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変革ははじめの一歩から〜小林りんさん公演

会社の研修、先週は小林りんさんの講義でした!

経団連から全額奨学金をうけて、カナダの全寮制高校(Pearson College UWC)に留学中、メキシコで圧倒的な貧困を目の当たりにする。その原体験から、大学では開発経済を学び、UNICEFのプログラムオフィサーとしてフィリピンに駐在。ストリートチルドレンの非公式教育に携わるうち、リーダーシップ教育の必要性を痛感する。帰国後、6年の準備期間を経て、2014年に軽井沢で全寮制国際高校を開校。2017年には世界で17校目となるユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC) へ加盟し、ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパンへ改名。同校は80カ国以上から集まる生徒の7割に奨学金を給付している。

ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン公式サイトより

先々週のボーダレスジャパンの田口一成さんに続き、社会課題に真正面から挑み続けていらっしゃる方です。お二方ともとても真っ直ぐで、困難な中でも、課題を解決すること、そしてビジネスとして成り立たせることに両輪で取り組んでいました。

私は去年、社会課題に近い課題に取り組んでいました。でも、上手くいかなくて、いや、上手くいかないというのも自分への言い訳だと感じていて、誰かの課題を解決したいのにそこに迫りきれないでいる自分自身に憤りを抱えていました。なので、田口さんのお話も小林りんさんのお話も、とても心に刺さりました。

本来であればメンターは質疑応答には参加しないのですが、本講義については色々あって、最後に私から質問させていただけるお時間をいただけました。(私の質問によって講義時間が押してしまって申し訳なかったと感じています、ただ質問をさせていただけたことにはとても感謝しています)

私がお伺いしたことは、「大きなことに取り組む覚悟が持てていない部分があるが、強い原体験がなくとも覚悟を持つことができるか」という質問でした。

りんさんが仰ったのは、「共感力」ということでした。りんさんの原体験は、メキシコでスラム街を目の当たりにしたこと。でも私もスラムに住んだことはない、と。でもそういう人に出会った時に、本当にその人の気持ちになれるのか。向こう側から見た景色を想像できるのか。

そして、「一切唯心造」という言葉をいただきました。一切合切のことは、良くも悪くも自分の心が作っているのだと。修羅場を地獄と思うかチャンスと思うか。

もう一ついただいた言葉が、原体験がないからこそできることもあるかもしれないということ。無いものに目を向けず、自分自身ができることに目を向けてみても良いかもしれないということでした。

りんさん、とても優しく熱く、素敵な方でした。


結びの文に何を書こうかちょっと悩んでしまいます。
多分、わたしに今必要なのは何を書くかじゃなくて、何をするかだと思ってるからだと思います。

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