「86歳、やっとひとり」~ #48 Go To 母に会いに
Go To騒ぎですっかり更新が遅れてしまいました…。
仕事ではなく「個人旅行」。
東京都民のGo To トラベルが解禁されたことで、予定していた3件の旅行がすべて利用対象となり、その予約作業と今月2回の旅行で慌ただしい週末を過ごしていたという訳。
・10月/上: お墓参りがてらの箱根一泊旅行
・10月/下: 三月以来“7か月ぶり”の母訪問。
・新年: お正月の母訪問。
政府も観光業界もドタバタの中、ゼロから予定を立てようと思ったらとても状況に追い付けなかったが、元々のこちらの予定にGo Toが付いてきてくれた。おかげで結構なコストセーブになったと同時に、毎日ニュースを沸かせるGo Toを体験する機会に恵まれた。
ラッキー!
何より助かったのは、「東京都民も旅行していいですよ」という“お墨付き”の様なものが頂けたこと。高齢者施設ということで、東京から出向く私たちも迎える母の方も「後ろめたさ」があったのがGo To解禁で随分軽くなった。
それでも
「今回はホームの中に入るのやめて、一緒に外行かない?」
「そうね。それなら私夕方までには戻ってホームで夕飯にするわ。その方が疲れないし。」
「OK。じゃあ二日共、“早めのランチ~お買い物”を楽しむってことで!」
あうんの呼吸で“withコロナ”の母訪問ニュールールが決まった。
日中数時間だけの母との面会。夕方には母と別れて私と妹は自由に過ごす。
後になってわかるのだが、この新パターンが中々母に好評で、私たちの訪問スケジュールに選択肢が加わることになる。新しいライフスタイルのきっかけはこんなところにもあるのだ。
さて、私と妹は新幹線の時間を繰り上げ、11時には向こうで借りたレンタカーで母をお迎えに上がる。10月下旬のN県は紅葉の彩りが始まり、ちょうど1年前母の引っ越しで訪れたこの街の景色と重なる。もう一年か、コロナ禍で驚くことばかりの2020だが母の新生活が順調で良かった。
施設の駐車場を避け、隣のセブンイレブンの駐車場で母を待つ。
手を振りながら現われた母は、7か月前に会った時より随分スマートというか一回り小さくなり。ヘアカラーをやめた髪は上品な白髪になっていた。
「86歳、やっとひとり」 ~ 母の「サ高住」ゆるやか一人暮らし
「何も起きないのが何より」の母のたよりと、「おひとりさまシニア予備軍」(=私と妹)の付かず離れずの日乗。
【ここまでの展開】
「最後は(故郷)〇〇山の見えるホームで暮らすの💗 」 60代前半から”終の棲家”プランを持っていた母がついに行動に出た。気に入った施設も決まり、引越しを経ていよいよ母の”新生活”一年目が始まった。
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