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文明と気質の折り合いをつける

寝れない。
何か書こう。

以前野宿をした。
雨風を凌そうな寝床を探し回っていたが、中々見つからなかった。
屋根のあるのは大抵私有地で、公園等の公共の敷地には屋根が殆ど見られなかった。
寝そべるのに適したベンチもない。
地元の田舎だと屋根やベンチのある公園ばかりだった気がする。
都会ははぐれものに冷たいなと感じた。

初めての野宿はとても良かった。
なんというか凄く安心してて快適だった記憶がある。
気温、湿度がちょうど良くていい感じに寝れた。
翌日早くに起きて睡眠時間が短かったが寝起きはかなり良かった。
また、他に何か満たされている感じがした。
聞いた話だと人類は定住民族でなく遊動民族として長い歴史の中で過ごしてきたらしい。
また発達障害は定型発達に比べてより原始的な本能が強いという説もある。
僕の満足感は野宿によって本能が刺激されていることで得られていたのかもしれない。
もっと言えば、僕には原始の文明の発達していない時代の生活が合っているんじゃないかという気もした。

しかし、帰った後かなり調子を崩した。
足が腫れて熱を持った、少し強く押すと痛んだ。
それに伴って僕にも微熱が出た。
診療所に行って診てもらうと虫刺されが原因かもと言われた。
慣れない土地の虫の毒で僕の身体が傷んだらしい。
処方された薬を飲んで安静にしていたら直に良くなった。
休んでいる間は好きな筋トレが出来なくて辛かったな。
今回は軽い症状で済んだけど、昔だったらどうだったろう。
数万年前と言わず、数百年前でも余裕で死んでたかもしれない。
生き残る人もいるだろうけど、元が病弱な僕ならふつーに死んでそう。
成長して大分筋力、体力がついたけどまだまだ文明の中じゃないと生きられない。
そもそも今ほど医療が発達してないと、大人になるまで生きていられなかっただろう。
種類の多すぎる食物アレルギーも治療できずに栄養不足で今ほど身体が育たなかったはずだ。
僕の生まれ持った性分は文明に合わないんだけど、でも僕は文明に生かされている。

どのように生きるのがいいのか。
月並みな言葉だけど折り合いを付けるしかないよな。
死なない程度にムチャもしてみて本能を満たしてみるとか。
逆にある程度本能が満たされないことを許容するとか。(性欲とか物欲とかって完全には満たされないのは有名だし)
自分の社会と合わなそうな性質とも上手く付き合うとか。
無理やり矯正しようとはせずに、でも瞑想したり筋トレしたりして不適合性が悪化しないようにしたり。
逆に色んなところ行ったり色々やり探したり調べ探したりして上手く使ったりとかね。
そんな風に不器用なりになんとか生きてく他ないと思います。
今に生まれ落ちたことに感謝して過ごしていきましょう。

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