排泄でお悩みの方へ...
潰瘍性大腸炎に限らず
消化器系の病気で排泄の問題を抱えている人は多くいらっしゃるのに
その辛さを話せる環境がない。
そうしてお一人で悩みを抱えておられる方
多いのではないでしょうか?
ワタクシ今でこそ
人生初の入院で
「恥じらい」と「病人としての初々しさ」を
根こそぎ奪われてましたので
どんなに美しい人であっても
所詮中身は、内臓と骨
と悟り
(だからこそ、外側の美しさもまた、いとおかし。と思うに至ります)
どなた様にも躊躇なく
下の話をすることが出来るようになりましたが
ストーマを付けていらっしゃったり
術後の排便障害を抱えていても
こうした話を周りの人には出来ないかた
多いのではないでしょうか?。
そんな声をもとに
以前紹介させて頂きました
ピアリングさんのYoutubeチャンネルが
広島記念病院・排便機能外来の矢野先生をお迎えして
ライブ配信をされました。
驚きますのが、質問者として参加されておられる
キラ・キラリさん。
とても排便障害の経験をされているとは思えない
明るくて、お人柄がお名前そのもの。(お肌もキラキラ!)
そのお名前の裏には
どれほどの辛さ、苦しさを乗り越えてこられたことでしょうか。
そして、直腸全摘出という壮絶な経験を
ただ「辛かった」「大変だった」と、ご自身の胸に留めず
一人でも多くの人にシェアして下さるだけでなく
同じ病の方と一緒に「大人の遠足」や「お花見」を企画される
その勇気と行動力。
何度も書きますが
排便の話は、人には言い辛いもの。
だからこそ、お顔を出して話すことが大切なのだということが
ひしひしと伝わってきました。
ライブ配信を見たワタクシの1番の感想は
こんな風に、悩みや不安、お役立ち情報を
もっと気軽にざっくばらんに、井戸端会議みたいに
いつでも出来る場所があったなら
どんなに心が軽くなるだろう。。。ということ。
一人で病院に向かう心細さを分かち合えるだけでなく
他の人はどんな治療をしているの?
良いトイレットペーパーは?
水道代高く無い?
炭酸水は飲んでいいの?
仕事はどうしてる?
主治医には聞けない、ささやかなことほど聞きたいものです。
ワタクシは、潰瘍性大腸炎になってからというもの
明け方5時くらいに
小さいガスがたくさん出るようになったのが悩みです。
(なので、極力臭いが出ないよう
普段はチーズやお肉、ニラやニンニクなどの匂いの強い食材は避けています)
ガスの原因のほとんどが、空気だというのは存じておりましたが
ふっくらご飯ほど空気がたくさん含まれている=ガスになる。や
ストロー推奨(毎日の生活で出来るかどうかは別として)
などのお話も聞けたのが、とても嬉しい収穫でした。
そして、最後の質問
「大腸がんが多いのに
アフターケアする病院がなぜ少ないのか」
の質問に答える矢野先生の言葉に
涙が出ました。
出来ることなら
力を注ぎたいと思う先生もいらっしゃるでしょうに
複雑でデリケートな問題だからこそ
簡単に解決出来る問題ではないこと。
だからこそ、Peer Ringのようなコミュニティが
大きな意味を持つのだと。
誰かがやってくれるのを待つのではなく
会員皆さんの経験を叡智にしてシェアする。
改めて
Peer Ringは、素晴らしい活動だと思いました。
排便障害でお悩みの多くのかたに見て頂けます様に。
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