注目されたいのに注目されない理由
自己顕示欲。要するに、自分だけ目立ちたい、自分だけは特別に注目されたいという欲求。パーティーに出てみると、これがよく見えてくる。
ある人はおしゃべりや豊富な話題で、ある人は奇抜な服装で、ある人は顔の広さで、ある人は自分が孤立していることで、それぞれに自分だけ注目されようとしている。彼らのこういう計算は、しかし間違っている。
自分こそ注目される役者であり、他のものは観客だと思っているからだ。それぞれがそう思っていて、観客がいないという芝居なのだ。だから、結局はだれも注目されていないことになる。
人生においても、しばしば同じことが起きている。ある人は権力で、ある人は学歴で、ある人は同情を誘う哀れさを見せることで、それぞれに目立とうとしている。だが、注目されているという目的は果たされない。なぜなら、他の人みんなが自分の観客だとそれぞれに思っているからだ。
『人間的な、あまりに人間的な』
#017
もともと特別を持っている人は悔しいけどいる。
そうじゃない人が注目されるには努力するしかない。
努力をどっちの方向にしていくかはセンスがいる。
結局努力してもダメなこともたくさんある。
でも、だからと言って諦めてはいけない。
諦めたらそこでおしまいだから。
ここで諦めず努力し続ける人、努力するセンスがある人、
人と違う自分だけの個性を見つけ、その個性を磨くことができる一握りの人たちが、いつしか、もともと特別なものをもって生まれた人を抜き去っていく。
これが気持ちいっすよね。
本当は、努力しなくても持って生まれた何かで
注目されたかったし、成功したかった。
でもそうじゃない。多くの人がそうじゃない。
だから僕らは努力するし、
挑戦するし、失敗するし、
成長するんだと思う。
あきらめず、腐らず、恥ずかしくても失敗をして、努力をして、
かっこ悪い姿をたくさん見せて、でもいつか負けない自分を作る。
そんな人生を僕は歩みたい。