字を綺麗に書こうとして学んだ意外なこと
年明けから字を綺麗に書く練習を始めた。
きっかけは
昨年末にマイコーチがそれをしていると聞いたからだ。
別に薦められたわけでもないが、なぜか惹かれた。
年明けた1月に、本屋で書込み式の練習帳を購入。
表紙にある「30日で上達!」ペースだと
なかなか1日の課題量が自分には多い。
なので「約半年間で」と自己修正して取り組んでいる。
やってみてわかったこと
①マインドフルネスを味わえる
パソコンやスマホが当たり前になった今、
「日常生活でゆっくりと丁寧に字を書く」
これ自体が非常に少ない行為だと気づく。
ペンを握りしめ、
お手本を何度も見返しながら
40過ぎの自分が「あ」を繰り返し書く。
うむ、なかなかシュールだ。
しばらくやってると心が落ち着いてくることに気づく。
字を綺麗に書くことだけしか考えず、
お手軽に「イマココ」に集中している感覚になる。
ついでに綺麗な字が書けるとかなり肯定感も上がる。
②上達の近道は早めに自力でやること
練習帳を開き、
実際に書く枠を見ると以下の2パターンがあった。
最初はAを3つ書いて、次にBを6つ書いていた。
が、途中から変えた。
最初にAを1つ書き、続いてBを2つ書く
これを3回繰り返した
結果、後者の方が上達が早いことに気づいた。
なぜか?
Bの方が圧倒的に頭を使うからだ。
それに対してAは考えずとも手本を辿れば成功する(当たり前だ)
例えるなら
Aは補助輪「付き」の自転車
Bは補助輪「無し」の自転車
一度自分で乗って転んでから
補助輪付きの自転車で乗れる感覚を取り戻す。
そうすると、
乗れる自分と転ぶ自分の差分を掴みやすい。
これが字の練習でも同じだと気づいた。
スポーツ・英会話・受験勉強・子育て
全てにおいて同様の原理原則だ。
僕たちは、転ぶことを恐れて
お手本にしがみつき過ぎていないか?
その結果、意図せず上達を遅らせていないか?
お手本を見たら、まず自力でやってみる。
そしてお手本をもう一度見る。
その方が気づきが多い。
字を綺麗に書くって素晴らしい。