日だった。
しかし、私のコンディションはすこぶる悪かった。
前日夜更かしをしたこと、発達した低気圧が来ていたこと、女性のものが来ていたことなど、様々な要因が折り重なった結果、私はひどい頭痛に見舞われていた。
それもそうだけど、何より、前日公開した記事のことで胸騒ぎがしていた。
そのような中、スマホを見ながら歩くKさんと廊下ですれ違った。その時私は恐ろしい想像をした。
その後、別のマネージャーと会話を交わした。その時も私は恐ろしい想像をした。
恐ろしい想像というのは、前日公開した記事を、目の前にいる人たちに読まれるということだった。
そうなったら私はもう、勤め先にはいられないだろう。
恐ろしい想像によって次第に自分自身が不安でいっぱいになり、ついに全てに対して疑心暗鬼となった。
そうして昼頃には居ても立ってもいられず、前日書いた記事はおろか、過去のほとんどの記事を下書きへと戻した。
そこからは、コンディションこそ悪いものの、おおよそいつものメンタリティで仕事に取り組むことが出来るようになった。
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夕刻になるに従って、天気は回復していった。
それに伴って私の頭痛も少し良くなってきた。それでも正直早く家に帰って休みたいくらいの気持ちはあった。
しかし準幹事を自負していたことや、当日キャンセルが2名出ていたこと等を鑑みて、少し無理をしてでも出席することにした。
幹事のKさんはというと、案件のリリースが間近に迫っていたこともあり、親睦会の時間が迫ってもなお、打ち合わせをしていた。
打ち合わせの中でKさんは「今日親睦会あるんですよね。。(汗)」と、申し訳なさそうに案件メンバーに話していた。
良かった来てくれるんだと思いながら、私は他のメンバーと一足先に店へと向かった。
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勤め先において、現状、心の交流は二の次となっていた。
それは、個人の能力や組織の体系化だけでもある程度結果を出せる業種であることや、会社の理想に現実が追いついておらず、多かれ少なかれ皆心身を削って働いていることなどに起因していた。
故に、心を痛めて去りゆく者は後を断たないし、会社のレベル的にも、個人の頑張りだけではなんとか出来ない領域に達していた。
1+1が10にも100にもなるようなチームプレーを実現すること。そのことが現状のブレイクスルーになると、皆薄々感じて取り組み始めているところだった。
そのような訳で、最近の勤め先では、コミュニケーションの機会を創出する動きが生じている。
今回の親睦会は、アルバイト6名、社員4名の参加となった。
アルバイトの子は20歳〜23歳、社員もうち2名は20歳と23歳と若く、Kさんで29歳、私は35歳である。
年齢のことなどもあって、私は一点の曇りなく参加を決められた訳ではなかった。
出欠確認が回覧された時、私は「参加が難しい100の理由」を並べてKさんに聞かせた。
それに対してKさんは「皆気にしていないですよ(笑)」と笑い飛ばしてくれたので、素直に参加させて貰うことにした。
店とコース選びは名乗り出てやらせて貰った。
面倒な人間の私は、どうしてもコース料理に納得が出来ず、Kさんを口説いて席のみ予約にさせて貰った。
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通された席は思いの外手狭ではあったけれど、2名キャンセルが出ていたこともあって、結果的には問題がなかった。
Kさんを皆で待ちながら、先に少し始めて、Kさんが到着してから、仕切り直して親睦会が始まった。
6名掛けのテーブルが2島あって、私とKさんはそれぞれの島に散った。
人と人の関係には、多かれ少なかれ波長の合う・合わないがあると思うけれど、絶妙に波長が合う者同士で座れたように思う。
私の席の前に座った子の話がとても印象的だった。
傍目から見るとおおよそ普通の青年の彼は、20歳という若さでありながら、病気で内臓を一つ摘出したという。
そしてそれ以来、人生の有限さを感じ、何事もすぐに行動に移すようになったという。
勤め先にアルバイトとして入社したのも、彼にとってはその一つなのかもしれない。
昨年は文化祭を頑張り過ぎて疲れてしまったため、思い立って紅葉を見るためだけの旅をしたという話を聞かせてくれた。
私の島は、皆の学生生活の話と人生の話が半分半分だった。
亀の甲より年の功ということで、これまで私が見聞きして来た中から、若者に希望を持たせられるようなエピソードをお話させて貰った。
一方Kさんの島はというと、Kさんが己の話をつなぎとして挟みながら全体を回していて、さすがだなと思った。
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会計の刻が来た。
