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納豆のことを普通くらい好きになった話

普通に納豆が好き。
である。
毎日食べます。
てほどではないけど二日に一回は。

ちょっと前まで夕飯に絶対納豆は欠かせなかった。
今や定番化しつつあるカレーに納豆ももちろんするし、納豆が登場するには無理のあるメニューにも何とか納豆をねじ込もうとしていた。

大好きなもので、かつ、それがカラダにも良いとなると、納豆好きは更に加速した。
いつから続けているか忘れてしまったくらい納豆は私の生活の一部だった。
上戸彩も納豆好きであることを知り、納豆の良さがわかる自分をより誇らしく感じた。

ここ最近それが少し崩れつつある。
私はご飯を食べ始めてすぐは納豆に手を付けず、ラストに納豆用に残したご飯で納豆を食べるというのをやってきた。

ある時、納豆のパックを手に取って、いらないかも今日…と思う日があった。
しかし、そんなことがあるはずはないので開封し食べ始めた。

いらなかった…

まさかの感情。
いつもこだわりの同じ納豆を食べているわけではないが、いつも食べている納豆レパートリーのうちのひとつではあり、それが不味いというわけではもちろんなかった。

それからというもの、今日はいらないな…と冷蔵庫から出す瞬間に気付く日も増えてきた。
食べようとして冷蔵庫に戻しに行く日もある。

私と納豆の関係は一日に一、二個から、二日に一個くらいに変化していった。

当たり前のようにそこにある納豆がないことで、別のおかずでご飯を頬張る美味しさも思い出した。

しかし、納豆とのほどよい距離を保って関係は続く。もちろん嫌いではなく、むしろ、好きではあるのだ。

もしかして、ムリなく、より良い関係になれたかも?

普通に納豆が好きという私も正直で悪くない。

#エッセイ #日記 #納豆 #ごはん #変化

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