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【これで1500円】映画Mr.Children「GIFT for you」レビュー

 観てきました、この映画。公開日12月30日に。つらつらと感想を語っていきますが、ネタバレを含んでおりますのでこれから観る予定の方、ご注意を。















 では結論から先に言います。



この映画に1500円の価値は無い






 これ、客観的な意見としてではなく、あくまで僕個人の感想として語っているので悪しからず。

 まず内容のおさらいをしましょう。開幕、おそらくファンであろう女性の語り口とともに美しい風景が流れ、「半世紀へのエントランス」スタジアム公演の1曲目「終わりなき旅」の映像が流れます。



良かった…



 僕が現地参戦したのは日産スタジアムの1日目だったので、生で観たそのままではなかったものの、当時の感動、鮮明に蘇りました。映画館の迫力ある音響で聴けたのもよかったですね。


 で、いちいち語っているとキリがないのでここからの大まかな内容を話すと、


ファンが語る、Mr.Childrenの曲に関するエピソードが2,3個
→半エンの映像が1曲


を繰り返していくのがざっくりとしたプロット。


 途中途中で、ステージ裏の映像や桜井さんが本番直後に30周年の思いを語る場面などはありつつ、この流れが続くんですが、相変わらず感想は同じで「LIVE映像いいなぁ〜」なんですね。













あれ、DVDでよくね????





 はい、DVD買う人は見なくていい映画です、これ。

 正直、見ず知らずのファンの人生とか思いとかどうでもいいと思う人間なので、ミスチルの見たことのない姿、新しい動きを観たかったんですよね。「ファン主体の映画ですよ!」という触れ込みがありながら、そういう姿勢で観に行った僕が悪いのかもしれませんが、同じこと思った人、きっとたくさん居たんじゃないかな。

「じゃあDVDを買わない人観に行っても楽しめるじゃん」と、「1500円の価値ないのはお前だからだろ」という意見がありそうで、それももちろん理解できるんですが、ちょっとそれって前提からズレてる気がして。

 というのも、この映画観に行く層でライトなファンって中々いないと思うんですよ。友達に誘われるとかしない限り、相当な熱が無い人が「映画館行こう!」とはならないよなー、と。で、そうなるとこの映画がターゲットとする人って、熱心なミスチルファンってことになるんですが、その人たち多分DVD買うんですよね。つまり、この映画に1500円払って「満足した〜!」ってなる層ってどこやねん、と。

 で、ここまで読んだ方はもうお分かりかと思いますが、この映画、新曲流れたりしません。最後の方で、日産スタジアムで撮影された「君と重ねたモノローグ」のMV風の映像があって、それが唯一、CD音源にもライブ映像にも未収録の新しい音源だったんですけど、映画通してこれだけならまあ物足りないです。
 「エンディングで新曲流れないかな〜」と思いながら待っていたら、スタッフロールの開始とともに弦楽四重奏ver.の「優しい歌」が流れ始め、


「嗚呼、終わった…(絶望)」











 酷評する形になっちゃいましたが、当然ですけど観たい人は観ていいと思います。とくに、

・いち早く「半世紀へのエントランス」を追体験したい人
・それを映画館の大迫力で楽しみたい人
・わずかでもツアーの裏側を見たい人
・ほかのファンのエピソードで感動できる人

は1500円の価値、感じられると思います。





 というわけで「GIFT for you」軽くレビューしていきました。どうでしょう、映画観たほかの方の意見とかまだ見てないので分かりませんが、個人的にはこういう感じです。

 ミスチルの新曲はお預けにされたので、また来年、期待したいと思います。


 それでは読んで頂いたみなさま、良いお年を!






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