経験上席のみ予約でも、問題なく納まることが多かった。
しかしこの日の会計の金額に、社員一同腰を抜かした。
そういえばアルバイトの子達は、想像以上に自由奔放に飲み食いしていたような気もする。
私とKさんで多く出す形として納めたけれど、家庭のあるKさんには大変申し訳ないと思った。
私個人としては、これまで人生の先輩にご馳走していただいた記憶がフラッシュバックして、自分がちゃんと循環させられていることに感動した他、皆の笑顔が見れて良かったなと思った。
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そのような訳で、予定していた親睦会が無事に終わった。
私は未だ体調が優れず、颯爽と帰ろうと思っていた。
しかし幹事のKさんは、参加する以上最後まで楽しむタイプの人だったので、有志でのカラオケ二次会が開かれることになった。
私は脳内で「帰るべき100の理由」を並べ、実際一度帰ろうとした。
だけどKさんに「行かないんですか?」とたずねられたため、少し無理をしてでも出席することにした。
私が無類のカラオケ好きであることをKさんは知っている。
カラオケのフロントでKさんは「早死してもいいから、今を楽しみたい」「寝ている時間がもったいない」と言っていた。
確かにKさんは、おおよそいつも目の下にクマを拵えている。
ただ、夜更かしをしているとは思えないくらいKさんはいい仕事をしているし、子供じみたことをいう私に、ヘルシーな大人の対応をしてくれている。
「花火みたいな生き方だね」と私はアルバイトの子に話した。
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カラオケでは、皆思い思いの歌を歌った。
選曲からそれぞれの人生が垣間見えるし、時には皆が知っているような曲で一体になる瞬間もあって、音楽はよいものだと思う。
私は令和の音楽を学ばせて貰った。
Kさんは数回聞いただけというBBBBを流暢に歌っていて、皆は例の振り付けで踊っていた。さすがだなと思った。
そして、Kさんと一緒に風氏の曲を歌った。祭り、きらり、花の3曲である。
折角のデュエットだし、Kさんのほうを見て歌いたい気持ちもあったけれど、それは憚られたので画面を見て歌い、最終的には踊ることに専念した。
それでも4月の初めの頃の自分からは、想像ができない状況なものだと感じた。
私は楽しくなって、後半はずっとフィーリングに任せて踊った。
そうして、23時半ごろ、親睦会は本当に終了した。
体調こそ優れなかったけれど、最後まで参加して良かったと思い、皆に感謝しながら就寝した。
5月28日(火)
無論眠かったが、それもいいかと思った。
5月29日(水)
そうえいば、カラオケで雑談をした際、修士課程の子が「人生の方向性に迷っている」と発言したので、私は占星術で人生を見れる旨を伝えた。
すると、一次会で私の席の前に座っていた子が、自分も見て欲しい!と前のめりに名乗り出た。
そして彼は、生年月日と出生時間を大きな声で三度唱えたため、私はスマホにメモすることが出来た。
これまでも色々な人に生年月日と出生時間を聞いてきたけれど、聞いた時点で己の出生時間を把握していたのは、その子が初めてかもしれない。
この日はその子の出勤日だったので、金曜までに見ておく旨を伝えた。
5月30日(木)
健康診断だった。35歳を過ぎると項目が多くなるけれど、肉体的にスキップせざるを得ない状態であったため、幸いにもスキップ出来た。
早朝から受けるには、ハード過ぎる項目が多いと思う。
この日は前々回の記事の段階でお休みすることになったいい先輩の子が、久しぶりに会社に来る日だった。
しかしいい先輩の子は、6月に北の拠点へ移動するため、久しぶりの出社でありながら、この街での出社は最後だったのだ。
久しぶりに会ったいい先輩の子は、比較的元気そうで、それは良かったなと思った。
しかし、身を粉にして頑張って来た彼女が、このま見送られず旅立ってしまうのはあまりに寂し過ぎる。と思い、翌日にお見送りのランチ会を開かせて貰いたいと提案した。
翌日は5月末で退職するパートさんもいたため、二人を送るためのランチ会として、この街のメンバーのほぼ全員が参加する見込みとなった。
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ラスト一日になったところで、今週末の執筆時間は限界を迎えてしまったため、続きは三日後の水曜日に書こうと思う。
最終日は最終日で、書きたいことが沢山ある。
今回は中々の長文になってしまったけれど、ここまで読んでくださって、誠にありがとうございました。
おまけ:かわいい後輩の子が毎回歌ってくれるから好きになった曲はこちら😸
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