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「春のことぶれ、海やまのあひだ」
光陰矢のごとし。
一週間、かわらず桜が咲いているからなおさら三月下旬が昨日のことのように思えます。
昨日のシリアブログが結構いろんな人から反応もらえてびっくりしました。
ちゃんと読んでくれている人がいて嬉しかったです。
同時に、ブログを書くなら今までは「15分から30分の時間で毎日続ける」と思っていたけれどもしかしたら毎日じゃなくて
2日に1回ちゃんとしたブログを書く方がいいのかなとも思ったり。
でも、もうやるって言ったから引っ込みつかなかったり。。。
何が言いたかったかって、今日はもう疲れちゃった!!
だから私の大好きな短歌を紹介します。
**卒業する人々に
道なかに
人かへりみず たちつくす
道祖神(クナド)と われと
さびしと言はむ
桜の花ちりぢりにしも
わかれ行く 遠きひとり
と 君もなりなむ**
これは折口信夫の短歌です。
もう卒業シーズンは過ぎてしまったけれど
この詩は、桜を見ると昨年も今年もなんだかふっと思い出してます。
実はルーフトップシネマで作品を行う
「うみやまあひだ」は折口信夫の短歌集「海やまのあひだ」からタイトルのヒントを得ているそうです。
私は「うみやまあひだ」をきっかけに折口さんの作品を読んだのですが
日本語の美しさ、哀愁、優しさ、強さに心引かれました。
いつ日本人はこんなすてきな日本語をわすれてしまったのでしょうね。
折口信夫は柳田国男の弟子です。さささっとウィキで読んでたらこんな一文がありました。
柳田は折口より12歳年上であったが、共に1945年(昭和20年)の敗戦時には60歳を既に迎えていた。その戦後のことを、重い口調で柳田は折口に話しかけたという。「折口君、戦争中の日本人は桜の花が散るように潔く死ぬことを美しいとし、われわれもそれを若い人に強いたのだが、これほどに潔く死ぬ事を美しいとする民族が他にあるだろうか。もしあったとしてもそういう民族は早く滅びてしまって、海に囲まれた日本人だけが辛うじて残ってきたのではないだろうか。折口君、どう思いますか」その問いにしばらく両者深く思い沈んでいたという。ーウィキペディアより
「令和」しかり、日本の文学や「日本人として」、みたいなところを今思い返す時なのかな。
「うみやまあひだ」が見られるのは「グリッドルーフトップシネマ」!
クラファンお願いしますー!!