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潰瘍星人・Yさんのケース

今年5月に、出逢った潰瘍星人のYさん。
同じ歳であることに加え
寛解するために試行錯誤されたものに共通点が多いことから
あっという間に仲良くなりました。

Yさんの潰瘍性大腸炎の症状は

全大腸型、重症


コロナ禍の入院だったこともあり(話端折りますが)
それはそれは大変だったそうでございます。

ステロイドから、5asa製剤へ以降したものの

「このまま一生薬を飲み続けるのはイヤだ!」

という思いから
様々な試行錯誤の旅へ。

そして、Yさんも漏れなく
潰瘍星人が検索して必ずたどり着く

「青黛」(広島スカイクリニック)

を知ることになります。
が、いかんせん
都内に住むYさんにとって、広島は遠い…
(青黛のことはこちらにも書きました)

しかし、ネバーギブアップのYさんは
青黛を(正しくは、セイタイン)をネットで購入し
飲み始めました。

ワタクシも、広島スカイクリニックにお世話になりたかったのですが
青黛は様々な副作用の可能性があるため
かかりつけ医での血液検査と、主治医の理解が必須なのですが
ワタクシの主治医は
「よその薬を飲むのに、血液検査だけウチでして欲しいなんて…
そんな患者さんの面倒は見れません。」と
許可を得る事が出来ませんでした。

ところが、Yさんの主治医は

「青黛?試したい?いいよ。」

とアッサリオッケー。
通っている病院で血液検査もしてくれたそうです。

そして、セイタインを飲み始め
みるみる寛解し
今はセイタイン他、一切の薬を飲まずに寛解を維持されています。

そんな治療の経緯を明るくお話して下さる姿を前に
ワタクシの主治医を思い出し
「Yさんの主治医、羨ましいですわ…」と呟くと

「え?患者に興味無いだけですよ?」

と、驚きのお返事。

聞けば、そこまで親身になってくれるという訳でもなく
「青黛」のこともあまりご存知では無い様子。

むしろ、noteを読んで、ワタクシの主治医を
「慎重に、とてもお腸夫人のことを考えている」と
褒めて(!)くださいました。

ワタクシにとって主治医は
ことあるごとに
「厚労省の治療のガイドラインではこうなんです!」
「一生薬を飲まなければいけないんです!」を繰り返していた
Mr.ガイドランですが
Yさんから
「慎重に、考えてくれている」と言って頂けたことで
マニュアル通りにしか治療出来ないのも
お若い先生だから経験も少なく
また、独断で治療方針を柔軟に決定出来るほどの権力もなかったのだから
致し方ない。
と、大きな視座で見ることが出来ました。

とはいえ実際現場では
長い目で成長を見守るほど悠長なことは言ってられません。

無関心(Yさんの主治医)と
慎重派(ワタクシの主治医)

答えは「相性」ということになりました。

先生との相性だけでなく

病院の待ち時間だったり
(ワタクシの病院は予約時間ピッタリに診察してくれました。
しかし青黛の一件で転院したK大学病院は
予約時間を2時間以上超える待ち時間で
「予約とはいったい…???」と思うほどでした。
ですが、教授はマニュアル通りの治療ではなく
柔軟な決定権を持っておられたので
今後ワタクシが再燃した暁には
待ち時間を耐えてこちらにお世話になる所存でございます。
↓)

病院のシステムや治療方針だったり
内視鏡検査前の、下剤の種類だったり
(ワタクシはマグコロールが良いです!)
採血の上手さなどなど。。。

自分にとって完璧な病院(と医師)に出会うことは
本当に難しいことだと思います。







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